最近テレビや会話でもドローンという言葉を耳にしますが、実際にはどのような物体でどのような働きをしているのか、知らない方も多いのではないでしょうか。ここではドローンとは何なのか、ドローンの構造について解明してみましょう。
ドローンとは一体どういうもの?
ドローンと聞くと空飛ぶラジコンのイメージが浮かびますが、実際のドローンとは遠隔操作やコンピューター制御により飛行する回転翼のある小型無人航空機となります。
一方、ラジコンは人が手動で操作して動かすものなので、ドローンとは根本的に違いがあります。
ドローンは、元は軍事用に開発・使用されてきたもので、小型化や軽量化などが研究され、現在ではカメラを搭載して空中から撮影するドローンや、ピザやフライ物を乗せて宅配するドローンなども生まれ、その用途は様々であり、利便性が着々と証明されつつあります。
さらについ最近ではスマートフォンのカメラ機能と連動させて小型のドローンを飛ばしながら自分を撮影するという、まさに現在の若者がワクワクしそうな「インスタ映え」する撮影が出来るドローンなども出現しています。
また、大変重要なのは災害時の救助や連絡手段としてもドローンが活躍できるように日々研究がなされているということです。今後ドローンが日常的に私たちの頭上を飛び回る光景が普通になる日はそう遠くないようですね。
ドローンの構造を知りたい
ドローンは、地面からそのまま空中に上がりますが、なぜあのような飛び方ができるのでしょうか、ここでは、ドローンの構造について解説していきます。
動かしている動力とは
ドローンを動かす場合はモーターが使われていますが、このモーターはDCモーターもしくはブラシレスモーターと呼ばれるもので、どちらも一般的なモーターになります。現在はブラシレスモーターもDCモーターと呼ばれることが多くなりました。
軍事用などで飛行時間を長く保つ必要があるドローンや、災害時や競技用といった特殊なドローンの場合は、モーターではなくエンジンを使用することが主流です。こういったエンジンを内燃機関とも呼びます。
回転数と回転翼
モーターに効率よく回転数を与えるためには回転翼が関係してきます。この回転翼とはドローンに取り付けられている回転翼のことで、別名ローターとも呼ばれており、この回転翼に合った回転数が調整されなければ飛行がうまく出来ずに本来の力を発揮できなくなってしまいます。
しかしながら、一般的なドローンに関しては大きな変動が少ないため不要になります。一方、重量のあるドローンやヘリコプターなどは回転が大変難しいために、この回転数の調整などが必要となります。
みなさんが目にしている一般的なドローンは4枚の回転翼がついていることが多いと思いますが、ドローンには4枚の回転翼以外にも6枚タイプや8枚タイプなど様々なものがあります。この翼の回転数をコントロールして前進、後退、上昇、下降、左右の移動を行っています。
ドローンを動かすために必要な送信機(コントローラー)
ドローン単体のみでは飛行不可能ですので、地上から操作を行う送信機(コントローラー)が必要となります。送信機はプロボとも呼ばれており、電波をドローン本体に送り、ドローンが受信機で受け取る構造になっています。他にもスマートフォンで操作ができる方法もあります。
ドローンの構造を深く知るためにはスクールがおすすめ
現在、ドローン操縦士認定スクールは首都圏を中心に増え続けており、受講生徒は満員に近い状態です。
しかし、ドローンに関連するビジネスも拡大しつつあるにも関わらず、実際にドローンの構造を理解し、ドローン操縦を行える人間はまだまだ不足しており、まずはドローン操縦のプロフェッショナルを育てることが先決です。
各認定スクールによりその受講内容は違いがありますが、興味があるならぜひチャレンジをおすすめします。ドローンの構造など、詳しい知識を得るためにも、スクールを活用してみてください。
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