ドローンはどこでも飛ばして良いの?
ドローンを飛ばせる場所には法律や条例で規制があります。
飛ばせる場所を正しく把握して、安全に飛行しましょう。
日本国内でドローンを飛ばすには、法令により定められた飛行禁止区域に該当しない場所を選ぶ必要があります。
そこで今回は、ドローンを飛ばせる場所について詳しく解説していきます。
- ドローンの飛行が可能のな場所はどこか
- 規制に違反した場合の罰則
- 飛行可能な場所を探すための方法
をわかりやすく解説しています。
一目で飛ばせる場所が把握できる便利なアプリや、日本国内主要地域においてドローンを飛ばせる場所の例もご紹介していますので、是非参考にしてみてください。
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ドローンを飛ばせる場所は?
ドローンを飛ばす際、「航空法」や「小型無人機飛行禁止法」などの法令により定められた飛行禁止区域に該当しない場所を選ばなければなりません。
ここでは、具体的にどのような場所を避けるべきなのかを解説していきます。
飛ばせる場所①:150メートル未満の上空
地上または水面から150メートル以上の高さの空域は、以下の3点の理由からドローンの飛行が禁止されています。
- 飛行機やヘリコプターなどと接触するリスクが生じるため
- ドローンが制御不能になった際どこへ流れていくのか分からなくなるため
- ドローンが落下した際の衝撃が強くなる恐れがあるため
飛行高度に制限があるため、ドローンを飛ばす際は150メートルに満たない高度を保ってください。
飛ばせる場所②:空港や空港周辺の制限表面とされる空域以外
飛行機の離着陸が行われる空港・空港周辺では、飛行機やヘリコプターと接触を避けるため、ドローンの飛行が制限されています。
以下の範囲以外であることを確かめた上で、飛行させるようにしましょう。
<飛行禁止範囲>
- 羽田や成田、中部、関西、大阪国際、那覇など国内の主要空港:24キロメートル以内
- 地方の小規模な空港:6キロメートル以内
空港の敷地内だけでなく、飛行機が離着陸を行うコースとなる空域もドローンを飛ばすことができません。
飛ばせる場所③:人口集中地区(DID地区)以外
人口集中地区では、ドローンの落下によって事故などが生じる危険性が高いことから、飛行が禁止されています。
人口集中地区
引用:総務省統計局
国勢調査基本単位区及び基本単位区内に複数の調査区がある場合は調査区(以下「基本単位区等」という。)を基礎単位として、1)原則として人口密度が1平方キロメートル当たり4,000人以上の基本単位区等が市区町村の境域内で互いに隣接して、2)それらの隣接した地域の人口が国勢調査時に5,000人以上を有する
人口集中地区は5年ごとに行われる国勢調査の結果をもとに定められており、東京や大阪、名古屋などにある主要地域のほとんどが該当します。
ドローンが制御不能や操作ミスなどによって落下して機体が人や建物にぶつかるという事故を避けるためにも、人口集中地区に該当しない場所でドローンを飛ばしましょう。
飛ばせる場所④:国の重要施設とその近辺約300メートル以外
国の重要施設とされている施設とその近辺300メートル以内の範囲はドローンの飛行が制限されています。
<国の重要施設例>
- 国会議事堂
- 内閣総理大臣官邸
- 外国公館
- 原子力事業所 など
国の重要施設内やその近辺でドローンによる事故が発生した際に生じるリスクの重さを考えても、避けておくべきエリアです。
飛ばせる場所⑤:国の重要文化財周辺以外
国の重要文化財に指定されている場所やその周辺では、ドローンの飛行を禁止する看板が提示されていることがあります。
重要文化財の管理者が敷地内上空やその周辺でドローンの飛行を禁止している場合は、それに従わなければなりません。
飛ばせる場所⑥:自治体が管理する公園以外
各自治体で管理している公園では、条例によってドローンの飛行を禁止しているところがあります。
公園は公共の場所なので、ドローンを飛ばすには最適と思いがちですが、必ずドローンの飛行が禁止されていないかを確認しましょう。
ちなみに、東京都が管理しているすべての公園や庭園はドローンの飛行が禁止されています。
飛ばせる場所⑦:他人の管理する私有地上空以外
土地の所有権について、民法第206条において以下のように定められています。
民法第二百六条
参考:民法
所有者は、法令の制限内において、自由にその所有物の使用、収益及び処分をする権利を有する。
したがって、他人が管理する場所の上空でドローンを勝手に飛ばすことはできません。
私有地上空でドローンを飛ばし訴えられたとしても「権利者の権利を侵害した」とみなされるとは限りませんが、最低限のマナーとして私有地で勝手にドローンを飛ばすのはやめましょう。
ドローンを飛ばせる場所でも「飛行方法」によって許可が必要
ドローンを飛ばせる場所であっても、飛行方法によっては許可申請をしなければなりません。
以下の飛行方法は航空法によって「特定飛行」と定められており、飛行にはあらかじめ地方航空局長の承認が必要です。
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 人や物の30m以内に近づく
- 催し物やイベント上空での飛行
- 危険物を輸送する飛行
- ドローンから物体を落下させる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
夜間飛行
夜間での飛行は視認性が低く機体を見失う恐れがあるため、承認を得なければ飛ばすことができません。
ドローンを飛ばす際には基本的に日中での飛行をおすすめします。
目視外飛行
飛行中に機体が視界から見えなくなる目視外飛行も、航空法によって禁止されています。
ドローンにはFPVと呼ばれる手元の画面に映った飛行映像を元に操作をするタイプもありますが、屋外での飛行では基本的に目視外飛行はNGです。
人や物の30m以内に近づく
人や物との距離が30m以内でドローンを飛行させるのも禁止されています。
事故が発生するリスクが高いため、ドローンを飛ばす際にはできるだけ広い場所で周囲に人がいないことを確認してください。
催し物やイベント上空での飛行
催し物やイベント上空でドローンを飛ばすと、落下による人身事故や衝突による物損事故のリスクが生じます。
記録映像をドローンで撮影したい場合には、あらかじめ許可・承認を得てから行ってください。
危険物を輸送する飛行
ドローンに危険物を積載して輸送する飛行も禁止されています。
農薬をドローンで散布する行為は「危険物(農薬)の輸送」に該当するため、事前に許可・承認を得なければなりません。
ドローンから物体を落下させる
ドローンから物体を落下させる行為も事前の許可・承認なしには行えません。
農薬散布や荷物の配送など、物体の落下を伴う飛行をする場合にはチェックが必要です。
無許可でドローンを飛ばせる場所は?
「ドローンが飛ばせない場所以外」を言われても「結局どこで飛ばせるの?」と思った方もいるかもしれません。
ここでは、無許可でドローンを飛ばせる場所を具体的に挙げていきます。
飛行禁止区域ではない河川敷
飛行禁止区域に該当しない河川敷であればドローンを自由に飛ばせます。
先ほど解説したような「150m以上の上空での飛行」や「人口集中地区での飛行」などに該当せず、自治体の条例や管理者によって飛行が禁止されていない場合は飛行が可能です。
自分が保有する土地
自分が保有する私有地であれば自由にドローンを飛ばすことができます。
ただし、自分の土地であっても人口集中地区である場合や国の重要施設が近くにある場合は飛行ができないので注意してください。
家の中などの屋内
家の中などの屋内であれば何の制約もなく自由にドローンが飛ばせます。
トイドローンなど小型のドローンを家で飛ばせば、操縦の練習になるでしょう。
ドローン練習場・ドローンスクール
ドローン練習場やドローンスクールは、許可を得ることなくドローンを飛ばすことができます。
近くにドローンを飛ばせる場所がない場合は、練習場所として利用するのがおすすめです。
規制や飛行ルールに違反した場合はどうなる?
ドローンの飛行におけるルールを破ったり、飛行禁止区域で勝手にドローンを飛ばすと罰則が科せられます。
違反した場合の罰則はどのようなものがあるのか詳しく見ていきましょう。
航空法
航空法では「150メートル以上の上空」「空港や空港周辺の制限表面とされる空域」「人口集中地区(DID地区)」などが、飛行禁止区域として定められてています。
無許可でドローンを飛行させた場合、最大50万円以下の罰金が科せられます。
中には、飛行禁止区域内で無許可にドローンを飛ばしたことで逮捕された事例もあります。
<実例>
国土交通相の許可を受けずにドローンを禁止区域で飛ばしたとして、福岡県警は3日、北九州市戸畑区西大谷1丁目の会社員塩川貢志容疑者(58)を航空法違反の疑いで逮捕し、発表した。
朝日新聞デジタル
2021年5月、那覇市でドローンを無許可で飛行させたとして警察は、60代の男性を航空法違反の容疑で書類送検しました。
琉球朝日放送
京都区検は18日までに、許可なく住宅地でドローンを飛ばしたとして、航空法違反罪で京都市中京区の男性会社員(35)を略式起訴した。8日付。京都簡裁は9日に罰金20万円の略式命令を出した。
産経ニュース
大台ケ原(奈良県上北山村)上空で小型無人機「ドローン」を許可が必要な高さで飛行させたとして、航空法違反容疑で奈良県警に書類送検された男性(45)について、吉野区検は不起訴(起訴猶予)処分とした。
産経ニュース
小型無人機等飛行禁止法
「国の重要施設とその近辺約300メートル」におけるドローンの飛行を禁止する法令です。
対象となる施設でドローンを飛ばす場合は、事前に「通報書」を提出して同意を得なければなりません。
これに違反すると、最大1年の懲役または50万円の罰金が科せられます。
<実例>
広島県呉市の海上自衛隊呉地方総監部上空で小型ドローンを飛行させたとして、県警は19日、同県熊野町の介護施設職員の男(50)を、小型無人機等飛行禁止法違反の疑いで書類送検し、発表した。
朝日新聞デジタル
文化財保護法
国の重要文化財をドローンの飛行により傷つけたり、それを隠匿したりすると5年以下の懲役または最大30万円の罰金が科せられます。
電波法
日本国内において「技適マーク」が付いていないドローンは、電源を入れるだけでも電波法違反とされています。
また、免許や資格の必要な電波を使用したドローンを無免許・無資格で操縦することも違反とされ、最大1年の懲役または最大100万円の罰金が科せられます。
公園条例
ドローンの飛行を禁止している公園でドローンを飛ばすと、各自治体により定められた罰則が科せられます。
内容は自治体により異なりますが、例えば東京都の場合条例に違反すると最大5万円の罰金が科せられることになります。
<実例>
飛行禁止区域の東京・江戸川区の公園で許可なくドローンを飛ばしたとして、警視庁は52歳の男を逮捕しました。
@niftyニュース
所有権の侵害
他者が所有する土地の上空に無許可でドローンを飛行させた場合、土地への侵入として所有権を侵害したとみなされることがあります。
最大2年の懲役または最大100万円の罰金だけでなく、所有者から損害賠償を請求される可能性もあります。
肖像権の侵害
ドローンで撮影した画像や映像をインターネットなどに公開する際、第三者の顔が写り込んだのが原因で何らかの損害が生じると、損害賠償の支払いを命じられる場合があります。
ドローンで撮影した画像や映像の取り扱いには十分注意しましょう。
ドローンを飛ばせる場所はアプリで探せる
ドローンを飛ばせる場所について説明してきましたが、日常生活を送る中や地図をみて、一目でドローンを飛ばせる場所か判断することは非常に難しいものです。
そこでおすすめしたいのが、ドローンを飛ばせる場所を一目で確認できる次のアプリです。
では、それぞれのアプリの特徴を詳しく見ていきましょう。
1.SORAPASS
サービス名 | SORAPASS |
マップ上でわかること | ・人口集中地区 ・空港 ・飛行可能施設 ・その他重要施設 |
利用形式 | ブラウザ |
費用 | 無料(有料プランあり) |
対応OS | ー |
SORAPASSは、ブラウザ上でドローンの飛行禁止区域が確認できるサービスです。
マップ上には「人口集中地区」や「空港」「国の重要施設」が赤色や黄色で表示されています。
その他にも、ドローンが安全に飛ばせるJUIDA飛行試験場も表示されるので、手軽にドローンを飛ばせる場所を探せます。
使い方は「SORAPASS」にアクセスして、アカウント登録をすれば利用ができます。
初めての方はユーザー登録(無料)が必要になりますが、ブラウザ上で見ることができるので様々な端末から利用できる点がメリットです。
また、有料プランでは飛行禁止区域の他に、上空の風速や風向き、日の出日の入りなどの情報も閲覧でき、飛行許可が必要かどうかの判断に利用できます。
2.ドローンフライトナビ
サービス名 | ドローンフライトナビ |
マップ上でわかること | ・人口集中地区 ・空港(飛行禁止空域も含む) ・小型無人機等飛行禁止法による飛行禁止空域 |
利用形式 | アプリ |
費用 | 無料 |
対応OS | iOS |
ドローンフライトナビは、アプリでのみ利用ができる飛行禁止区域確認サービスです。
iOS版のみに対応しており、「人口集中地区」「空港、ヘリポート、自衛隊基地(進入表面なども対応)」「小型無人機等飛行禁止法」など、飛行禁止区域に該当するエリアすべてを表示してくれます。
ログイン不要でアプリをダウンロードするだけで、すぐに飛行エリアを確認できます。
使い方は簡単でアプリを起動するだけでマップ内に飛行禁止区域が赤色に表示されているのが確認できます。
「赤色:人口集中地区」「青色:空港などの周辺」「黄色:小型無人機等飛行禁止法による飛行禁止区域」となっているので、飛行予定の場所をチェックしてみてください。
3.DJIフライトマップ
サービス名 | DJIフライトマップ |
マップ上でわかること | ・許認可空域 ・警告空域(DJIが独自に安全上不安があると判断したエリア) ・おすすめの飛行可能空域 |
利用形式 | ブラウザ |
費用 | 無料 |
対応OS | ー |
DJI社が作成したドローン飛行禁止区域を調べることができる地図で、DJI社のホームページから閲覧できます。
日本国内だけでなく、世界各国の飛行禁止区域も表示されるので海外でドローンを飛ばしたい方にも役立つ地図です。
ただし、すべての飛行禁止区域情報が網羅されているわけではないため注意しましょう。
4.ドローン飛行チェック(DID)
人口集中地区・空港・ヘリポート・自衛隊基地を表示してくれる地図アプリです。
マップ上にピンが刺してある場所について、飛行可能エリアや飛行可能時間を一発で表示してくれるので決められた地点でドローンを飛ばせるのか飛ばせないのかがすぐに分かります。
ただし、小型無人機など飛行法により定められた飛行禁止区域には対応していないので注意が必要です。
※ドローン飛行チェック(DID)は2023年9月時点で提供されていません。
5.AIRMAP
世界各国でドローンが飛ばせる場所を見つけることができる地図アプリです。
国内では楽天AirMap株式会社が提供しているアプリでしたが、2021年に解散しており、現在の提供元はAirMap, Inc.となっています。
アプリ上でドローンのフライトプランを作成すると、そのプランが空域ルールに違反していないかを事前に確認することができます。
ドローンの安全な飛行プランを確実に構成できる便利なアプリです。
※AIRMAPは提供元の楽天AirMapが2021年12月に解散したため、現在は提供されていません。
6.国土地理院
サービス名 | 国土地理院 地理院地図 |
マップ上でわかること | ・人口集中地区 |
利用形式 | ブラウザ |
費用 | 無料 |
対応OS | ー |
国土交通省の特別機関である国土地理院が作成している地図を、Web上で閲覧できます。
サイト上部の検索窓から好きな住所や地名を検索すると、人口集中地区や空港周辺エリアといったドローンの飛行禁止区域が表示されます。
使い方は「地理院地図」にアクセスして確認したい場所の地図をチェックするだけです。
人口集中地区は赤色で表示されているので、飛行予定場所が含まれていないかを確認してください。
ただし、空港周辺エリアの表示に関しては誤差があるため、境界付近でドローンを飛ばす際は空港などの管理者へ事前確認を行うことが推奨されています。
結局ドローンはどこで飛ばせるのか(各主要地域の参考例をご紹介)
各主要地域ごとに、「SORAPASS」を活用してドローンが飛ばせるような場所を調査してみました。
ただしマップ上から確認できる範囲から飛行禁止区域に該当していないとみられる場所をピックアップしているため、実際にドローンを飛ばす場合は各エリアの管理者や自治体へ直接確認しましょう。
東京
東京は23区の場合ほとんどが人口集中地区に含まれており、ドローンを飛ばすことは難しいです。
人や建物の少ない公園なども、公園条例により飛行禁止とされているためドローンは飛ばせません。
しかし、23区を外れた多摩地区方面を見てみると人口集中地区に該当しないエリアも見られるためドローンが飛ばせそうです。
【主なドローン練習場】
DJI ARENA by JDRONE TOKYO | 東京都葛飾区細田3-30-13 |
LIONS FACILITY | 東京都墨田区立川2-10-10 M・吉原ビル1階 |
ボンフィンフットボールパーク | 東京都豊島区南長崎4-5-20 iTerrace 5F |
ドローンコート | 東京都江東区有明1丁目5-22 セガサミースポーツアリーナ |
神奈川
神奈川県も飛行禁止エリアに該当する部分が多くあります。
マップを見てみると、山岳エリアの他に三浦市や小田原市周辺など海に隣接した地区もドローンを飛ばせそうな場所があります。
【主なドローン練習場】
横浜Suny Aeropark | 神奈川県横浜市保土ヶ谷区今井町1221 |
セキド DJI 横浜ベイサイド店 ドローンフィールド | 神奈川県横浜市金沢区福浦1-5-2 横浜市金沢区産業振興センター内 |
大阪
大阪も多くのエリアが飛行禁止エリアとなっています。
主に北部・南部の山岳エリア方面がドローンを飛ばせそうな場所です。
【主なドローン練習場】
フライトベース | 大阪市北区本庄西1-6-14 |
能勢高原ドローンフィールド | 大阪府豊能郡能勢町宿野437 |
フットメッセ天下茶屋 | 大阪府大阪市西成区岸里1-1-40 |
山梨
山梨県は甲府駅周辺など僅かな人口集中地区などを除き、ドローンを飛ばせそうな場所が多くみられます。
山中湖や河口湖など、富士五湖周辺も自治体から許可を得られれば飛ばせる可能性があります。
【主なドローン練習場】
忍野スカイスポーツ倶楽部 | 山梨県南都留郡忍野村内野2661 |
フォルトゥナ・アルプス・プラッツ | 山梨県南アルプス市上今諏訪1230-1 |
forest.in | 山梨県甲府市下帯那町3034 |
千葉
千葉県は主に東京湾に面したエリアが人口集中地区となっている他、成田空港の周辺もドローンを飛ばすことができません。
ただし、房総半島方面は飛行禁止区域が少ないので、ドローンを飛ばす場所を探すには適していそうです。
【主なドローン練習場】
HATAドローンフィールド千葉 | 千葉県千葉市花見川区畑町2916-1 |
DRONE★VILLAGE | 千葉県八千代市島田台941-1 |
SKY GAME SPLASH Muluticopter Air race Circuit | 千葉県千葉市若葉区金親町498 |
神戸
神戸市は大半が人口集中地区が多くみられます。
西区であれば人口集中地区に該当しないエリアもあるので、ドローンを飛ばす場所探しには適していそうです。
【主なドローン練習場】
ドローン飛行場 SKY GROUND | 兵庫県加東市久米南山1017-14 |
神戸清光 UAV(ドローン)飛行訓練場 | 兵庫県小野市天神町536 |
AUTOBACS AIR BASE | 兵庫県三木市吉川町上松字奥ヶ谷630 |
中農園芝生広場 | 兵庫県三田市香下1279 |
ドローンスクールジャパン兵庫姫路校 | 兵庫県姫路市青山西4-4-1 |
兵庫
兵庫県は神戸市を除けば、飛行禁止エリアが少ないことが分かります。
加東市の「SKY GROUND」や猪名川町の「Aero Sylpheed練習場」など、兵庫県にはドローンの飛行場や練習場も複数あるためそういった施設を利用しても良いでしょう。
【主なドローン練習場】
ドローン飛行場 SKY GROUND | 兵庫県加東市久米南山1017-14 |
神戸清光 UAV(ドローン)飛行訓練場 | 兵庫県小野市天神町536 |
AUTOBACS AIR BASE | 兵庫県三木市吉川町上松字奥ヶ谷630 |
中農園芝生広場 | 兵庫県三田市香下1279 |
ドローンスクールジャパン兵庫姫路校 | 兵庫県姫路市青山西4-4-1 |
愛知
愛知県は主に名古屋市周辺が人口集中地区エリアのため、ドローンを飛ばすことは難しいことが伺えます。
山岳エリアの他、三河湾や知多半島、渥美半島など海沿いは開けた部分がありドローンを飛ばせる場所がありそうです。
【主なドローン練習場】
JDC屋内練習場 | 愛知県名古屋市西区新木町97-5 |
ポラリスドローン練習場 | 愛知県日進市浅田町平子4-301 |
ドローンパーク名古屋 | 愛知県名古屋市中川区江松2 |
ドローン屋内練習場フライハイト | 名古屋市中川区中須町194 |
富山
富山空港やわずかながらに人口集中地区が見られます。
それ以外であれば、山岳エリアや富山湾周辺でもドローンを飛ばせる場所がありそうです。
【主なドローン練習場】
立山山麓ドローンパーク | 富山県富山市原55 立山山麓スキー場 |
IOX-AROSAドローンパーク | 富山県南砺市才川七字ススケ原115 |
福岡
福岡県は、福岡国際空港がある他その周辺などが人口集中地区とされています。
那珂川市や糸島市、福岡市西区方面は開けた場所があり、飛行禁止区域とされているエリアもないためドローンを飛ばす場所としては適していそうです。
【主なドローン練習場】
DRONE FUKUOKA | 福岡県福岡市博多区金の隈1-43-43 |
アスキムドローンスクール | 福岡県朝倉郡筑前町四三嶋字金葺原566 |
博多スカイスポーツチーム | 福岡県福岡市博多区周辺 |
沖縄
沖縄県は那覇市などが人口集中地区とされている他、那覇空港や自衛隊基地、在日米軍基地が点在しています。
もちろん各自治体へ確認が必要になりますが、マップ上では飛行禁止エリアに該当しないとみられるビーチや城跡も少なくないようです。
【主なドローン練習場】
南天ドローンパーク | 沖縄県名護市豊原224−3 マルチメディア館 |
Dアカデミー沖縄那覇校 | 沖縄県那覇市牧志3丁目24−20 とみはらビル 2F とみはらビル |
福井
福井県では主に福井市や鯖江市、越前市周辺などが人口集中地区となっている他、福井空港周辺はドローンを飛ばせません。
それ以外であれば、ドローンを飛ばせそうな場所が多くみられます。
絶景スポットの一つである九頭竜湖周辺は、実際にドローンで撮影した映像を公開している方もいます。
【主なドローン練習場】
WDAドローン屋内練習場 | 福井県小浜市大手町8-1 大手ビル3F |
茨城
茨城県は人口集中地区や飛行場が点在している他、茨城空港もあるためその周辺ではドローンを飛ばせません。
一方で霞ヶ浦や北浦大橋、涸沼周辺など絶景スポットとして知られている場所はマップ上で見る限り飛行禁止区域に該当していないとみられるので、ドローンを飛ばせそうです。
【主なドローン練習場】
古河市ドローン練習場 | 茨城県古河市桜町17-43 |
鉾田ドローンフィールド | 茨城県鉾田市徳宿1596-1 |
BlueMax Skynet | 茨城県古河市東山田4884-2 |
京都
京都府は京都駅を中心に人口集中地区が広がっています。
一方で、北部へ足を向けてみると飛行禁止区域に該当しないエリアが広がっていることが分かります。
この辺りであれば、ドローンを飛ばせる場所も探しやすいでしょう。
【主なドローン練習場】
岩倉自動車教習所 ドローン室内練習場 | 京都府京都市左京区岩倉幡枝町410 |
ATR けいはんな試験飛行場 | 京都府相楽郡精華町光台2-2-2 |
京都ドローンベース | 京都府京都市左京区静市市原町756‐5 |
和歌山
和歌山県は主に和歌山市周辺が人口集中地区となっている他、空港や飛行場が複数あります。
それらを除けば飛行禁止区域に該当しないエリアが広くみられ、樫野埼灯台や海金剛など空撮が映える様々な絶景スポットでドローンを飛ばすことができるでしょう。
【主なドローン練習場】
ドローンランド和歌山 | 和歌山県紀の川市貴志町長山字笹ヶ田和 |
ソラガク大阪和歌山校 練習場 | 和歌山県和歌山市中649-2 |
静岡
静岡県は静岡空港がある他、東海道新幹線の通過地点沿いは人口集中地区となっている場所が多いです。
山岳エリアや浜中湖周辺、伊豆市周辺であれば飛行禁止区域に該当しない場所が広がっています。
【主なドローン練習場】
ドローンリゾート南熱海 | 静岡県熱海市下多賀1714-3 |
ドローンパーク SHIZUOKA | 静岡県静岡市駿河区中島145-2 |
札幌
札幌市のほとんどが人口集中地区となっています。
ただし石狩川沿い、札幌大橋近辺は人口集中地区から抜けておりドローンを飛ばせそうです。
【主なドローン練習場】
北海道ドローン協会 当別ドローン練習場 | 北海道石狩郡当別町茂平沢4959 |
ドローン練習場-SAPPORO DRONE PARK | 北海道札幌市中央区盤渓499‐1ノヴェルマウンテンパーク |
アプリを使うならSORAPASSがおすすめ。ただし確認すべきポイントも
法律で定められた飛行禁止区域を調べるには「SORAPASS」を使うのが最も便利です。
しかし、実際にドローンを飛ばす上ではSORAPASS以外にも以下のポイントを確認しなければなりません。
- 各地の都道府県条例を確認する
- 土地や施設の管理者に許可を得る
- 現地を視察して安全を確認する
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
各地の都道府県条例を確認する
ドローンの飛行においては法律だけでなく、各都道府県の条例も確認しなければなりません。
法律で飛行禁止区域に設定されていなくても、条例で飛行が禁止されている場合は、ドローンを飛ばすことはできません。
飛行予定の場所が条例に引っかかっていないかをチェックしましょう。
土地や施設の管理者に許可を得る
法律や条例で飛行が許可されていても、土地の施設の管理者がドローンの飛行を禁止しているケースもあります。
ドローンを飛ばす際にはルールで認められているからと無断で行うのではなく、事前に土地や施設の管理者に問い合わせて許可を得るようにしてください。
現地を視察して安全を確認する
飛行前に現地を視察して安全な飛行が可能かどうかの確認も必要です。
「風が強く吹きやすい場所」や「人が多い」「建物などが近い」などに該当する場合は危険なのでドローンを飛ばすのは控えてください。
許可申請を行うことでドローンを飛ばせる場所は増える
ドローンの飛行禁止区域として定められたエリアでも、該当エリアの管理者や所有者に許可申請を行えばドローンの飛行が認められる場合があります。
ただし、実際に飛行する際は事前に警察や各区海上保安部長などへ通報しなければなりません。
さらに防衛関係施設や空港の周辺地域の上空を飛行する場合は、対象施設の管理者への通報も必要となります。
ドローンの飛行練習を行いたいならドローン専用練習場もおすすめ
近年では、ドローンの普及に伴いドローン専用の練習場や室内施設などが増えています。
ドローンを飛ばせる場所を探す手間が省けたり、飛行禁止区域の心配をせず思う存分ドローンを飛ばすことができたりというメリットがあるので、操縦の練習をしたい方におすすめです。
人口集中地区の多い東京や大阪などの主要地域にも様々な練習場が設けられているので、是非活用してみてください。
ドローンを飛ばせる場所に関するよくある質問
ドローンを飛ばせる場所に関するよくある質問をまとめました。
ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にしてみてください。
100g未満のドローンが飛ばせる場所は?
100g未満のドローンは航空法の規制外なのですが、「空港などの周辺及び上空」や「150m以上の上空」などの飛行禁止区域に関しては規制の対象に含まれます。
その他の法律で定められたルールについては機体重量に関係なく適用されます。
資格を取得すると飛行禁止区域でドローンを飛ばせる?
航空法で定められる飛行禁止区域のうち、国家資格を取得することで許可・承認なく飛行できるケースがあります。
許可申請が不要になる場合に関しては「人口集中地区」での飛行かつ「二等操縦者技能証明」を有している場合に限ります。
自分が保有する土地なら自由にドローンを飛ばしても良い?
自己所有の土地であれば基本的に自由にドローンを飛ばしても構いません。
しかし、その土地が「人口集中地区」に含まれていたり、「国の重要施設の周辺」に合ったりする場合には、飛行が規制されます。
まとめ
ここまでドローンを飛ばせる場所について解説いたしました。
ドローンは様々な法令により、飛ばすことのできる場所が限られています。
そのため、アプリを活用してドローンの飛行禁止区域に該当しないエリアを探したり、飛ばしたい場所の管理者に許可申請を行ったりして、安全な飛行を楽しみましょう。
この記事を参考にして、ドローンを飛ばせる場所を探した上で思う存分楽しんでみてください。
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