羽ばたき型航空機「オーニソプター」とドローンの関係って?②

更新日: 2021.11.24 公開日: 2017.04.12
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羽ばたき飛行をする航空機、オーニソプター。
かのレオナルド・ダ・ヴィンチによってあるスケッチが描かれた時が、オーニソプターが世界の歴史に初めて登場した瞬間だった。

オーニソプタースケッチイメージ

ダ・ヴィンチは昆虫ではなく、鳥やコウモリを手本としてオーニソプターの開発について真剣に検討を重ねた。

しかし残念ながら1900年代のライト兄弟の登場まで、航空機の開発が成功しなかったのは、皆さんもご存知のとおりだ。そしてその世界初の航空機はオーニソプター型ではなくグライダー型であるし、私たちが現在慣れ親しんでいる航空機も同様だ。

では、もうオーニソプターに目を向けることは馬鹿らしいことであり、そんな研究開発を行う人々はこの世から消え去ったのか?

いや、進化したドローンの誕生により、オーニソプターの発想が再び注目されていると言える。

たとえば去年、イギリスで鳥のように着陸ができるドローンの開発が進められているという報があった(その時の記事はこちら)。

物資の配送などを始めとして、今後ドローンは私たちの日常生活に根ざした利用法がされようとしている。そのため、地上滑走に必要なスペースを減らすことは課題の一つである。

鳥イメージ

鳥や昆虫などが飛行にあたって滑走を必要としないことは、皆さんも想像がつくだろう。
オーニソプターの技術をドローンに反映し、より急角度での着陸を可能にしようというわけだ。

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