ドローンは楽しく実用的なホビーですが、1万円から買えるようなトイドローンではなく、本格的な空撮用ドローンを買おうとすると、最低でも10万円を超えてしまいます。さらに、アクセサリや予備バッテリー、バッグなども揃えると20万円を超えることも珍しくなく、さすがに手軽に買えるものではありません。
でもこのドローン、実機がなくても体感するだけならタダで、しかもどこでも遊べます。本記事では、アプリでドローンを操縦できるドローンシミュレータやゲームを紹介していきます。
ゲーム感覚でドローン操縦トレーニングが可能
ドローンアプリの特徴は、ゲーム感覚で遊べるのはもちろんですが、「シミュレータ」と冠されているものも多いように、飛行練習としての役割も果たしています。
さまざまなセンサーや飛行アシスト機能が備わる高価なドローンでも、墜落してしまえば一瞬です。そのため、ドローンのシミュレータ・ゲームアプリなどでの練習が不可欠であると言えます。
航空機のパイロット向けのフライトシミュレーターや、レーシングシミュレーターなど、シミュレータでも操縦技術を磨けることはプロの現場で実証されています。ドローンを体感してみたい人だけでなく、ドローンを購入したばかりの人にもおすすめできるのがドローン体感ゲームアプリです。
フライトコントローラーを用意すれば練習用としても申し分ない
先述の通り、墜落防止のための練習に役立つのはもちろん、アプリにはFPVドローンレースが体感できるものもあります。送信機などを用意すれば、「たかがアプリ」と侮れない、飛行練習シミュレータとしても十分活用に耐えうるドローンレースゲームのタイトルが揃っています。
ドローンの飛行練習にもおすすめ、ドローンゲームアプリ4選
それでは、以下からゲーム感覚で楽しめるドローンシミュレータを4作品紹介していきましょう。
実機と連携もできるゲームアプリ「DRONE STAR」
チュートリアルから始まり、ホバリング検定、ソフトクリームを避けつつトレーニングする「ミニゲーム」「FPVモード」などを通してドローンを体験できるゲームアプリです。
ドローンの飛行方法を覚えられる実用性と、スコアを競えるゲーム性がマッチした本作は、ドローンの操縦者におすすめです。さらに、このアプリに対応した室内用ドローン「DRONE STAR01」も販売。FPVモードも備えており、飛行練習にうってつけの機体といえます。
iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/drone-star/id1206657296?l=en&mt=8
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.orso.dronestar&hl=ja
DRONE STAR01
https://www.amazon.co.jp/dp/B071S5HGSK/
引用:DRONE STAR 楽しみながら覚えて、体験しよう!
現実での操作感を味わえる「Quadcopter FX Simulator」
現実での操作感覚に近いドローンシミュレータです。まったくの未経験の方がプレイすれば、ドローン操縦の難しさを実感できるでしょう。日本語表示がないため、機体セッティングには少し手間取ってしまいますが、操作性やUIは直感的で楽しみやすいものに仕上がっています。
iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/quadcopterfx-simulator/id884782635?mt=8
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.Creativeworld.QuadcopterFX
DJI社のドローンに対応したARドローンアプリ「Drone Prix」
DJI社の「Phantom 3」「Phantom 4」「Mavic Pro」に対応した、初のARドローンゲームアプリ。仮想の障害物を避けながら、他のプレイヤーと競いつつポイントを集めていく内容です。
DJI社のドローン本体、送信機とも連動するため、ドローンの飛行練習を積むのに最適です。墜落防止に一度遊んでみてはいかがでしょうか。
iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/droneprix-ar/id1209190276?mt=8
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.edgybees.droneprixar&hl=ja
FPVドローンレースの練習ができる「FPV Freerider」
Androidアプリとパソコン上で動作する、FPVドローンレースゲームシミュレーターです。コントローラーを用いて、実践さながらにタイムアタックができるのが魅力。初心者向けに自動でホバリングをかけながら飛べるモードもあるので、さまざまなコースで遊んでみましょう。
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.Freeride.Freerider
PC
https://fpv-freerider.itch.io/fpv-freerider
まとめ
ドローンに慣れている人でも、しばらく練習していないと、ドローンも操縦の勘が鈍ってしまいます。操縦技術は、機体寿命を上げることにも、不幸な墜落事故を減らすことにもつながりますので、日々空き時間に練習しておきたいものです。
この記事と一緒によく読まれている記事
-
ドローンショーの仕組みを解説!演出や操縦はどうやっている?
-
ドローンを使ったスマート農業を解説!農業用ドローンの主な用途とは?
-
ドローンの免許(国家資格)の取得には年齢制限がある?何歳から取得できる
-
水中ドローンの操縦に免許は必要?水中ドローンに関する資格を解説
-
ドローンの操縦に無線技士の資格は必要?必要なケースや資格の取得方法を解説!
-
ドローン測量管理士とは?新しく登場したドローン測量の資格を取得する方法を解説!
-
海でドローンを飛ばす際の規制や必要な許可申請は?海で飛ばす時のルールを解説
-
ドローン国家資格の取り方を解説!取るまでの手順や取得期間はどれぐらい?
-
ドローン国家資格の難易度は高い?試験の合格率や勉強時間はどれぐらい?
-
ドローンを使った橋梁点検とは?メリット・デメリットや橋梁点検で使用される新技術を解説!
-
ドローンの目視外飛行は飛行許可が必要?目視外飛行を行う条件や練習方法を解説!
-
100g未満のドローンを飛ばせる場所を解説!チェックすべき法律や飛行ルールは?