発売当初はラジコン操作や空撮を手軽に楽しむことができるアイテムとして幅広い世代に人気が広がったドローンですが、現在ではスリルを感じさせる臨場感たっぷりのドローンレースが大人気となっています。日本ではまだまだ発展途中ですが、世界では賞金総額1億円を超えるレースなども行われています。ここでは、世界各国で開催されるドローンレース大会をご紹介します。
項目1 ドローンは空撮を楽しむだけではない
発売当初は、ラジコン感覚での使用や空撮を気軽に楽しめるなど、幅広い遊び方ができるガジェットとして注目を集めた「ドローン」。現在では、ドローンを使ったドローンレース大会も数多く開催され、国・年齢問わず多くの人々から注目を集めています。
2014年にオーストラリアで開催されたレースを皮切りに、現在、世界で8つのレース開催組織があり、かなりの高額賞金が設定されているレースもあるほどです。ドローンから送られてくる動画は技術性・迫力・臨場感はもちろん、芸術性も高く、音楽のPVに動画を利用したりなど、様々な楽しみ方ができます。
上記のような世界的な流行により、これから日本で開催されるドローンレース大会も着実に増えてくるだろうと予想することができます。今後は国内でも、さらなる迫力満点のドローンレースを楽しむことができるでしょう。
項目2 ドローンレースとは?
ドローンレースとは一般的に、パイロット・ナビゲーター・ピットクルーの3名で構成されるチーム競技です。
パイロットが、VRゴーグルをかぶり、ドローンから送られてくる映像を見ながら、100㎞/hを超える速さのドローンを操縦します。競技内のルールは、国際的に定められているものはなく、開催されるレースによって様々です。
また、参加資格は主催者によって異なっておりますが、おおむね幅広い年齢層の方が参加可能であることも魅力の一つです。過去には、15歳の少年が優勝したレースもあり、子供でも楽しめる安全な競技レースだと言えます。
項目3 賞金総額1億円!?世界で開催される様々なドローンレース大会
世界各国で行われているドローンレース大会でも、特に人気の高い大会をご紹介します。
〇国内のドローンレース大会
(1) ジャパン・ドローン・チャンピオンシップinハウステンボス
2017年2月17日~19日にかけて長崎のハウステンボスで行われた大会です。大会当日は来場者数3,250名以上、ライブ視聴者数10万人以上と大熱狂ぶりで、メディアでも多く取り上げられています。
<競技種目>
1. FPVドローンレース
2. Non FPVドローンレース
3. 空撮コンテスト
URL:https://www.jdra.or.jp/events/2017/0217-japan-drone-championship/
(2) Drone Racing Cup in KOBE
日本で初めての賞金付きドローンレースである「Drone Racing Cup in KOBE」。ドローン専用飛行場の「SKY GROUND」で行われています。
<競技種目>
1. FPVレース
2. 目視レース
<賞金>
FPVレース | 目視レース | |
1位 | 50,000円 | 30,000円 |
2位 | 30,000円 | 20,000円 |
3位 | 20,000円 | 10,000円 |
URL:http://kite-corporation.com/drone-racing-cup-in-kobe/
〇世界のドローンレース大会
(1) ドローンレーシングリーグ
ドローンレーシングリーグは、国際組織「インターナショナル・レーシング・アソシエーション」が開催している世界選手権大会です。
このレーシングリーグは全6戦で行われており、アメリカ・マイアミにある「サンライフスタジアム」や、ロサンゼルスにある「廃墟のモール」など、様々な場所で行われているのも楽しみの一つです。アメリカ以外にもイギリスなどでも開催されています。
<競技種目>
1. FPVレース
URL:https://thedroneracingleague.com/
(2)ワールド・ドローン・グランプリ(ドバイ)
ドローン技術の発展を目的に開催されたこの大会は、ドバイのスカイダイビングスポットで開催されました。「観客賞」「地元賞」などユニークな賞が設定されているのも、ワールド・ドローン・グランプリの魅力です。2016年に行われたレースには日本からも3チームが出場しています。
<競技種目>
1. トラックレース
2. フリースタイル
<賞金>
トラックレース | フリースタイル | |
1位 | $250,000 | $50,000 |
2位 | $125,000 | $25,000 |
3位 | $50,000 | $125,000 |
4-8位 | $12,500 | $6,250 |
・観客賞:$100,000
・最速ラップ賞:$100,000
URL:https://twitter.com/worlddroneprix
この記事と一緒によく読まれている記事
-
ドローンの操縦に無線技士の資格は必要?必要なケースや資格の取得方法を解説!
-
ドローン測量管理士とは?新しく登場したドローン測量の資格を取得する方法を解説!
-
海でドローンを飛ばす際の規制や必要な許可申請は?海で飛ばす時のルールを解説
-
ドローン国家資格の取り方を解説!取るまでの手順や取得期間はどれぐらい?
-
ドローン国家資格の難易度は高い?試験の合格率や勉強時間はどれぐらい?
-
ドローンを使った橋梁点検とは?メリット・デメリットや橋梁点検で使用される新技術を解説!
-
ドローンの目視外飛行は飛行許可が必要?目視外飛行を行う条件や練習方法を解説!
-
100g未満のドローンを飛ばせる場所を解説!チェックすべき法律や飛行ルールは?
-
ドローンの高さ制限を解説!ドローンを飛ばせる高度はどこまで?
-
ドローンサッカーってどんな競技?ルールや始め方を詳しく解説
-
東京ディズニーリゾートがドローンショーを開催!ショーの中身や見た人の反応は?
-
ドローン操縦士の仕事はない?ドローンの求人数や仕事を得るのに必要なこととは?