子供に人気!「Holyton」とはどんなドローンメーカー?Holy stoneとの違いも解説

更新日: 2023.06.23 公開日: 2023.03.03
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Amazonを中心に高い人気を博しているトイドローンメーカー、「Holyton」をご存知でしょうか。

似た名前のドローンメーカーにHoly stoneがありますが、製品ラインナップも似ているため具体的な違いまでは分からない方も多いことでしょう。

今回はHolytonとはどんなドローンメーカーなのか、Holy stoneとの違いや代表的機種と共に詳しく解説いたします。

この記事でわかること
  • Holytonとは
  • HolytonとHoly stoneとの違い
  • Holytonの代表的な機種
  • Holytonのの新製品発表の動向
目次

HolytonとHoly stoneの違いとは

「Holyton」とは、中国福建省に拠点を置くドローンメーカー「Holy stone」の姉妹ブランドです。

HolytonもHoly stoneが運営するドローンのブランドですが、両者はターゲット層が異なります。

Holy stoneは、初心者・子供・大人まで「幅広い層に安価で高品質なドローンを提供する」という理念のもとドローンの製造や販売を行っています。

一方でHolytonも安価かつ高品質なドローンを販売している点は同じですが、ターゲット層を子供に絞って製品を開発していることが特徴です。

Holyton(Holy stone)の歴史

Holytonの運営元であるHoly stoneは、2014年に創設し同年に日本の電子商取引市場に進出した企業です。

消費者に安価で高品質なトイドローンを提供することに注力し、創立からわずか2年で600人規模の会社へと成長を遂げました。

現在は中国や日本をはじめ、アメリカ・ドイツ・フランス・中東など世界の幅広いエリアに販売領域を広げています。

Holy stoneの歴史や概要についてはこちらの記事でより詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

世界・日本から見るHolyton(Holy stone)の現在の立ち位置

Holy stoneは創業して間もなく日本の市場に進出を遂げており、創設から4年となる2018年には販売量10万台・売上高7.5億円を突破しています。

製造に関しては日本の設計チーム・アメリカの工学研究チーム・深圳の構造研究チームという、海外と協力体制で行っていることも特徴です。

世界規模の製造体制を構築することで、高品質なトイドローンを生み出し続けています。

Holytonブランドのドローンは主にAmazonを通して販売されていますが、大半の製品が世界各国のユーザーから高評価を集めています。

Holytonは国内外問わず、優良なドローンブランドとして多くのユーザーに親しまれているのです。

Holytonドローンの特徴

Holy stone製ドローンは、先述した企業理念の通りどの製品も低価格でありながら優れた性能も兼ね備えていることが大きな特徴です。

また、製品の多くは機体重量が100gで日本における機体登録の対象とならず、これからドローンを始める初心者にもハードルが低いという魅力があります。

Holytonのドローンもその例外ではなく、およそ3,000~5,000円とリーズナブルな価格帯です。

さらに子供向けブランドであるHolytonは、個性的なデザインのドローンも複数ラインナップされていることも特徴です。

基本的にプロペラガードが搭載されているため、子供が室内で飛ばして遊ぶ際の故障・ケガといったトラブルのリスクも低くなっています。

海外のドローンメーカーはサポート面においても気になるものですが、Holy stoneは日本人ユーザーに対しても手厚いサポート体制を整えています。

HolytonドローンもHoly stoneにおけるサポートの対象であり、カスタマーサービスでは日本語でのメールに対応可能です。

購入した製品に初期不良があった場合は1ヵ月以内の問い合わせにより無料で交換、付属品なら無料で交換または割引券が提供されます。

Holytonを代表するドローン機種

数あるHolyton製ドローンの中でも、特に人気が高い代表的な機種をご紹介いたします。

1.HS330

Photo by amazon

Holy Stoneの「HS210」とよく似たデザインが特徴的な、子供向けミニドローンです。

各プロペラには全方位を保護するプロペラガードが装着されており、室内での飛行中に壁・障害物・人と接触しても故障やケガに繋がりにくくなっています。

さらに赤外線センサーと自動障害物回避機能も搭載されており、障害物を検知した際は自ら接触を回避することもポイントです。

ワンキー操作の離着陸や、機体を手から放り投げると自動的に飛行開始する「手投げテイクオフモード」で、初心者が苦戦しやすい離着陸操作も簡単に行うことができます。

バッテリーは3つ付属しており、合計で21分間の飛行が可能です。

2.HT20

Photo by amazon

格子状でかっこいいデザインのプロペラガードが装着されているミニドローンです。

HT20には付属の送信機で操縦する「リモコンモード」、手の動きで機体を操ることができる「ハンドコントロールモード」という2つの操作モードが搭載されています。

手投げテイクオフの他、機体を水平に投げると自動で旋回飛行しながら戻ってくる「ブーメランモード」も搭載されており、楽しみ方のバラエティが豊かな点が特徴です。

3段階スピード切り替え機能により自分のレベルに適したスピードで操縦が可能かつ、ボタンひとつで機体が宙返りする3Dフリップ機能により、ドローンの操縦に慣れていない子供や初心者でも気軽にドローンの楽しさを実感することができます。

3.HT02

Photo by amazon

メタリックなカラーリングがかっこいい、超小型サイズなドローンです。

プロペラガードとしてワイヤー状のフレームが2つ付属しており、機体をプロペラごと覆うように装着する個性的なドローンでもあります。

高弾性プラスチック素材を採用したプロペラガードなので、室内での飛行も安心です。

また、気圧センサーによる高度維持機能やワンキー離着陸機能、ヘッドレスモードなど安定感のある操縦をアシストしてくれる機能が豊富に搭載されています。

バッテリーが3個付属しており、合計で最大24分間と長時間の飛行ができることも特徴です。

4.HT25

Photo by amazon

折りたたみ可能なアームでポケットにも入るコンパクトサイズとなり、外出時の持ち運びがしやすいカメラ付きトイドローンです。

HS330やHT20などのミニドローンよりもやや大きめなサイズ感ですが、重量は57gと機体登録の対象外となるため子供も安心して遊ぶことができます。

機体には1920×1080Pの写真・1280×720Pの映像撮影に対応したカメラが搭載されており、ドローンの操縦だけでなく空撮も楽しみたいという子供へのプレゼントに最適です。

別売りのVRヘッドセットを揃えれば、コックピットに乗って飛行しているかのような視点をリアルタイムで楽しむこともできます。

高度維持機能やヘッドレスモードで誰でも簡単に安定感のある飛行を実現でき、バッテリーの電圧が低下したらランプで警告するという安全機能も備わっています。

5.HT30

Photo by amazon

本体と一体になった格子上のフレームがプロペラの全方位を囲い、真四角の形状をしているドローンです。

ただユニークなデザインというだけでなく、プロペラを完全に包み込む形になっているため室内で飛ばしても人や壁、家具などに傷をつける心配がありません。

飛行モードはワンキー操作で自動的にホバリングする「ホバリングモード」と自動で高速回転する「高速回転モード」の2種類を搭載しており、子供でもドローン飛行を思うままに楽しむことができます。

ヘッドレスモードや緊急停止機能なども備わっており、安心かつ誰でも安定感のある操縦を可能とするドローンです。

6.HS340

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1280×720P画質のカメラを搭載した6,000円台のドローンで、カメラ付きドローンとしては最安級の価格設定となっています。

FPV飛行に対応しており、専用のアプリをインストールしたスマホからリアルタイム映像を確認することができます。

離陸方法は手投げテイクオフや送信機のボタン操作という基本的な機能の他、「テイクオフ」と話しかけるだけで機体が離陸する「ボイスコントロール機能」の3つがあります。

また、写真撮影の際はドローンに向かってピースサインをすると自動的にシャッターを切る「ジェスチャー撮影機能」も搭載。

送信機・声・指と様々な方法で操ることができる、多機能で楽しいドローンです。

子供だけでなく、ドローンでの空撮を練習したい初心者にも適しています。

7.HT06

Photo by amazon

LEDライトを搭載したドーム状のフレームが特徴的で、小さな子供へのプレゼントにも最適なドローンです。

付属の送信機だけでなく手の動きでも操作が可能で、手投げテイクオフやサーフィン・ホバリング・トリプルリープなど多彩な飛行モードを楽しむことができます。

機体に搭載された5つの高精度赤外線センサーによる自動障害物回避機能で、人や家具などの障害物を検知すると自動的に移動方向を変えます。

フレームは軽量で耐衝撃性に優れたABS樹脂素材を使用しているため、万が一衝突しても故障やケガをしにくいという安全性の高さも特長です。

ドローンの練習機というよりは、様々な飛ばし方で遊んで楽しむためのおもちゃという性質が強いドローンと言えます。

Holyton直近の新製品発表の動向

2023年2月現在、Holytonブランドとしての新製品は発表されていません。

なお、Holy Stoneにおいて最も新しい製品は折りたたみ可能なカメラ付きドローン「HS430」です。

製品展開の動向としてはHoly Stoneドローンの製造・販売をメインとしており、Holytonドローンの製品展開は頻度が低いものと考えられます。

とはいえ、Holy Stoneのドローンも安価かつ子供でも安心して遊ぶことができる製品は多く展開されています。

子供に新しいドローンをプレゼントしたいと考えている方は、Holy Stoneの製品も併せてチェックしてみると良いでしょう。

Holytonに関するよくある質問

最後に、Holytonに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。

Q1.HolytonとHoly Stoneの違いは何ですか?

Holytonとは、「Holy Stone」が運営しているドローンブランドのひとつです。

運営会社は同じですが、Holytonはおもちゃ感覚で飛ばすことができる子供向けのミニドローンをメインに製造・販売しています。

Q2.Holytonはどこの国の会社ですか?

Holytonを運営するHoly Stoneは、中国福建省で設立したトイドローンメーカーです。

本拠地は中国ですが、製造に関わるチームは日本やアメリカにも備えています。

また、販売エリアは中国・日本・アメリカ・ヨーロッパ・中東など多岐にわたります。

Q3.Holytonドローンに日本語の説明書はありますか?

Holytonドローンは、各製品に日本語表記の取扱説明書が付属しています。

Q4.Holytonドローンは外で飛ばしても問題ありませんか?

日本国内では屋外でドローンを飛ばす際、機体重量が100gを超えると事前の機体登録手続きが必要です。

また、航空法で定められたルールを順守しながら飛行させなければなりません。

Holytonの多くは機体重量が100g未満なので、事前の機体登録が不要かつ航空法の規制対象外となっており比較的自由に外で飛行させることが可能です。

ただし公園や河川敷など、エリアによってはドローンの飛行が独自に規制されている場合もあるため管理者への事前確認をおすすめします。

Q5.Holytonはドローンの交換用プロペラもありますか?

Holytonでは、Holytonドローンに対応したプロペラ・プロペラガード・バッテリーセットなど、交換用のパーツも多数販売されています。

まとめ

Holytonとは、初心者~中級者を中心に幅広いドローンユーザーに親しまれているトイドローンメーカー「Holy Stone」が展開するブランドです。

性能の高さと価格の安さというHoly Stoneらしい魅力に加え、子供に喜ばれるユニークな機能や機体デザインを採用しているという特徴があります。

HolytonドローンはAmazonの公式ショップから購入が可能で、購入後に不具合があった場合は無料で交換してくれるというサポートの手厚さも魅力と言えます。

ドローンの練習機を探す初心者だけでなく、子供へのプレゼントとしてドローンを選ぶ方にもおすすめしたいドローンブランドです。

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