Holy Stoneはどこの国のドローンメーカー?会社概要や人気機種など解説

更新日: 2023.06.04 公開日: 2023.01.13
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Amazonや楽天市場などのECサイトにおけるドローンカテゴリでは、必ずと言っていいほどHoly Stoneのミニドローンがランキング上位に表示されています。

「ドローンと言えばDJI一強」とイメージする方も多いかと思いますが、Holy Stoneも人気度が高く独自の特徴を持っているドローンメーカーです。

そこで今回は、Holy Stoneとはどんな会社なのか?Holy Stone製のドローンにはどんな特徴があるのか?などについて詳しく解説いたします。

Holy Stoneという会社やHoly Stone製のドローンについて理解を深めることができる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

Holy Stoneとは

Holy Stone(正式名称はHoly StoneToys)とは、ドローン大国とも言える中国の福建省で設立されたドローンメーカーです。

公式サイトまたはAmazonなどのインターネット販売をメインとしており、製品のほとんどは手のひらサイズで軽量なミニドローンとなっています。

Holy Stoneは「消費者に安価で高品質なトイドローンを提供する」ことに注力しており、製品の品質を重要視しながら徹底した管理のもとで作ったドローンを製造しています。

そして、誰もがドローンの飛行体験を簡単に楽しんでほしいという理念のもとで運営しているメーカーなのです。

Holy Stoneの歴史

Holy Stoneは2014年に中国福建省で設立し、同年に日本の電子商取引市場へ進出を果たしました。

中国や日本だけでなく、アメリカ・ドイツ・フランス・中東など世界各地に販売領域を拡大させ、設立からわずか2年で600人規模の会社へと成長しています。

自社製品のサポートに関しては国内部・国外部という2つの部署で対応しており、「顧客のショッピング体験度」を重視する方針のもとアフターサービスに注力していることもHoly Stoneにおける特徴のひとつです。

他社にはない高品質な製品と手厚いサポート体制により、設立から目覚ましい速度での成長と、ミニドローンにおけるトップブランドの地位を確かなものにしたと考えられます。

世界・日本から見るHoly Stoneの現在の立ち位置

Holy Stoneの製品は世界・日本ともにAmazonのレビューにて非常に高く評価されており、良質かつシンプルな機能性と手頃な価格が相まって常に「トップセールス」のドローンとして名を連ねています。

日本では2018年時点で販売量10万台・売上高は7.5億円を突破しており、このような数字からもHoly Stoneの人気の高さが伺えます。

ドローンの製造においては深圳構造工学研究チーム・米国構造工学研究チーム・日本の設計チームを備えており、世界規模で密に連携しながら生産・品質管理体制を徹底して整えているのです。

Holy Stone製ドローンの特徴

Holy Stoneは小型・軽量な屋内用のドローンを主力製品としています。

本体重量は日本で航空法の適用外となる100g未満である機種が多く、購入後は機体登録をしなくてもすぐに飛ばすことが可能です。

機能は自動ホバリング機能やヘッドレスモードなど安定した飛行をサポートするものが多く、不慣れな人でも簡単にドローンの操縦を楽しむことができます。

加えて3,000円台から販売されているため気軽に購入でき、初めてドローンに触れる初心者にも手が出しやすいことがHoly Stone製ドローンの特徴であり大きな魅力です。

機種によっては空撮やボタン操作だけでアクロバット飛行が可能だったりと、様々なニーズに対応した機能を搭載しています。

Holy Stoneを代表するドローン機種

数あるHoly Stone製ドローンの中でも代表的と言える、人気の高い機種をご紹介いたします。

1.HS420

Photo by holystone

HS420は機体重量46gという超軽量型トイドローンでありながら、HD画質に対応したカメラを搭載していることが特徴です。

ドローンに向かって手を動かすとシャッターを切る「ジェスチャー撮影機能」があり、送信機から操作しなくても簡単にセルフィ―を撮影することができます。

手に乗せた機体を放り投げるとそのまま起動する「手投げテイクオフモード」や、ボタンひとつで機体が360°回転する「3Dフリップ機能」なども搭載しており、小さな子供でも思いのままに機体を操ることが可能です。

プロペラには全方位を保護するプロペラガードが装着されているため、屋内で飛行する場合も家の中や家具に傷をつける心配がありません。

2.HS720

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HS720は4K画質対応の広角カメラを搭載した高機能なモデルでありながら、3万円程度と非常にリーズナブルな価格で購入可能なことが特徴です。

さらに被写体を自動で追跡する「フォローミーモード」や自動で離陸地点に帰還する「リターントゥホーム機能」も搭載。

最大飛行時間は約26分と長く、便利な機能と相まって屋外での空撮をじっくりと楽しむことができます。

ただしHS720はミニドローンではなく、本体重量は460gあるため飛行前の機体登録が必要です。

3.HS210

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HS210は手のひらサイズで小型なボディと、レーシングカーのようなデザインが特徴的なトイドローンです。

プロペラの周囲を保護するプロペラガードと機体が一体化しており、飛行中に壁や障害物にぶつかっても互いを傷める心配がありません。

屋内での飛行練習や子供が飛ばして遊ぶ際も、安心して楽しむことができます。

HS210にはボタンひとつで離陸・着陸ができる機能を備えており、誰でもすぐにドローンを起動することが可能です。

高度維持機能やヘッドレスモードなど、初心者に嬉しい機能も搭載しています。

バッテリーは3つ付属しており、合計で約20分の飛行が可能です。

4.HS177

Photo by holystone

HS177は機体と送信機が2台ずつセットになっており、対戦ゲームができる画期的なドローンとして人気が高い機種です。

対戦の際は機体前面に付いた赤外線センサーを利用し、相手のドローンを攻撃します。

「攻撃を4回受けると旋回しながら機能停止する」という挙動がリアルで、シンプルなルールでありながら十分なゲーム性があります。

トイドローンの楽しみ方と言えば「操縦」または「空撮」に限られるケースが一般的でしたが、HS177はそんなイメージを一新するような遊び要素を採用していることが特徴です。

子供はもちろん、大人もつい熱中してしまうほどの楽しさがある機種となっています。

5.HS175D

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「HS175」の後継機となる機種で、モーターがブラシレスモーターに変更となっています。

機体にはカメラが搭載されており、4K画質の写真と2.7K画質の映像撮影が可能で趣味目的の空撮には申し分ない性能を備えています。

折りたたみ式の機体は、ブラックを基調としたスタイリッシュなデザインとなっています。

機体・送信機・バッテリー・充電器などをひとまとめにできるケースも付属しているので、持ち運びやすく屋外で空撮を楽しむ際にも便利です。

GPSや「オプティカルフローセンサー」を搭載していることも特徴で、初心者でも安定したホバリング操作ができます。

また、スマホの専用アプリから空路を設定し、自動飛行させることも可能です。

6.HS170

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スマートな機体デザインが特徴的なHS170は、発売から数年経過した現在もなおビギナーを中心に高い支持を得ている機種です。

初心者がつまずきやすいホバリングや離着陸も自動的に行う機能の他、ボタンひとつで緊急停止が可能な機能も搭載されており、安全かつ安定した飛行を容易にしてくれます。

3段階スピード切り替え機能も搭載されているため、ゆっくりと飛ばしたい初心者からハイスピードな飛行を楽しみたい上級者まで幅広く対応していることもポイントです。

機体にはプロペラガードがついていますが予備として4つのプロペラも付属しているため、誤操作でプロペラを壊してしまってもすぐに付け替えて再び飛行させることができます。

7.HS720E

Photo by holystone

4K広角カメラを搭載した「HS720」の後継機で、カメラ性能はそのままに電子手ブレ補正機能が追加され、よりブレのない綺麗な映像を撮影できるようになりました。

機体が折りたたみ可能となったことも変更点のひとつで、収納ケースも付属しているためコンパクトな状態で外へ持ち運ぶことができます。

HS720EもGPSやオプティカルフローポジショニングを搭載しているため、屋外での空撮も安定した飛行で楽しめます。

「カメラ付きトイドローンよりもワンランク上の空撮ドローンが欲しいけれど、あまり高額な機種は手が出せない…」という方におすすめな機種です。

Holy Stone直近の新製品発表の動向

2022年12月現在、Holy Stoneにおける最も新しい機種は「HS430」となっています。

HS430は折りたたみ可能なドローンですが、展開した状態でも手のひらに収まるコンパクトなサイズ感です。

角度調整が可能なカメラが内蔵されており、機体真下の様子まで撮影しながら飛行させることができます。

発売当初のボディカラーはブルーのみでしたが、新たにシルバーも登場しました。

また、従来まではボディカラーがオレンジのみだった「HS420」に、新しくレッドが追加されています。

2022年5月以降の新製品情報は公表されていませんが、2023年以降は再び新たなドローンを生み出してくれることに期待して最新情報を随時追っていきたいところです。

Holy Stoneに関するよくある質問

最後に、Holy Stoneに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。

Q1.Holy Stoneはどこの国の会社ですか?

Holy Stoneは、中国福建省で設立した会社です。

中国企業ですが日本やアメリカ、ヨーロッパなど世界各国にドローンを販売しており、カスタマーサポートは多言語対応です。

中国には実店舗がありますが、その他の国に関しては公式サイトやAmazon、楽天市場などのインターネット通販で製品を購入することができます。

Q2.Holy Stone製ドローンの評判は?

Holy Stone製ドローンは販売量の多さに比例して、Amazonや楽天市場におけるレビューも多くの口コミが寄せられています。

おおむね最高で4.5前後、最低でも3.5以上の評価がついており、「初心者に嬉しい機能がある」「アフターサービスが良くて安心」といった口コミがよく投稿されています。

同じ価格帯の他社製トイドローンと比較し、高評価のついた商品数が圧倒的な点もHoly Stoneにおける魅力のひとつです。

Q3.Holy Stoneの「HS175」の重量はどれくらいですか?

HS175の機体重量は、198gです。

軽量ではありますが、日本国内の屋外で飛行させる場合は事前に機体登録の申請が必要です。

Q4.Holy Stoneの「HS210」の重量はどれくらいですか?

HS210の機体重量は、21gです。

100g未満なので航空法が適用されず、飛行前に機体登録を済ませる必要もありません。

まとめ

Holy Stoneとは、トイドローンを中心に安価で高品質なドローンの開発・製造を行う中国のドローンメーカーです。

高度維持機能やヘッドレスモードなど初心者に嬉しい機能を備えたドローンがHoly Stoneにおける特徴で、練習機を求めるビギナーや子供にドローンをプレゼントしたい人からも多く選ばれています。

購入は公式サイトの他、Amazonや楽天市場でも可能です。

中国企業と言えど海外に対応したアフターサービスの耐性を整えており、購入後に不具合や不明なことがあった場合は日本語によるサポートを受けることができます。

トイドローンの購入を検討している方は、トイドローン業界のトップブランドとも言えるHoly Stone製ドローンの数々をぜひチェックしてみてください。

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