ドローンは操縦が難しくハードルが高そうに見えますが、近年はおもちゃ感覚で安全に楽しむことができる機種が数多く登場しています。
価格も数千円~1万円前後とリーズナブルなため、子供へのプレゼントにもおすすめです。
しかしドローンの普及拡大に伴い次々に新しいドローンが発売されている現在、どんな基準でどのような機種を選べば良いのか迷う方も多いことでしょう。
そこで今回は、子供のおもちゃとして最適なドローンの特徴や選び方、おすすめの機種などをご紹介いたします。
ドローンの使用前に知っておくべき法規制についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 子供のおもちゃに最適なドローンの選び方
- 本格的なドローンとの違い
- 子供のおもちゃにおすすめのドローン
- おもちゃドローンの楽しみ方
子供のおもちゃに最適なドローンの選び方
子供のおもちゃとしてドローンを購入する場合、大人が扱う場合とは異なる観点で機種を選ぶ必要があります。
まずは子供のおもちゃに最適なドローンを選ぶ際、特に注目するべき3つのポイントをご紹介いたします。
安心・安全設計のドローン
子供に遊ばせるドローンにおいて最も重要なポイントが、安全性です。
ドローンはプロペラを高速回転させて飛行するため、素手で触れると怪我につながります。
子供の場合は興味本位で触れてしまったり、操作ミスで自身や人にドローンをぶつけてしまう可能性があるため、事故を防ぐためにも「プロペラガード」が付属している機種を選びましょう。
プロペラの外周だけでなく、上部まで囲う設計のプロペラガードであればより高い安全性に期待ができます。
また、バッテリーの電圧が低下したら警告してくれる機能や緊急時に自動飛行して帰還するモードなど、安全性を向上させる機能が搭載されているかどうかにも注目すると良いでしょう。
操作性が簡単なもの
ドローンは空中で全方位へ自在に移動することができる反面、操作性が非常に複雑なため慣れが必要です。
子供でも気軽に遊べるドローンを購入するなら、以下のように安定した操作をサポートしてくれる機能が搭載された機種を選びましょう。
- 高度維持機能:操作をしなくても自動的に空中で静止(ホバリング)する機能
- ヘッドレスモード:機体の向きが変わっても操作が反転しない機能
- ワンキー操作:ボタン操作だけで離着陸などを行える機能
子供の趣味や好みに合ったドローン
一口にドローンと言っても、レーシーでかっこいいデザインのドローンやポップなカラーリングのかわいいドローン、カラフルなLEDライトで光るドローンなど様々なデザインがあります。
また、子供向けのドローンは対戦機能やカメラによる撮影機能など、楽しみ方の幅を広げてくれる機種が搭載されていることもあります。
子供に喜んでもらえるドローンをプレゼントするなら、「デザイン」「遊び方」などの観点から本人の趣味・好みに合いそうな機種を選ぶことも大切です。
本格的なドローンとは何が違う?
子供向けのドローンは「トイドローン」と呼ばれるタイプであり、一般的にドローンと呼ばれている本格的なタイプの機種とは異なります。
トイドローンとドローンにおいて最も分かりやすい違いは、機体の重量です。
トイドローンの機体重量は100g未満と軽量ですが、本格的なドローンは100gを超えています。
日本ではドローンの飛行場所・方法に関して「航空法」などの法律で規制ルールが設けられていますが、その対象となるのは100g以上のドローンです。
そのためトイドローンはドローンと違い、軽くて扱いやすいだけでなく航空法を気にせず比較的自由に飛行させることができます。
ただしトイドローンでも遵守が義務付けられているルールがあるため、注意が必要です。
また、トイドローンはドローンよりも機能がシンプルなため、点検・測量・調査・農業・ショーなどビジネス用途での活用は難しいという違いもあります。
子供のおもちゃにおすすめのドローンの種類と特徴
子供のおもちゃとして最適なトイドローンをさらに細分化すると、「ミニドローン」「キッズドローン」に分けることができます。
ミニドローン(手のひらサイズのドローン)
ミニドローンにおける具体的な定義は決まっていませんが、一般的には手のひらサイズかつ重量100g未満のドローンを指す言葉として使われています。
ミニドローンのほとんどは子供が遊ぶことを想定してプロペラガードが搭載されており、室内でも安全に遊ぶことができます。
ただし小型で軽量なぶん天候の影響を受けやすく、風の強い日に屋外で飛ばすと流されて紛失する恐れがあります。
屋外でミニドローンを使う場合は当日の天候を確認したうえで、可能な限り保護者の目の届く範囲で遊ばせることが大切です。
キッズドローン
ミニドローンと同様に明確な定義づけはされていませんが、キッズドローンと呼ばれる機種は個性的なデザインでより「おもちゃ」としての性質が強い傾向にあります。
大半のミニドローンはプロペラが4つ搭載されたクアッドコプター型の機体で、コントローラーのスティックやボタンでラジコン的な操作性を楽しむことができます。
一方でキッズドローンは手の動きだけで機体を操ったり、キャラクターの形をした機体を飛ばしたりなど、ラジコンというよりは「空を飛ぶおもちゃ」のような感覚で楽しめる機種が多いです。
子供のおもちゃにおすすめのドローンはどこで買える?
トイドローンは、実店舗・ネット通販のどちらからでも簡単に購入することができます。
子供向けのトイドローンを販売している主なショップの種類は、以下の通りです。
トイザらス
大手おもちゃ販売店として有名なトイザらスでは、子供向けの小型ドローンやキャラクターを模したキッズドローンなどを複数販売しています。
ラインナップとしては中国のラジコンメーカーである「ジョーゼン」製トイドローンの他、トイザらスが限定販売しているトイドローンもあります。
実店舗の他、公式オンラインショップでもドローンを購入することが可能です。
トイザらスで販売されているドローンについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
家電量販店
ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ヤマダ電機など、大手家電量販店では子供向けトイドローンやDJI製の高機能なカメラドローンも販売されています。
品揃えが豊富で、店舗によってはドローン専門のインストラクターが常駐していることもあります。
多くのドローンを実際に見て確かめつつ、スタッフからアドバイスを受けながら購入を検討することができるのは家電量販店ならではのメリットです。
Amazonや楽天などのECサイト
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、大型ECモールではメーカーを問わず様々な子供向けトイドローンが販売されています。
実店舗の中では比較的品数が豊富な家電量販店をはるかに超える販売数が特徴で、自宅にいながら気軽に好きなドローンを購入することが可能です。
ただしECモールには子供向けドローンだけでなく、高機能な空撮用ドローンや産業向けドローンなど本格的かつ高価なドローンも数多く存在します。
子供向けドローンと本格的なドローンが混在している中、ベストな機種を見つけることは難しいものです。
ECモールはキーワード検索に加え、「対象年齢」や「メーカー」などの要素で絞り込み検索を行うことも可能です。
そのような機能を上手く活用しながら、子供に最適なドローンを探してみましょう。
ディスカウントストア など
日用品・家電製品・食料品などジャンルを問わずリーズナブルな価格で販売しているディスカウントストアでも、ドローンを購入することができます。
身近な場所にディスカウントストアがあり、家電量販店やドローンショップなどは敷居が高く感じる方におすすめなショップです。
例えば全国各地に店舗を展開している日本最大級のディスカウントストア、ドン・キホーテでは一部店舗にて1万円以内で購入可能なトイドローンが販売されています。
ドローンを販売しているドン・キホーテの店舗や販売されているドローンの詳細は、以下の記事でまとめています。
子供のおもちゃにおすすめのドローン
子供のおもちゃに適したドローンの選び方や販売店を知っていても、実際に様々なドローンから選ぶとなれば迷う方も多いことでしょう。
ここでは5千円以下・5千円〜1万円前後の価格帯に分けて、子供のおもちゃにおすすめのドローンを20種類ご紹介いたします。
商品ごとの特徴や重量、スペックなども一緒にご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
5千円〜1万円前後の子供向けドローン
5千円〜1万円前後の価格帯は、子供向けのトイドローンと言えど高性能な機種も複数あります。
中には機体重量が100gを超える機種もあるため、情報をよく確認のうえ子供の希望に合わせて購入しましょう。
ジーフォース LEGGERO GB180
日本のラジコンメーカーである、ジーフォース性のカメラ付きトイドローンです。
1万円程度とカメラ付きドローンとしては非常にリーズナブルな設定でありながら、4K写真・2K動画の撮影が可能という優れたスペックを備えています。
カメラはチルト回転でフレキシブルな調整が可能なため、様々な角度から思い描くままの構図を写真・映像に反映させることができます。
そのため、ドローン空撮に興味のある子供へのプレゼントに最適なドローンの1つです。
機体底部のボトルカメラには ビジョンセンサーが搭載されており、映像のズレを検知して姿勢を自動で制御する仕様になっています。
操作を行うまで機体はその場でホバリングを続けるため、ドローンの練習機としてもおすすめです。
価格 | 11,200円~ |
サイズ | 102×136×36mm |
重量 | 60g |
カメラ画質 | ・写真:3840×2160p ・動画:1920×1080p |
飛行可能時間 | 約10分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 12歳以上 |
機能 | 高度維持機能 など |
京商 LIVE STYLE Type-300HD TS050
日本の老舗ラジコンメーカー京商のブランドである、「Kyosho Egg」のラインナップに含まれるトイドローンです。
Type-300HDにはTS050とTS051の2種類があり、今回ご紹介するTS050は100万画素の写真・動画撮影に対応した比較的リーズナブルなモデルとなっています。
機体にはオプティカルフローセンサーを搭載しており、底面のカメラが距離と位置を光学的に測定する「モーショントラッキングモジュール」という仕組みでホバリング時の姿勢を自動的に補正します。
さらに6軸ジャイロセンサーも採用しており、子供でも非常に安定した飛行がしやすいことが特徴です。
付属のプロポ単体・専用アプリをインストールしたスマートフォン単体・プロポとスマートフォンの組み合わせという、3通りの操縦方法で楽しむことができる点も魅力です。
価格 | 9,878円~ |
サイズ | 110×110×30mm |
重量 | 35g |
カメラ画質 | ・写真:100万画素 ・動画:100万画素 |
飛行可能時間 | 約6分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 10歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3段階スピード切り替え機能 など |
ジーフォース GRANFLOW
薄型でスタイリッシュな機体デザインが印象的な、ジーフォース製のカメラ付きトイドローンです。
GRANFLOW最大の特徴として「デュアルカメラシステム」が採用されており、機体の正面と真下に搭載されたカメラによる撮影が可能です。
撮影シーンに合わせてアングルを切り替えながら、写真や動画を撮影することができます。
さらにモーター部分がコネクタ式になっていることもGRANFLOW独自のポイントで、定期的な交換が必要なモーターを取り替えやすくなっています。
また、「LEGGERO」と同じくオプティカルフローセンサーを搭載しており、安定したホバリング操作が可能です。
「オリエンテーションモード」というヘッドレスモードと同等の機能や、スイッチ1つで機体が宙返りする「3Dフリップ」など、シンプルな操作で多彩な飛行方法を実現できる機能が充実しています。
ただし機体重量は100gを超えているため、航空法の規制ルールに注意しながら飛行させる必要があります。
価格 | 6,680円~ |
サイズ | 188×258×59mm |
重量 | 162g |
カメラ画質 | 【フロントカメラ】 ・写真:1280×720p ・動画:1280×720p 【ボトムカメラ】 ・写真:640×480p ・動画:640×480p |
飛行可能時間 | 約11~12分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3Dフリップ機能 など |
ハイテック L6059-R2
日本のラジコン・ドローン製品輸入ショップであるハイテックジャパンから販売されている、カメラ付きトイドローンです。
他社製ドローンではなかなか見られない縦長なフォルムの機体が特徴で、アームを折りたたむと500mlペットボトルと同等のサイズ感になります。
機体に搭載されたカメラには高精度レンズを採用しており、スマートフォン上から鮮明な画像・映像を楽しむことが可能です。
スマートフォンの画面を指でなぞるとそのラインの通りにドローンが自動飛行する機能もあり、空撮の楽しみ方が広がることでしょう。
また、機体が45°以上傾くとローターが緊急停止する機能が搭載されており、風にあおられたり制御ができなくなったりした場合もロストしてしまう可能性が低くなっています。
価格 | 18,480円~ |
サイズ | 290×290×180mm |
重量 | 170g |
カメラ画質 | ・写真:1280×720p ・動画:1280×720p |
飛行可能時間 | 約7~8分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 不明 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(着陸) ・ライントレース機能 など |
Holyton DEERC カメラ付き ミニドローン D23
中国の大手トイドローンメーカー、Holy Stoneの姉妹ブランドであるHolyton製のミニドローンです。
手のひらサイズの機体にはブルー・ライトグリーンのLEDライトを搭載したプロペラが備わっており、きれいに発光しながら飛行します。
すべてのライトが点灯し続ける他、時計回りに点滅・斜めのライトが点滅・片方のライトのみ点灯などライトの光り方もバラエティ豊かです。
プロペラには外周に加え情報も保護するプロペラガードが装着されているため、安全性も高いドローンとなっています。
機体にはFPV飛行を可能とするWi-Fiカメラが搭載されており、カメラに向かってハンドサインをすると自動で写真撮影が行われます。
他にも機体を手で放り投げると旋回飛行しながら戻ってくるブーメランモード、ワンキー操作で3Dフリップを行う機能など、ドローンの楽しみ方の幅を広げる機能が豊富に搭載されていることが魅力です。
価格 | 5,999円~ |
サイズ | 124×133×36mm |
重量 | 53g |
カメラ画質 | ・写真:1280×720p ・動画:1280×720p |
飛行可能時間 | 約7分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 不明 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(離着陸/3Dフリップ) ・ブーメランモード ・ジェスチャー撮影機能 など |
Holy Stone ミニドローン HS420
Amazonで販売中のHoly Stone製ドローンの中では特に高い評価を得ている、カメラ付きのミニドローンです。
プロペラの外周と上部を覆う格子状のプロペラガードを装着しており、ロボットのようなかっこいいデザインを好む子供へのプレゼントにも適しています。
本体を手から放り投げると自動的に飛行を開始する「手投げテイクオフモード」が搭載されており、遊びたくなったらいつでも気軽に起動できることが特徴です。
また、専用アプリをインストールしたスマートフォンによる操縦にも対応しており、スマートフォンを傾けると機体もその通りに方向を変えます。
ドローンの操縦が苦手な子供も、意のままに機体を操れることでしょう。
バッテリーは3個付属しており、合計で18分間と比較的長時間遊ぶことができます。
価格 | 6,871円~ |
サイズ | 84×90×34mm |
重量 | 31g |
カメラ画質 | ・写真:1280×720p ・動画:1280×720p |
飛行可能時間 | 約6分(バッテリー1個あたり) |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(離着陸/3Dフリップ) ・手投げテイクオフモード ・ジェスチャー撮影機能 など |
Holy Stone 対戦型ドローン HS450-B
レッドのミニドローンとイエローのミニドローンが1台ずつ同梱されている、2人用の製品です。
それぞれの機体には赤外線レーザーを発射する機能があり、同時に飛ばしながら赤外線レーザーを当てて攻撃しつつ対戦して遊べるというユニークな仕様となっています。
もちろんドローンの操縦そのものを楽しむことも可能で、内蔵された高度気圧センサーの働きにより子供でも安定的に飛行させやすいドローンです。
また、手で機体を30°ほど傾けながら投げると自動的に飛行を開始し、手元に戻ってくる「ブーメランモード」も搭載しています。
プロペラには全方位を覆う格子状のプロペラガードも標準装備されているため、室内でも安全に遊ぶことができます。
家族や友人と一緒に遊んで楽しむことができるドローンをプレゼントするなら、最適と言える機種です。
価格 | 9,260円~ |
サイズ | 83×39×39mm |
重量 | 35g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約6分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(離着陸/3Dフリップ) ・ブーメランモード ・緊急停止機能 など |
トイザらス ナイトホーク スタントドローン
トイザらスで限定販売されている、オリジナルのトイドローンです。
スマートなアーム部分にLEDライトが内蔵されており、飛行させながら7色のライト演出を楽しむことができます。
子供向けドローンには重要な高度維持機能やワンキー操作による離着陸機能も搭載されており、子供でも気軽に遊ぶことができる操作性の良いドローンです。
さらに16種類のスタントアクションモードで、高度な操縦テクニックがなくてもダイナミックな飛行を堪能することができます。
価格 | 4,999円 ~ |
サイズ | 289×51×289mm |
重量 | 60g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約11分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 8歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード・ワンキー操作(離着陸)・2段階スピード切り替え機能 など |
ジーフォース DRESSA
5色のボディカバーが付属している、手のひらサイズのトイドローンです。
アーム部分は折りたたみ可能となっており、収納時は洋服のポケットにすっぽりと収まるサイズ感になるためどこへでも気軽に持ち運ぶことができます。
ボディカバーはホワイト・イエロー・マゼンダ・ブルー・ライムグリーンがあり、気分に合わせて取り替えながら遊べることもDRESSAならではの特徴です。
見た目だけでなく、オートホバリング機能やヘッドレスモード、ボタン操作だけで機体が宙返りするフリップモードなどが搭載されており、操作性においても優れています。
屋内向けのミニドローンでありながら、バッテリー1個あたり8分間の飛行を実現する性能もポイントです。
価格 | 6,400円~ |
サイズ | 76×76×30mm |
重量 | 32g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約8分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 10歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(360°フリップ) など |
ジーフォース moova GB451
ジーフォース製のコンパクトな折りたたみ式ミニドローンです。
プロペラのアーム部分を内側に折りたたむと手のひらに収まるほどのコンパクトサイズになり、ポケットに入れてどこにでも持ち運ぶことができます。
機体に気圧センサーを搭載しており飛行中も安定した姿勢を自動で保つ他、離着陸の際はボタン1つで実行可能な昨日も搭載。
操縦に慣れていない子どもでも簡単に楽しむことができる、シンプルな操作性が特徴です。
また、センサー類の他にカメラも内蔵されており、手動で最大90°まで角度調整が可能です。
水平方向から真下まで、好きなアングルで写真や動画を撮影することができます。
専用アプリをインストールすればスマートフォンとの連携も可能で、アプリ上に指でラインを描くとドローンがその通りに自動飛行する「トラッキングフライトモード」も搭載されています。
価格 | 6,280円~ |
サイズ | 68×63×29mm |
重量 | 29g |
カメラ画質 | ・写真:1280×720p ・動画:1280×720p |
飛行可能時間 | 約4~5分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ワンキー操作(離着陸) など |
CCP ナノドローンカメラ Type2
ラジコンやドローンなどの電動おもちゃメーカーである株式会社シー・シー・ピー製で、現在は親会社のバンダイから販売されているミニドローンです。
メタリックなレッドとブラックの組み合わせで、かっこいい機体デザインとなっています。
気圧センサーによる高度維持機能が搭載されている他、ヘッドレスモードも使うことができるため、子供や初心者に最適なドローンです。
機体に搭載されたカメラは30万画素で写真・動画を撮影することができ、別売りのマイクロSDカードを使えばデータの保存も可能です。
撮影した写真や動画は後からPCで確認できるため、加工をしてSNSなどにアップするなどの楽しみ方もできることでしょう。
最高速度を3段階まで調整できる機能もあり、ゆっくりと練習をしたい初心者からスピード感のある飛行を楽しみたい経験者まで幅広く遊べるドローンです。
価格 | 6,490円~ |
サイズ | 75×75mm |
重量 | 不明 |
カメラ画質 | ・写真:30万画素 ・動画:30万画素 |
飛行可能時間 | 約4分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 10歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3段階スピード切り替え機能 など |
CCP リアルライブテトラル フルガード
シー・シー・ピー製ミニドローンのひとつで、全方位型のプロペラガードが装着されているため屋内での飛行も安全に楽しむことができます。
爽やかなブルーカラーと格子状のプロペラガードで、かっこよさと子どもにとって親しみやすさを兼ね備えたデザインです。
30万画素の写真・映像撮影に対応したカメラが搭載されており、スマートフォンと専用アプリでリアルタイムに映像を確認しながら操縦することができます。
VRゴーグルにも対応しているため、FPVドローンの入門機としてもおすすめです。
スマートフォンをコントローラーにして操縦したり、画面上に指でなぞったルートの通りに自動飛行させることも可能です。
気圧センサーによる高度維持機能で、付属のコントローラーを使った操縦も簡単に行えます。
価格 | 9,438円~ |
サイズ | 70×70mm |
重量 | 不明 |
カメラ画質 | ・写真:30万画素 ・動画:30万画素 |
飛行可能時間 | 約4分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 10歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(360°フリップ) ・3段階スピード切り替え機能 など |
5千円以下の子供向けドローン
トイドローンの中には、5千円以内で購入することができるリーズナブルな機種もあります。
近年は安さと機能性の良さを兼ね備えている機種が多くそのほとんどが100g未満であるため、子供が初めて触れるドローンを探している方には特におすすめです。
ジョーゼントイザらス ジャイロマスター G40 AH
中国のドローンメーカーである、ジョーゼン製のトイドローンです。
AmazonやYahoo!ショッピングの他、トイザらスでも販売されています。
気圧センサーを搭載しており自動で高度を維持してくれる他、ヘッドレスモードやワンキー操作による自動着陸機能なども搭載。
価格は最安で5,000円程度とリーズナブルですが、操縦に不慣れな子供や初心者に嬉しい機能が充実しています。
プロペラガードも付属しているため人や障害物との接触による事故のリスクが低く、室内でも安心して遊ぶことができます。
価格 | 4,997円 ~ |
サイズ | 135×140×30mm |
重量 | 50g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 不明 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 15歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(着陸) ・3段階スピード切り替え機能 など |
Holyton こども向けドローン HT30
他のミニドローンとは一線を画す、真四角なフォルムが印象的なHolyton製ドローンです。
プロペラを上下左右すべての方向から保護するプロペラガードと本体が一体化しており、個性だけでなく安全性にも優れています。
HT30におけるもう1つの特徴として、「放り投げモード」と「ワンキー起動モード」という2通りの離陸方法があることにも注目です。
放り投げモードでは手のひらに乗せた機体を上向きに放り投げることで、自動的にホバリングが開始されます。
一方でワンキー起動モードは、付属のプロポにある起動ボタンを押すだけで離陸する機能です。
高度維持機能やヘッドレス機能など安定した操縦をサポートする機能と相まって、操縦ミスによる事故のリスクを大きく抑えた仕様になっています。
安全性・機能性・デザイン性と様々な要素において優れたドローンでありながら、定価は5,000円未満というコストパフォーマンスの高さで人気を集めている機種です。
価格 | 4,990円~ |
サイズ | 105×90×35mm |
重量 | 41g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約6分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ワンキー操作(離着陸/360°フリップ) ・放り投げモード ・3段階スピード切り替え機能 など |
Holyton ドローン HT20
全方位型のプロペラガードが付いた、安全性・耐衝撃性に優れたミニドローンです。
飛行中に機体に触れても怪我をする心配がなく、空中で機体を掴んで裏返すと機能が停止する仕様となっているため緊急時はいつでも中断することができます。
HT20にはプロポから機体を離陸させる「リモコンモード」の他、「手投げテイクオフモード」で手から放り投げて飛行を開始できる機能があります。
さらに手で機体を水平に投げると自動で旋回飛行をして戻ってくる「ブーメランモード」、専用のボタンを押すと操縦者の周りを自動で旋回飛行する「ホバリングモード」も搭載。
プロポと手の両方で、ドローンを自由自在に操る楽しさを体験することができます。
また、機体に内蔵された高精度赤外線センサーにより、自動的に障害物を回避する機能も搭載しており機能面からも安全な飛行をサポートしてくれます。
価格 | 4,590円~ |
サイズ | 91×84×33mm |
重量 | 31g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約7分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ワンキー操作(離着陸/360°フリップ) ・手投げテイクオフモード ・障害物回避機能 ・緊急停止機能 ・3段階スピード切り替え機能 など |
Holy Stone ミニドローン HS210
Holy Stoneにおける定番商品とも言える、シンプルなミニドローンです。
レーシングカーを思わせるデザインが特徴で、かっこよさに加えプロペラガードによる安全性も兼ね備えています。
わずか22gと超軽量型な機種でありながら、耐衝撃性を考慮したデザインと柔軟性のある素材で障害物と接触しても壊れにくい頑丈さを実現していることもHS210の特徴です。
気圧センサーによる高度維持機能で、子供から大人まで誰でも簡単に操縦を楽しむことが可能です。
さらに6軸ジャイロ飛行制御システムによる姿勢制御が、飛行時の安定性をさらに高めます。
なお、HS210に機体にカメラが搭載された「HS210 pro」という派生モデルも販売されています。
価格 | 4,950円~ |
サイズ | 80×80×30mm |
重量 | 22g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約7分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ワンキー操作(離着陸/360°フリップ) ・手投げテイクオフモード ・緊急停止機能 ・3段階スピード切り替え機能 など |
SNAPTAIN H823H
リーズナブルなトイドローンの数々を製造・販売している中国のメーカー、SNAPTAIN製のミニドローンです。
ブラックを基調とした本体に、ライトブルーのプロペラを組み合わせてクールな印象を与えるデザインとなっています。
プロペラの全方位を覆うプロペラガードが本体と一体化しており、屋内での飛行も安全に楽しむことができます。
従来モデルからさらに改良された6軸ジャイロ飛行制御システムを採用し、細やかな飛行制御で安定性の向上を実現。
高度維持機能も働くため、操縦が不慣れな子供でも慌てずに練習することができます。
H823Hは最大30mの長距離飛行も可能ですが、フェールセーフシステムが搭載されているため万が一信号が切断されても自動的に帰還します。
バッテリーは3個付属しており、合計で20分程度の飛行が可能です。
価格 | 3,599円~(現在購入不可) |
サイズ | 68×75×24mm |
重量 | 23g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約6~7分(バッテリー1個あたり) |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ワンキー操作(離着陸/360°フリップ) ・低電圧アラーム機能 ・3段階スピード切り替え機能 など |
4DRC 4D-V8
中国のドローン・ラジコンメーカーである4DRCの、カメラ付きミニドローンです。
ドローン本体にセンサーが搭載されており、飛行中に手を近づけるとその動きで機体の移動方向を操ることができます。
プロペラは全方位型のプロペラガードで覆われているため、万が一触れてしまったり障害物と接触しても怪我をするリスクが低く安全です。
さらに障害物回避機能も搭載されているため、自ら家具・壁・天井などを避けて飛行します。
機体に内蔵された720pカメラで、鮮やかな写真・動画を撮影することも可能です。
専用アプリをインストールしたスマートフォンを通して、リアルタイム映像を確認しながら操縦するという楽しみ方もできます。
価格 | 4,890円~ |
サイズ | 130×110×39mm |
重量 | 50g |
カメラ画質 | ・写真:1280×720p ・動画:1280×720p |
飛行可能時間 | 約7~8分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 14歳以上 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(離着陸/360°フリップ) ・障害物回避機能 ・3段階スピード切り替え機能 など |
DEERC YC003
中国のドローン・ラジコンメーカーであるDEERC製のキッズドローンです。
UFOを思わせる円盤型のフレームが特徴で、プロポではなく手のジェスチャーで機体を操ります。
手を本体に近づけると、手がある場所と真逆の方向へ移動するというシンプルな操作方法です。
プロポによる細やかな操縦が不要であり、空飛ぶ円盤を自分の手で自在に操ることができる楽しさを誰でも体験することができます。
本体にはカラフルに光るLEDライトが搭載されており、暗い部屋の中で飛ばして楽しんでも良いでしょう。
プロペラ部分は格子状のフレームで完全に囲われているため、人・家具・天井・壁に触れても事故にならず安全です。
また、軽量かつ柔軟性・耐衝撃性に優れたABS素材を採用しており、ドローン本体も壊れにくくなっています。
価格 | 2,999円~ |
サイズ | 110×110×85mm |
重量 | 31g |
カメラ画質 | – |
飛行可能時間 | 約5~8分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 不明 |
機能 | ・高度維持機能 ・ジェスチャー制御機能 ・障害物回避機能 ・2段階スピード切り替え機能 など |
Tech RC TR008W
日本・アメリカ・EU諸国でドローンやラジコンを販売している、Tech RC製のカメラ付きドローンです。
スマートフォンとの連携が可能で、1人称視点のリアルタイム映像を楽しんだり写真を撮影することができます。
アプリ上に指でラインを描くとドローンがその通りに移動する「軌跡飛行モード」、ボタン操作だけで機体が1回転する「フリップ機能」が搭載されており、操縦に慣れていなくても思い通りの動きをドローンに反映させることができます。
飛行中にバッテリー残量が少なくなるとライトを点滅させて警告する、「低電圧アラーム機能」でバッテリー切れによる墜落・紛失を防止できることも特徴です。
バッテリー1個あたり10分間の飛行が可能で、予備バッテリーと合わせれば最大20分間の長時間飛行を楽しむことができます。
価格 | 4,999円~ |
サイズ | 130×130×30mm |
重量 | 42g |
カメラ画質 | 不明 |
飛行可能時間 | 約10分 |
プロペラガード | あり |
対象年齢 | 不明 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・低電圧アラーム機能 ・3段階スピード切り替え機能 ・ワンキー操作(離着陸/360°フリップ) など |
おもちゃのドローンの楽しみ方
ドローンはラジコン感覚で操縦することができるため、単純な飛行だけさせても十分に楽しむことができます。
しかし操縦に慣れてくると、ただ飛ばすだけでは物足りないと感じることもあるはずです。
ここでは、子供向けドローンの楽しみ方がさらに広がるおすすめの遊び方をご紹介いたします。
レース
決められたコース内でドローンを飛行させ、その早さを競うイベントが「ドローンレース」です。
操縦スキルさえ磨けば性別・年齢関係なく誰でも対等に参加することができ、小学生や中学生など若いレーサーも数多く活躍しています。
ドローンレースの中には目視でドローンを操縦するだけでなく、FPVゴーグルを使う「FPVドローンレース」や超軽量型ドローンのみで競争する「マイクロドローンレース」など、様々な種類があります。
一見すると敷居の高そうな分野に思えますが、近年はショッピングモールやドローン体験会などのイベントなど、一般的なファミリー層が多く集まる場所でのレースも増えています。
目視のドローンレースやマイクロドローンレースは比較的手軽に参加することができるため、ドローンに慣れてきたお子様が最初に挑戦するイベントとしておすすめです。
なお、FPVドローンレースに関しては、目視の操縦とは違った難しさがあるうえにFPVゴーグルも用意する必要があるためやや敷居が高いレースと言えます。
さらにFPVドローンレースに使用されている機体のほとんどは5.8GHz帯の電波が使われており、無線免許や無線局の開局が必要です。
操縦者本人や保護者の方が備えるべき知識は多いですが、その分ハイスピードで臨場感あふれるレースを楽しむことができるという魅力はFPVドローンレースでしか味わえません。
ゲーム
ドローンを使って操縦技術を競う楽しみ方は、レースだけではありません。
機体に別の要素を加えたり、機能を活かしたりして以下のようなルールで楽しむこともできます。
ドローンファイト
「ドローンファイト」とは、ドローンを使ってコース上に設置された風船を割るというゲームのことです。
スタートの掛け声と同時にミニドローンを起動させ、制限時間の中で最も早く風船を割ることができたプレイヤーの勝利となります。
操作が簡単なミニドローンを使うため、子供から初心者の大人まで誰でも気軽に参加することができます。
ルールはシンプルながらも、確実に勝利するためには自分で飛行コースを試行錯誤しながら風船を割らなければならないという奥深さがあります。
ドローンファイトの大会は一般財団法人ドローンファイト協会が主催しており、2019年から現在に至るまで国内各地で行われています。
ドローン同士の対戦
おすすめドローンとしてご紹介した「Holy Stone 対戦型ドローン HS450-B」など、対戦機能を搭載しているドローンで遊ぶという楽しみ方もあります。
先述の通り対戦機能付きドローンは赤外線レーザーの発信が可能で、相手のドローンにレーザーを当てて撃ち落とすことが可能です。
空中をスピーディに飛び回る機体同士の対戦はドローンならではのダイナミックさがあり、FPSゲームのような楽しさを体験できることでしょう。
相手のレーザーに当たらず素早く攻撃するためには高速飛行や旋回による回避などの動きも重要になるため、ドローンの操縦技術を上達させたい場合にもおすすめです。
ドローンフィッシング
ドローンに餌をぶら下げて水上まで飛行し、そこから餌を落とすことで釣りをすることもできます。
通常の釣りよりも狙った場所へ的確に餌を落としやすいことがメリットで、YouTubeでは海外ユーザーを中心にドローンを使った釣りの動画も多数アップされています。
ただし、日本でドローンフィッシングを行う場合は航空法で規制されている「物件投下」に該当します。
100g未満の機体であれば問題ありませんが、100g以上の機体を使うのであれば国土交通省への許可申請を行いましょう。
加えて海岸でのドローンフィッシングは船舶の航行に影響が生じる可能性があるため、海上保安部への事前申請も必要です。
各機関への許可申請に不安がある方は、水中移動が可能な「水中ドローン」を活用するという手もあります。
現時点(2023年4月)で水中ドローンに関する規制はなく、機種によってはフィッシングに特化したタイプもあるためドローンフィッシングには最適です。
ドローンダーツ
ドローン販売やスクール事業などを手掛けている、「SKY FIGHT」発の遊び方です。
一定の範囲ごとに得点を定めて目印を貼り付けた台の上にドローンを下降させ、ダーツのように高得点を狙います。
ミニドローンであれば簡単な準備だけで屋内でも楽しめる方法なので、家族や友達と一緒にドローンで遊びたいときにおすすめです。
空撮
カメラ付きのドローンなら、操縦だけでなく上空からの視点で写真・動画を撮影することができます。
ドローンを使った空撮では地上からの撮影では表現できないダイナミックな構図も可能となるため、写真や映像制作に興味があるお子様には特におすすめな方法です。
別途microSDカードを用意すれば撮影した写真や動画の保存ができる機種もあり、自分で編集をしてSNSや投稿サイトにアップするという楽しみ方も可能です。
安全に飛行させるために知っておきたいルールや注意点
子供向けのホビー分野においても身近な存在となりつつあるドローンですが、法律や安全などの面からいくつか注意するべき点があります。
場合によっては「知らなかった」では済まされない事態に陥る恐れもあるため、以下の点についてよく理解しておきましょう。
100g以上のドローンは規制対象となる
「選び方」でも触れましたが、航空法では機体重量が100g以上のドローンに対し規制ルールを設けています。
例えば以下に該当する場所・方法での飛行は、ドローンを飛ばすことができません。
【場所】
- 空港周辺
- 緊急用務空域
- 地上から150m以上の上空
- 人口集中地区
【飛行方法】
- 夜間の飛行
- 目視外飛行
- 第三者本人やその所有物などから30m以内の飛行
- 催し場所での飛行
- 危険物を輸送しながらの飛行
- 物件投下
- 飲酒時の飛行※
- 人に危険が及ぶような飛行※
なお、上記のうち「※」の飛行方法以外は国土交通省へ許可申請を行えば実施が可能となります。
ただし機体の重量にかかわらず、「小型無人機等飛行禁止法」や「道路交通法」、「自治体ごとの条例」などすべてのドローンにおける飛行を規制する法律も存在します。
屋外でドローンを使って遊ばせる場合、場所や飛行方法に合わせて法規制を調べておく必要があります。
ドローンの危険性を理解しておく
自宅でドローンを飛ばす場合は法規制の心配はありませんが、屋内飛行ならではの危険性も潜んでいるため注意が必要です。
子供はドローンを操縦することに夢中になり、周囲をよく見ないまま自宅の中を歩いてしまうことも珍しくありません。
段差に気が付かず転倒したり、場所によっては階段から足を踏み外したりして怪我をする恐れがあります。
また、火や包丁を使った料理中にキッチンへドローンを飛ばしてしまうと保護者への被害につながります。
家の中でドローンを使うとどんなリスクがあるのかを理解したうえで、危険なものは片付けたりドローンで遊べる部屋を決めておいたりといった工夫が大切です。
すぐに大人が助けられる状況下で飛行させる
ドローンを飛行させる場所にかかわらず、子供には可能な限り大人の目が届く範囲で遊ばせましょう。
大人が見ていれば子供が危険な飛ばし方をしても、すぐに制止することができるからです。
子供によっては操作ミスや失敗した際にパニックとなり対応しきれず、被害が拡大する恐れもあります。
一緒に遊んでいる友達や第三者、誰かの所有物などに被害が及ぶリスクを下げるためにも、大人がしっかりと安全管理を行いましょう。
子供向けドローンに関するよくある質問
最後に、子供向けドローンに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。
子供のドローン操縦は何歳からできますか?
ドローンに年齢制限はなく、何歳からでも操縦することができます。
ただし機種によっては対象年齢が設けられており、それよりも低い年齢の子供が操縦する際はより慎重に大人が安全管理を行う必要があります。
子供用ドローンはどこで飛ばせますか?
子供用のドローンのほとんどはプロペラガードが付いているため、屋外だけでなく屋内でも安心して飛ばすことができます。
なお、屋外の場合は航空法や小型無人機等禁止法などで規制された場所で飛ばすことはできません。
必ず住んでいる地域の飛行禁止区域を確認のうえ、人や第三者の所有物、建造物などに衝突する危険性がない場所で飛ばしましょう。
子供がドローンを飛ばすには資格が必要ですか?
ドローンは自動車とは違い、資格がなくても操縦することができます。
ただし、民間のドローンスクールを受講して資格を取得しておくと飛行許可申請が楽になるなどのメリットがあります。
資格によっては年齢制限が設けられていないこともあるため、お子様がドローンの知識や技術を本格的に学びたいと考えている場合は取得の検討もおすすめです。
まとめ
「ジーフォース」や「Holyton」など、国内外のメーカーから子供でも安心して遊ぶことができるドローンが数多く販売されています。
ただ飛ばすだけでなく、レース・空撮・対戦ゲームなど様々な楽しみ方があるため、誕生日やクリスマスなどのプレゼントにドローンを贈ってみてはいかがでしょうか。
子供用のドローンを購入する際は、本記事でご紹介した選び方や注意点をよく理解したうえで最適な機種を探しましょう。
どうしても迷う場合は、おすすめとしてご紹介した20種類のドローンから理想的な機種を見つけてみてください。
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