初めてのドローンはどう遊ぶ?操作方法から遊び方まで一挙徹底解説!

更新日: 2024.04.10 公開日: 2017.07.28
img

近年はネット通販や家電量販店などで、誰でも簡単にドローンを入手できるようになりました。

しかし、「ドローンを購入したはいいもののどうやって遊べば良いのか分からない」「これからドローンを購入して遊びたいけど法規制が分からず不安」などの悩みがある方も多いことでしょう。

今回は初めてドローンを使って遊ぶ方向けに、ドローンを飛ばすうえで欠かせない法規制の基礎知識や操作方法、おすすめの遊び方を解説いたします。

目次

ドローンで遊ぶ前に知っておきたい!法規制の基礎知識

実際に遊ぶ前に、「ドローンは遊び方を誤ると法律違反になる恐れがある」ことを知っておきましょう。

一見ドローンを飛ばしやすそうな場所も、実は法律で飛行禁止とされていたというケースは珍しくありません。

ここでは、ドローンに関わる法規制の基礎知識について解説いたします。

ドローンを飛ばす場所や方法は法律で決められている

「航空法」では、屋外で飛ばす重量100g以上のドローン(無人航空機)に対して飛行場所・方法の制限を設けています。

以下の飛行場所・方法で100g以上のドローンを無断で飛ばすことは禁止されており、実施したい場合は事前に国土交通大臣への許可申請を済ませる必要があります。

【飛行場所】

  • 150m以上の高さの上空
  • 空港周辺
  • 人口集中地区(DID地区)上空
  • 緊急用務空域

【飛行方法】

  • 夜間飛行
  • 目視外飛行
  • 人・物・車などから30m未満の距離での飛行
  • 催し場所での飛行
  • 危険物輸送
  • 物件投下

とはいえ、飛行許可申請は10時間以上の飛行経験が必要とされているうえに、書類の準備に手間がかかるため初心者にはハードルが高いものです。

趣味としてドローンを飛ばして遊ぶだけなら、航空法が適用されない100g未満のトイドローンを選ぶか屋内で遊ぶことをおすすめします。

他にも「小型無人機等飛行禁止法」や「都道府県の条例」などでもドローンの飛行に関する制限があるため、屋外で飛ばす場合は事前に調べておきましょう。

ドローンの操縦に資格は不要

ドローンの操縦資格に関しては法律で取り決めがなく、誰でもドローンを飛ばすことができます。

ただし国土交通省から認可を受けた民間団体の認定資格(民間資格)や国家資格は存在し、取得すると「ドローンの操縦技術や知識が身につく」「許可申請が簡略化される」などのメリットを得られます。

ある程度ドローンで遊んでから、屋外でより本格的な飛行や空撮に挑戦してみたい方は資格の取得を検討しても良いでしょう。

ドローンの操作方法

ドローンの操作性はラジコンと異なり、慣れるまでは地道に飛行練習を重ねる必要があります。

また、安全のために操作前の確認事項も覚えておくことが大切です。

ここでは、ドローンの操作に必要な確認事項や基本的な操作方法についてご紹介いたします。

操作前の確認事項

ドローンを操作する前に、まず送信機の電源を入れてからドローン本体の電源も入れます。

どちらも電源が入っていることを確認のうえ、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 送信機と機体は正常に接続されているか
  • バッテリーの電圧値が3.7V以上になっているか(送信機で確認可能)
  • GPS、緊急停止などのスイッチの位置
  • 周囲に人や障害物などがないか

基本の操作方法

上記確認事項のチェックを終えたら、実際に操作してみましょう。

ドローンには「モード1」と「モード2」という操作モードがあり、モードによって左右のスティックが対応している移動方向が変わります。

各モードが対応している移動方向は、以下の通りです。

スクロールできます
右スティック左スティック
モード1・上昇
・下降
・左右
・前後
・左右の向き(旋回)
モード2・前後
・左右
・上昇
・下降
・左右の向き(旋回)

国内ではモード1が主流で、右利きの人やラジコンヘリの操作性に慣れている人が操作しやすい傾向にあります。

モード2は海外製品に多く、左利きの人にも操作しやすいことが特徴です。

なお、ドローンを始動させるときはいきなり上昇のスティックを倒すのではなく、左右のスティックを同時に「八の字」か「逆八の字」の方向へ倒しましょう。

飛行中に緊急停止させる際も同様の操作を行います。

ドローンを使った遊び方3選

操作方法を覚えたら、実際にどんな遊び方ができるのかを知っておきましょう。

ドローンを使った遊び方の代表例を、3つご紹介いたします。

1、空撮、映像製作


代表的なドローンの遊び方が、機体に搭載されたカメラで風景などを撮影する「空撮」です。

風景や被写体を俯瞰するカメラアングルと滑らかなカメラワークで、地上からの撮影では実現できないダイナミックな写真・映像撮影を楽しめます。

ハンドジェスチャーによるシャッター機能で機体を飛ばしながら簡単に自撮りができたり、4K画質に対応した高性能なカメラが搭載されていたりと、空撮に特化したドローンも数多く販売されています。

2、ドローンレース


ドローンにつけたカメラを、操縦者の着用した専用のFPVゴーグルにリアルタイム送信し、楽しむドローンレース。まるで自分がドローンに乗り込んだかのような、エキサイティングな映像が体験できます。また、ドローン自体のカスタマイズも操縦者の醍醐味です。

なお、FPV対応のドローンは5.8GHz帯の電波を使用しているため、アマチュア無線4級の資格が必要になります。

3、 ドローンファイト

子供と一緒に楽しめる遊び方としておすすめなものが、2台の小型ドローンを使って行う「ドローンファイト」です。

ペットボトルや筒状のものにドローンファイト用の風船ユニットを取り付け、2台のドローンを同時に離陸させます。

風船ユニットには衝撃が加わると「びょう」が飛び出す的があり、先に的へドローンを当てて風船を割った方が勝ちというルールになっています。

ドローンファイト用の風船ユニットは、一般社団法人ドローンファイト協会から販売されています。

商品ページ:https://ballbus.buyshop.jp/items/46205702

まとめ

ドローンはただ飛ばすだけでなく、空撮・レース・対戦ゲームなど多様な遊び方ができる画期的な機器です。

ただし屋外で飛ばす場合、航空法などの法規制が関わってくるため事前に正しい知識を付けておく必要があります。

また、基本操作に慣れないうちは室内やドローン練習場などを活用し、着実に練習を重ねていきましょう。

安全で楽しい遊び方を理解し、ドローンで自分の趣味を広げたりお子様と一緒に楽しんでみたりしてはいかがでしょうか。

この記事と一緒によく読まれている記事

利用目的からドローンに
ついて知る