ドローンは、基本的に目視で確認できる範囲内までしか飛ばしてはいけないことになっています。ドローンは国土交通省のルールで、目で見える範囲内で飛ばすことが義務付けられているのです。
それでは、ドローンメーカーが飛行距離として推奨しているのはいったいどのぐらいなのでしょうか。ドローンと距離の関係についてみていきましょう。
ドローンは平均3キロ程度の飛行距離
ドローンの飛行距離はだいたい2.5キロ~3キロ程度です。3キロというと3,000メートルですので、山手線のひと駅半ぐらいの距離感があります。それぐらい、ドローンは遠くまで飛行をすることができるのです。
ただし、冒頭にも述べましたとおり、ドローンは目視で確認できる範囲内にしか飛ばしてはいけないというルールがありますので、3キロの限界まで飛ばす人はほぼいません。いたらそれはルール違反で、ドローンが没収されるなどのペナルティにあってしまいます。
ドローンの飛行距離が3キロ程度というのはあくまで、メーカーが出している理論値の話です。実際には、300メートル程度の距離で飛ばすのがほとんどではないでしょうか。あまりに近すぎても危険ですし、遠すぎても見えなくなりますので、300メートル程度の距離感がドローンの飛行としては無難、といったところだと考えられます。
バッテリーは意外と長持ち
ドローンは平均して8分~30分程度の飛行が可能です。バッテリーの持ちがありますので、買ったばかりのドローンになればなるほど、バッテリーが長持ちします。そして最新の機種であればあるほど、バッテリーの持ちも良いのです。
そのため、飛ばそうと思ったらいくらでも遠くまで飛ばすことができます。実験してみたところ、ドローンの最大の飛距離は6キロほどだったというデータがあります。これは、国土交通省の許可を得て行った実験です。
6キロというと、東京駅と品川駅ぐらい離れていますので、結構な距離感を飛ばせることになります。30分程度の飛行であれば、時速12キロで飛ぶと仮定して、6キロ程度ならば余裕で飛ばせるということでしょう。
ただし、繰り返しになりますが、目視できる範囲外に飛ばすということは、ルール違反であり、なおかつドローンを紛失してしまうリスクもあります。
あまり遠くにあてずっぽうで飛ばすのには、意味がないでしょう。ドローンの飛行距離を測りたいのであれば別ですが、不必要に飛ばすとバッテリーが切れて距離を測る前に墜落してしまいます。
ドローンは、操縦次第で意外と遠くまで飛びます。しかし急激にバッテリーが切れるので注意が必要です。
航空法をしっかり守ろう
ドローンを愛する私たちが何よりも守らなければならないのが航空法です。定められたルールのなかで、ドローンを遠くの距離まで飛ばすことは良いのですが、目視で確認できないほどの長距離を飛ばしてはいけません。
航空法を守って、定められたルールの中で飛ばさなければ、違法行為になってしまいます。また、ドローンは安全保障を脅かす可能性があるほどの脅威となることもあります。とくに、東京都内には上から勝手にのぞきみてはいけないような建物や、皇居などがあり、空撮しては行けない場所もあります。
日本に住む住民として、ルールを守ってドローンを飛ばしましょう。ドローンの飛行距離は300メートル程度におさめて、見える範囲内で、必要であれば国土交通省の許認可を得て、ドローンを飛ばしましょう。
どこまで飛ばせるのか、ドローンの飛行距離を知りたくなる気持ちはわかりますが、ドローンは見えないところまで飛ばしてはいけません。そもそも、ロストしてしまう危険性があることを忘れないでください。
今回はドローンの飛距離について見てきました。ドローンは楽しいですし、長距離を飛ばすことも可能なガジェットです。結構な距離を飛ばせるのでついつい楽しくなりがちですが、社会人として、航空法を守ってペナルティを受けないルールの範囲内で楽しみましょう。
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