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おそらくスマートフォンの画面を覗き込んでいる方が、大半ではないだろうか。
そう、今の世の中はスマートフォンを所持していることが前提の社会であると言え、すでにインフラの一つとして根付いたといえる。
今更言うまでもないがスマートフォンが優れているのは、インターネット環境を持ち運べることだ。
従来はPCがその役割を担っていたが、現在では四六時中私たちの懐にあるスマートフォンのほうが、より私たちに近しい存在となった。インターネットが登場した20数年前、当初はごくごく狭いアカデミアとビジネスの世界がこれに注目し、その後急速にインフラ化したのである。この時に起きた関連企業の特需と株価の上昇を、ネットバブルと呼ぶこともある。
そして今、似た状況にあるのがドローンである。
現在のスマートフォンのように、万人がドローンを操縦するようになるという意味では必ずしもない。ドローンが空を飛んでいる状況が当たり前となり、そのことを万人が受け入れているという未来のことを指している。
つい先日、ドローンビジネスのスタートアップ支援のための新ファンドを立ち上げた、千葉功太郎氏も以下のように語っている。
「個人的には、インターネットに接続されたドローンが当たり前のように空を飛んで、モノを運んだり、監視をしたり、それをクラウドで管理できる『ドローン前提社会』が5年以内に実現すると思っています。この2年でドローンの面白さや可能性に気づけましたし、何より社会的認知が広がり、いよいよ産業として伸びる芽が出てきた、と感じています」
千葉氏は「ドローン前提社会」という言葉を使っているが、このような感覚はドローンについて多少知っている人ならば誰しもが共有しているだろう。
事実、ドローンは日進月歩で進化し、さまざまな関連サービスが生まれている。今の子ども達には、ドローン操縦士という進路も出てきたくらいだ。
それが本当に5年後に訪れるかどうかは別としても、今世の中が「ドローン前提社会」という未来に向けて動いていること、私たちがドローンバブルの最中にいることは間違いがない。
参照:「5年以内に“ドローン前提社会”がやってくる――千葉功太郎氏が新ファンドを立ち上げたワケ」
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