「天空の城」竹田城跡、ドローン被害に悩む

更新日: 2021.11.24 公開日: 2017.03.24
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兵庫県竹田城跡周辺で、市が飛行を禁じているドローンの目撃が後を絶たないという。史跡の損傷や、事故につながる恐れがあり、市は看板を設置するなどして、ドローンを飛ばさないよう呼び掛けている。

ドローン被害に悩む竹田城

2015年11月、大阪市西成区の男性が飛ばしたドローンが、城跡の西約30メートルの林に落下。男性に回収を要請したものの応じず、業者が撤去するまでに1年以上がかかった。

15年12月の改正航空法施行でドローンの飛行に規制がかかったものの、昨年夏にも外国人旅行者のグループが天守台からドローンを飛ばし、城跡に落下。
グループに厳重注意をし、敷地内にドローン禁止の看板を設置した。

しかし、その後も城跡内や観光駐車場などからドローンを飛行するケースが相次ぎ、関係者は頭を抱えている。

雲海に包まれる姿が天空に浮かぶように見えるということで、竹田城は「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる。

ドローンの落下によってバッテリーが損傷した場合、火事を引き起こす可能性があるため、自然の中にあるこの天空城ではドローン飛行は頭の痛い問題だ。

参照:「天空の城、ドローン目撃後絶たず 落下で損傷懸念

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