ドローンとは何?特徴やラジコンとの違いなど基礎知識を徹底解説!

更新日: 2022.06.08 公開日: 2022.06.01
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近年はドローンの普及が進んだことにより、テレビやインターネットなどのメディアでその名前を目にする機会も増えています。

しかし、ドローンとは具体的にどのようなものを指すのか、正確に把握している方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、「ドローン」と呼ばれる機器の定義や特徴、ラジコンとの違いなど基礎的な知識について詳しく解説いたします。

この記事でわかること
  • ドローンとはどういったものなのか?
  • ドローンの用途・目的
  • ドローンの主なメーカー・機種
  • ドローンを飛行させる場合の法規制や保険加入はどうなるのか?
  • 今後、ドローン業界はどうなるのか

を知ることができます。

これからドローンについての知識を付けていきたいという方は、是非最後までご覧ください。

目次

ドローン(UAV)とはなにか?

「ドローン」とはどんなものを指すのか、その定義について解説いたします。

ドローンの定義

ドローンは正式名称として「無人航空機(unmanned aerial vehicle)」とも呼ばれており、無人で遠隔操作または自動制御により飛行することができる航空機のことです。

英名の頭文字3つを取り、UAVと呼ばれることもあります。

飛行機やヘリコプターなど人が搭乗する航空機は「有人機」に分類されるため、空を飛ぶ航空機であってもドローンとは別物になるのです。

なお、航空法ではドローンの定義として具体的な条件が提示されています。

「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)」です。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。

https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000040.html

ドローンを含め、上記に該当する「無人航空機」は航空法により飛行の規制ルールが設けられています。

ドローンの定義には当てはまらないが、ドローンと呼ばれるものもある

航空法により具体的な定義は提示されているものの、「ドローン」という名称そのものはその定義に当てはまらない場合でも使用されていることが多々あります。

例えば200g未満の機体を「トイドローン」、水中を移動する無人機を「水中ドローン」と呼ぶなど。

遠隔操作で上空を飛ぶ無人機、または上空でなくても遠隔操作する無人機に対して「ドローン」という言葉が用いられているようです。

ドローンとラジコンヘリの違い

ドローンと同様、ラジコンヘリもコントローラーによる遠隔操作で上空を飛ぶ無人機です。

航空法により定められた定義に基づいて考えればラジコンヘリも無人航空機として分類される仲間同士ですが、厳密には以下のような違いがあります。

スクロールできます
ドローンラジコン
・商標登録されていない名称
・GPS、電子コンパス、加速度センサー等により自律飛行が可能
・商標登録されている名称 ※㈱増田屋コーポレーション登録商標
・すべて手動での操作が必要

ドローンの名前の由来

「ドローン(Drone)」という単語は、元々「オス蜂」を意味するものでした。

機体が飛行する際にプロペラから聞こえる音が蜂の羽音に似ているため、ドローンと呼ばれるようになったと言われています。

ドローンの仕組みと利用する機器

ドローンを動かすためには、以下の機器が必要となります。

ドローン本体

操作する機器の本体です。

一般的には複数のプロペラが付いており、GPS搭載で安定して飛行させることができます。

バッテリー

ドローンを作動させるために必要なパーツで、「リチウムリポバッテリー」が用いられています。

飛行中にバッテリーが切れると危険なため、一定の残量を下回った際は自動的に帰還する機能を搭載しているドローンもあります。

カメラ

ドローンで空撮する際に必要となるパーツです。

すでにカメラが搭載された状態で販売しているドローンもありますが、お好みのカメラを購入して後付けすることも可能です。

機種によっては4K動画撮影に対応している場合もあるので、クオリティの高い動画を創り出すこともできます。

コントローラー(プロポ)

プロポとも呼ばれるコントローラーは、左右のスティックやスイッチなどによりドローンを動かしたり様々な機能を使って、ドローンの飛行を操作します。

ドローンはGPS制御により自らの位置を把握しながら飛行しているため、飛行中にスティックを離しても墜落することはありません。

モニター

プロポに接続することで、ドローンからの映像をモニタリングしながらの飛行が可能です。

目視でドローン本体、モニターで周囲の状況を監視しながら、安全にドローンを飛ばすことができます。

アプリ

ドローンの機種によってスマホやタブレットに専用アプリを使用して、映像のモニタリングや操作の補助、ドローン本体の状況確認を行うことができます。

また、フライトシミュレーターという飛行訓練ソフトが付属している場合もあるため、初心者の方は飛行の練習をすることができます。

ドローンはなぜ注目されたのか?

ドローンは元々、70年以上も前の第二次世界大戦中に軍事用の兵器として開発されました。

実用性の観点から戦時中に大きく広まることはありませんでしたが、近年は趣味・産業において注目を集めている存在です。

日本では1987年にヤマハ社が農業散布用無人ヘリコプターを発売し、農業用ドローンの存在が国内に広まっていきました。

そして2010年頃、フランスのメーカーより発売されたスマホで操作できる小型ドローンがホビー分野として注目を集め、普及が拡大したと言われています。

ドローンの用途は大きく2つ

ドローンの用途は、「軍事用」と「民生用」の2種類に分けられます。

軍事用

先述の通り、ドローンは元々軍事用兵器として開発されました。

現在もアメリカやイスラエルなどで軍事用ドローンの開発は進められており、上空からの偵察や攻撃などに用いられています。

ドローンは撃墜されてもパイロットが被害を被ることはありませんが、ドローンからの攻撃により民間人が巻き添えとなる報道もあるため、賛否が分かれている活用法です。

民生用

民生用のドローンは用途をさらに細かく分けると以下の3通りになります。

  1. ホビー用
  2. 産業用
  3. レース用

普通に生活していれば軍事用ドローンに触れる機会はないため、大半の方が使用するドローンは上記3種類の内いずれかに該当します。

①ホビー用ドローンとは

趣味として操作を楽しむためのドローンで、カメラを搭載した機種であれば空撮を行うこともできます。

近年は技術の進歩によりハイクオリティな写真・動画を撮影できる機種も増えているため、商業目的の写真・動画撮影にホビー用ドローンが使われる場合もあるようです。

安価な機体もある他、現時点では航空法の規制対象外とされる200g未満の重量の機体も販売されているた初心者の方も挑戦しやすいドローンと言えます。

②産業用ドローンとは

産業活用を目的としたドローンで、現在は農薬散布やインフラ点検、写真測量分野で用いられています。

あらゆる業界の人手不足解消・作業効率向上につながるドローンは上記以外の分野における活用も期待されており、配達や救助活動などを目的としたドローン開発も進んでいます。

③レース用ドローンとは

国内外問わず、ドローン操縦のテクニックや速度を競うドローンレースが行われています。

レース用に特化した機体もありますが、レーサー自身が機体を組み立てることが多いです。

レーシングドローンの組み立てキットも販売されているため、初心者でも自作に挑戦することができます。

ドローンの利用目的

現時点におけるドローンの主な利用目的例は、以下の通りです。

  • 趣味
  • プロモーション事業としての空撮
  • 測量、調査
  • 農薬散布
  • インフラ点検
  • セキュリティ
  • 漁業
  • 災害復旧

すでに数多くの分野でドローンが利用されていますが、法整備や技術開発が進むことでさらに利用の幅が広がっていくことが見込まれます。

ドローンの利用目的については、こちらの記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。

最近は「ドローンレース」も盛んに

競技としての歴史はまだ浅いですが、最近は海外や国内にてドローンレースが盛んに開催されています。

スピード感・スリル満点なドローン同士のレースは、初めて観戦する方であれば驚くこと間違いなしです。

マイクロドローンレースやFPVドローンレースなど様々な種類があり、大会によっては年齢制限がないためお子さまでも参加することができます。

また、高額な賞金が用意されている大会もあるため、一攫千金を狙ってみても良いでしょう。

ドローンレースについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

興味のある方は是非ご覧ください。

ドローンは誰でも飛行させることが可能?

自動車のようにドローンを飛ばすには免許が必要なのでは?というイメージを持つ方もいるかと思います。

実際、ドローンを飛行させる際は特別な免許や資格などを求められるのでしょうか。

現時点では誰でも飛行させることができる

現時点での法律において、ドローンを飛行するうえで免許や資格の取得は義務付けられていません。

そのため、誰でもドローンを飛ばすことができます。

ただし、取得は任意ですが民間団体による認定資格は存在しています。

資格を取得しておけば、自分はドローンに関して一定以上の知識・操縦技術を持っていると分かりやすく証明できるというメリットがあるのです。

飛行時は様々な法規制を守る必要がある

ドローンの飛行に関しては、「航空法」や「小型無人機等飛行禁止法」により規制ルールが定められています。

これに違反すればもちろん法律違反として罰則が科されるため、十分な注意が必要です。

ドローンの飛行に関する法規制については以下の記事で詳しく解説しています。併せてチェックしてみてください。

ドローンを飛行させる際、注意すべき点は?

ドローンは誰でも飛行させることはできますが、いくつか注意しておかなければならないポイントがあります。

一歩間違えれば知らなかったでは済まされない、深刻な事態に陥る恐れもあるためしっかりと把握しておきましょう。

法規制を守ること

先述の通り、ドローンの飛行に関しては法律により厳しい規制ルールが設けられています。

主に「航空法」と「小型無人機等飛行禁止法」という法律により、以下のような飛行場所・飛行方法でドローンを飛ばすことは禁止されているのです。

航空法により禁止されている飛行場所・方法
  • 空港周辺
  • 150m以上の上空
  • 人口集中地区上空
  • 夜間の飛行
  • 目視外飛行
  • 人や建物との距離30m未満での飛行
  • イベント会場上空
  • 危険物輸送
  • 物件投下
小型無人機等飛行禁止法により禁止されている飛行場所
  • 国の重要な施設(国会議事堂、首相官邸、皇居など)
  • 外国公館
  • 防衛関係施設(自衛隊施設、在日米軍施設)
  • 空港
  • 原子力事業所

以上の施設及びその周辺概ね300mの地域

また、他人の敷地内で勝手にドローンを飛ばせば「民法」、道路上で勝手にドローンを飛ばして交通に影響を与えれば「道路交通法」に抵触します。

屋外である以上、どこにおいてもドローンを飛行させることは何らかの法律に抵触するリスクがあるものと考えて知識を付けておきましょう。

操縦・関連する法規制をしっかり把握すること

当然のことながら、ドローンを飛行させるにあたり操縦方法はしっかりと把握しておく必要があります。

操縦方法を覚えるだけであれば簡単にできますが、地面を走るラジコンカーなどとは操作感が全く異なります。

何度も練習を重ね、操作に慣れておきましょう。

なお、操縦に関わる法規制としては「電波法」が挙げられます。

操縦に使うプロポは通常2.4GHz帯の周波数が使用されていますが、VPV対応ドローンなど5.7GHz帯・5.8GHz帯を使用しているプロポを使う際は無線免許・資格が必要です。

無資格・無免許で使えば電波法違反になるため注意しましょう。

万が一を考えて保険には加入しよう

ドローンの飛行には、誤操作や機体トラブルにより生じた墜落・衝突事故で機体が破損…というリスクも付いて回ります。

10万円を超える高額な機体が破損となれば、相応にご自身が被る損害も大きなものです。

また、運悪く機体が人や他人の所有物に当たって損傷を与えることがあれば、最悪の場合損害賠償を請求される可能性もあります。

予期せぬトラブルが原因で多額の出費を強いられるリスクに備え、ドローン向けの保険に加入しておくことをおすすめします。

ドローン向けの保険には所有する機体の損害を補償してくれる「機体保険」と、人や物に損傷を与えたことで請求された賠償金を補償してくれる「賠償責任保険」の2種類があります。

東京海上日動や損保ジャパンなど、様々な保険会社がドローン保険を提供しているため自分に合ったプランを選びましょう。

ドローン保険の詳しい解説に加え、おすすめのドローン保険をこちらの記事でご紹介しています。

ドローン保険の加入を検討する際は参考にしてみてください。

ドローンを飛ばす際は、安全に飛行させるためにもスクールへ通うことがおすすめ

ドローンを飛行させるには、十分に知識と操縦技術を身に付けておく必要があります。

知識と技術が不十分なまま飛行に臨めば、深刻な事故につながる危険性が高いからです。

とはいえ、「独学ではなかなか身に付かない」「勉強や練習をどのように行えば良いのか分からない」…と考える初心者の方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、ドローンスクールへの受講がおすすめです。

ドローンスクールとは民間の団体により開催されているドローンの講習会で、プロの講師に直接指導してもらえるためドローンパイロットに必要なスキルが効率よく身に付きます。

ドローンスクールについての詳しい解説はこちらの記事に記載していますので、併せてご覧ください。

一口にドローンといっても形状はさまざま

一口にドローンと言っても世界の様々なメーカーより開発・販売されており、機体によって形状も異なります。

ここでは、ドローンの代表的な形状タイプとメーカーをご紹介いたします。

ドローンの種類

ドローンは様々な形状の機体がありますが、中でも代表的な形状は以下の通りです。

  • シングルローター型
  • マルチコプター型
  • ハイブリッドドローン(VTOL型ドローン)
  • 水中用ドローン

シングルローター型ドローンとは

1つの回転翼(ローター)のみで浮上し、ローターの角度を変えることで任意の方向へ移動するドローンです。

安定した離着陸が行える他、機体の制御を1つのローターで行うため燃費が良いというメリットがあります。

一方、ローターが複数あるマルチコプター型よりも操縦が難しく、複雑な構造をしているためメンテナンスも容易ではないというデメリットもあります。

マルチコプター型ドローンとは

ローターが1つのシングルローター型に対し、マルチコプター型はローターが複数付いているタイプのドローンです。

国内では特に多く見られる形状で、風邪の影響を受けにくいため安定した飛行がしやすいという特徴があります。

ローターの数は4つが最もポピュラーで、6つや8つ付いている機体もありますが数が多くなる程重量が増えて扱いが難しくなります。

ハイブリッドドローン(VTOL型ドローン)とは

一般的なドローンはバッテリーによる電力供給で作動していますが、ハイブリッドドローンはガソリンを燃料とするドローンです。

ガソリンで機体のエンジン発電機から電気が生じ、その電気でモーターを回すことで機体が動きます。

燃料をガソリンにすることでバッテリーよりも軽量・高出力・低燃費で飛行させることができるため、主に産業用ドローンで採用されているタイプです。

水中用ドローンとは

ドローンとは本来無人航空機を指す名称ですが、近年は水中を移動する無人機のことも「水中ドローン」と呼ばれています。

水中映像の撮影や釣りといった趣味目的で活用されていますが、最近はは海中や河川の調査、点検、水難救助といった水中事業での活躍が高まっています。

ドローンの主要メーカー

ドローンを開発・販売するメーカーは世界各地に存在します。

中でも、特に主要となっているメーカーは以下の通りです。

DJI

中国広東省深圳にある、ドローンやその関連機器を製造する会社です。

設立は2006年と比較的新しい会社ですが、現在は世界の民生用ドローン市場においておよそ7割のシェア率を誇っています。

国内でも「DJI JAPAN」というオフィスを構えている他、DJI正規代理店も複数存在しており最も有名なメーカーと言っても過言ではありません。

holy stone

中国福建省にある、2014年に設立したばかりの企業です。

主に重量200g未満のホビードローンを販売しており、ECサイトにて購入することができます。

サポート体制もしっかりしているとユーザーの間で好評なため、初心者にもおすすめしたいドローンメーカーと言えます。

京商

株式会社エーツーの傘下にある企業で、国産トイドローンにおける代表的メーカーです。

元々ラジコンメーカーとして知られていましたが、現在はドローンの開発や販売も行っています。

特に有名なモデル「KYOSHO EGG QuatroX」は世界最小クラスとも言われるドローンで、小型ながらパワフルな飛行を楽しむことができます。

ドローンの価格はどれくらい?

ドローンは機種によって値段が大きく異なります。

例えばホビー用ドローンであれば、数千円~1万円程度で購入可能です。

ただし、カメラ付きや高性能なモデルとなればホビードローンでも1万円~4万円程度する場合があります。

一方、産業ドローンの場合は最低でも10万円前後かかる高額な機体がほとんどです。

性能にこだわれば、30万円〜100万円を超える機体もあります。

ドローンの価格についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、購入する際の参考にしてみてください。

おすすめのドローン機種は?

ドローンは非常に多くのモデルが出回っており、それぞれ異なる個性を持っているため目的に適したものを選ぶことが大切です。

例えば初心者の方が練習用として購入する場合、軽量・小型タイプでなるべくリーズナブルな価格のドローンを選ぶと良いでしょう。

おすすめの機種は以下の通りです。

●「Tello」(Ryze Technology)

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●「HS210Pro」(Holy Stone)

Holy Stone Japan
404 Not Found Holy Stone Toys-日本公式ストア メール: store-jp@holystone.com. クレジットカードでのお支払いに対応しています. 通常2-3日到着します で送料無料.

なお、200g以上であれば以下の機体が特に人気を集めています。

●「Mavic Air 2」(DJI)

DJI
Support for Mavic Air 2 - DJI Support for Mavic Air 2

●「ZINO PRO+」(Hubsan)

他にも、こちらの記事でより多くの機種をご紹介していますので是非ご覧ください。

ドローンはどこで購入できる?

ドローンの主な購入先としては、以下の通りです。

  • 家電量販店
  • ECサイト
  • ドローン専門店
  • フリマアプリ、オークションサイト

家電量販店は商品知識のある販売員にアドバイスをもらうこともできるため、初心者の方は特におすすめです。

「ドローンについてある程度知っている」「既に欲しい機種が定まっている」という方は、店舗まで足を運ばなくてもドローンを入手できるECサイトやドローンの品数が多い専門店を利用しても良いでしょう。

フリマアプリやオークションサイトでは安価なドローンもありますが、正規に購入したものは保証の対象とならない製品もあるため注意が必要です。

ドローンの購入先に関する詳しい解説は、こちらの記事でも行っています。

ドローンの今後について

すでにドローンは趣味だけでなくビジネス活用にも大きな注目を集めており、今後も需要は高まり続ける一方であると見込まれます。

2022年には航空法が改正され、有人地帯における目視外飛行(レベル4)も可能となります。

法整備が着々と進むにつれて、ドローンが活躍する分野もより拡大していくことでしょう。

さらに時が経てば、上空にドローンが飛び交うといった景色が当たり前となる時代になるのかもしれません。

しかし、ドローン活用の場面が増えるのであればそれだけ事故発生の可能性も高まります。

航空法改正案の内容にはレベル4の飛行に必須となる「免許制度」や「機体認証制度」も含まれているため、ドローン操縦士を仕事にする方は免許取得の必要性が一層高まることでしょう。

【おまけ】ドローンの世界でよく聞く言葉集

ドローンについて調べていると、「FPV」や「マイクロドローン」といった単語を一度は目にしたことのある方も多いと思います。

最後に、ドローンに関してよく見受けられる単語を意味と一緒にご紹介いたします。

1.FPVとは?

FPVとは「First Person View」という単語を略した言葉で、一人称視点という意味があります。

ドローンの場合は専用のゴーグルを装着し、ドローン本体からの視点を楽しみながら操作することができる機能です。

ただし、FPV対応のドローンは無線免許・資格の取得が必須となります。

無資格・無免許で使用すると電波法違反として罰則が科せられるため注意しましょう。

2.マイクロドローンとは?

マイクロドローンは、その名の通り超小型ドローンです。

まるでおもちゃのような見た目をしていますが、通常のドローンとは違い飛行制御機能が搭載されていないため、安定した飛行を維持することが難しくなっています。

ドローンレースや室内でのドローン飛行を楽しんだりといった目的で利用されることが多いです。

3.VTXとは?

VTXは「Video Transmitter」の略で、ドローンに搭載したカメラが捉えた映像をゴーグルへ伝送するための機器です。

通常のドローンに自分でFPV機能を付ける際に利用されています。

まとめ

ドローンとは遠隔操作または自動制御により飛行する無人航空機のことを指します。

軍事用と民生用の2種類がありますが、一般的に社会へ出回っているものは民生用です。

趣味目的の飛行だけでなく、産業目的での活用例も増え続けておりドローンの需要は拡大し続けています。

興味はあるけれど機械に詳しくない初心者が挑戦するにはハードルが高そう…とイメージされがちですが、プロが丁寧に指導してくれるドローンスクールを活用すれば、短期間で安心して知識と操縦技術を身に付けることができます。

今後は社会的な注目を更に集めること間違いなしのドローンに対し、今回の記事が少しでも興味を持つきっかけとなれば幸いです。

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