プロカメラマンによる映像制作や点検・測量などの産業分野でも大活躍している、カメラ付きのドローン。
一見敷居が高いように思えて、実は1万円以下でも購入可能な初心者向けモデルも多く発売されています。
とはいえカメラ付きドローンの種類は非常に多く、初めてドローンを購入する方は迷ってしまうことも珍しくありません。
今回は自分に合ったドローンの選び方に加え、初心者向け機種を中心におすすめのカメラ付きドローンを一挙ご紹介いたします。
初心者でもハイクオリティな写真を撮影することができる高画質カメラ付き機種や、撮影テクニックも解説していますのでぜひ最後までご覧ください。
初めてカメラ付きドローンで撮影をするなら安価なものがおすすめ!
誰でも簡単に臨場感あふれる写真や動画を撮影することができるカメラ付きドローンですが、機種によって価格や性能は大きく変わります。
4Kカメラ搭載など高性能なドローンは10万円以上の価格となっていることもありますが、少しスペックを落とせば1万円前後で購入可能なドローンもあります。
「せっかくなら高性能な機種で空撮を楽しみたい」と考える方は多いかと思いますが、初めてドローン空撮の経験がない初心者の方はまず安価な機種から始めてみましょう。
ドローンの飛行は操縦者の熟練度にかかわらず、風や電波の切断など様々な要因で制御不能となるリスクが付きものです。
さらに初心者の方は、操作ミスで機体を壁や障害物にぶつけてしまう可能性もあります。
トラブルが発生した際、迅速に対処できなければ機体の故障やロストに繋がります。
せっかくの高価な機体を予期せぬトラブルや操作ミスで失うことがないよう、気軽に楽しむためにも安価な機種がおすすめです。
初めてカメラ付きドローンで写真を撮影する際に必要なものとは?
カメラ付きドローンを使って空撮を行うには、基本的に以下の機材が必要になります。
- ・カメラ付きドローン本体
- 送信機
- バッテリー
- 充電器
- SDカード
- スマートフォンまたはタブレット端末
ドローンは本体・送信機・バッテリー・充電器・がセットになっていることも多いため、事前にアイテムを揃える手間を省きたい方は付属品の内容も確認のうえ購入することをおすすめします。
また、SDカードがなければ撮影した写真や動画を保存することができないため、忘れずに用意しましょう。
機種によってはスマートフォンやタブレット端末との連携に対応しており、専用アプリを通して遠隔操作や写真撮影などを行うことも可能です。
最低限必要なアイテムとしては上記の通りですが、航空法で規制されている場所や方法でドローンを飛ばす場合は飛行許可証なども必要になります。
初めてカメラ付きドローンを購入する際のチェックポイント
ドローンはモデルによって性能や搭載されている機能などが大きく変わるため、製品情報をよく確認のうえ選ぶことが大切です。
初心者の方が入門機となるカメラ付きドローンを購入する場合は、以下4つのポイントに注目すると良いでしょう。
機体重量(大きさ)
機体重量が100gを超えるドローンは、航空法で定められた規制ルールの対象となります。
屋外かつ規制された場所・方法でドローンを飛ばす場合、事前に国土交通省へ飛行許可申請が必要です。
また、屋外で飛ばす100g以上のドローンはすべて所有者や機体の情報を記載のうえ機体登録も済ませなければなりません。
100g以上のドローンは上記のように必要手続きの手間が生じ、初心者にはややハードルが高いものです。
屋外で気軽に空撮の練習を行うことができるドローンを求める方は、飛行時の自由度が比較的高い100g未満の機種をおすすめします。
カメラ性能
一般的なカメラ付きドローンに搭載されているカメラは、HD・フルHD・4Kいずれかの解像度に対応しています。
高精細な写真や滑らかな映像を撮影したいのであれば4K対応のカメラ付きドローンも検討するべきですが、カメラ性能が上がるほど価格も高くなることに注意が必要です。
操作練習や趣味程度の気軽な空撮を目的にカメラ付きドローンを購入する場合は、フルHDのカメラでも十分に楽しむことができます。
画質以外にも「デジタルズーム機能」や「FPV機能」など、空撮のクオリティや楽しみ方に関わる機能は様々なものがあります。
多機能なモデルは高額になりやすいため、本当に求める機能を事前に明確化したうえで機種を選ぶと良いでしょう。
飛行可能時間
ドローンはバッテリーがなければ飛行することができないため、バッテリー1つあたりの連続飛行可能時間も確認しておきましょう。
一般的な消費者向けカメラ付きドローンの多くは10~20分程度の飛行が可能ですが、本格的な機種だと30分以上の飛行が可能です。
カメラアングルの調整に時間をかけたいかた、遠くまで飛ばしながら写真を撮影したい方は飛行可能時間が長い機種を選ぶと良いでしょう。
より長時間の空撮を楽しみたい場合は、その機種に対応した予備のバッテリーも揃えておくと安心です。
機体の性能
ドローン本体の性能は、初心者にとって重要なポイントの1つです。
ドローンの操縦は複雑で慣れを要するため、初心者の方は操縦ミスで機体を墜落・ロストさせないよう十分に注意しなければなりません。
また、飛行時の安定性や安全性を高める機能が搭載されている機能を選ぶことも大切です。
初心者の場合、以下の機能が搭載されているドローンを選ぶと良いでしょう。
- 高度維持機能:自動でホバリング(空中での静止)を行う機能
- GPS:人工衛星からの位置情報で姿勢を自動制御
- ヘッドレスモード:機体がどこを向いていても操作の方向が変わらない
- 障害物回避機能:自動で障害物を検知して回避する
安いドローンでも十分!初心者におすすめのカメラ付きドローン
ドローンの性能は価格に比例していることが多いですが、近年は低価格でも十分に空撮を楽しむことができるスペックの機種が多数販売されています。
ここでは、初心者の方も気軽に始めることができる安いカメラ付きドローンをご紹介いたします。
Ryze トイドローン Tello Powered by DJI
Ryze Tech社がDJIより技術提供を受けて開発した、初心者向けドローンの決定版とも言える機種です。
500万画素の静止画・HD720p/30fpsの動画撮影に対応したカメラが搭載されており、練習や趣味の空撮においては申し分ない性能となっています。
iPhoneまたはAndroidで直感的に操縦することができ、アプリを活用して簡単にアクロバット飛行を繰り出せる6種類のフライトモードもTelloの魅力。
その場で回転したり、被写体の周りを回りながら撮影をしたりと、多彩な飛行方法で思い描くままの写真・動画撮影を楽しむことができます。
さらに機体に向かってハンドサインをすると、その動きに合わせてカメラのシャッターが着られるため自撮り写真で楽しめるドローンを探している方にもおすすめです。
また、Telloは簡単なプログラミングにも対応しており、子供のプログラミング学習の教材になるという一面もあります。
価格 | 12,980円~ |
サイズ | 98×92.5×41mm |
重量 | 80g |
カメラ画質(写真) | 500万画素(2592×1936) |
飛行可能時間 | 約13分 |
機能 | ・高度維持機能 ・自動飛行機能 ・ジェスチャー操作 など |
Holy Stone ドローン HS160
中国の大手トイドローンメーカーである、Holy Stone製の人気機種です。
アーム部分の折りたたみが可能で、折りたたむとスマートフォンのようにコンパクトなサイズとなるため外出時も簡単に持ち運ぶことができます。
機体に内蔵された気圧センサーで自動的にホバリングが行われるため、初心者も安心して操縦することが可能です。
また、スマートフォン(iPhone・Android)との連携にも対応しており、専用アプリでリアルタイムに映像を確認しながら自分のタイミングで写真や動画の撮影を開始できます。
スマートフォンを使った操作にも対応しており、飛行中にスマートフォンを傾けるだけで直感的に機体を動かせることもポイントです。
価格 | 7,990円~(現在購入不可) |
サイズ | ・折りたたみ時:140×68×30mm ・展開時:185×155×30mm |
重量 | 83.5g |
カメラ画質(写真) | HD720p |
飛行可能時間 | 約5~6分 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(離着陸) など |
Holy Stone ドローン HS220
おしゃれなホワイトカラーのボディとプロペラガードが特徴的な、Holy Stone製カメラ付きドローンです。
アーム部分は伸縮可能となっており、折りたたみ時・展開時のどちらも安定した飛行が可能となっています。
専用アプリをインストールしたスマートフォンからの操縦も可能で、画面からリアルタイム映像を確認しながら風景の撮影や自撮りを楽しむことができます。
また、画面に指でラインを描くとその通りに機体が移動することも可能という、新感覚の操作性もHS220の魅力です。
ヘッドレスモードやスピード調整機能も搭載されており、ご自身の操縦レベルに合ったスピードで安全な練習ができます。
価格 | 7,320円~(現在購入不可) |
サイズ | ・折りたたみ時:145×145×40mm ・展開時:250×250×40mm |
重量 | 80.8g |
カメラ画質(写真) | HD720p |
飛行可能時間 | 約7分 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・4段階スピード切り替え機能 など |
Holy Stone ドローン HS440
大容量バッテリーが2個付属しており、小型ドローンでありながら最大で40分間の飛行が可能な機種です。
本体からアクセサリー・消耗品まですっきりと収納できる付属品のケースで、屋外への持ち運びもしやすくなっています。
機体には1080p112°広角カメラが搭載されており、角度は90°まで調整可能なため広大な風景も画角に入れて写真を撮影することができます。
高度維持機能・ヘッドレスモード・スピード切り替え機能など初心者に嬉しい機能の他、自動で反時計回りに高速旋回する機能も搭載。
空撮だけでなく、単純な飛行も十分に楽しむことができます。
多機能でありながら価格は1万円台と非常にコストパフォーマンスが良く、Holy Stone製カメラ付きドローンの中でも高い人気を博している機種です。
価格 | 13,990円~ |
サイズ | ・折りたたみ時:125×81×59mm ・展開時:289×195×59mm |
重量 | 166g |
カメラ画質(写真) | ・SDカード側:1920×1080p ・スマホ側:1280×720p |
飛行可能時間 | 約20分(バッテリー1個あたり) |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・2段階スピード切り替え機能 ・ワンキー操作(離着陸) ・高速旋回機能 など |
4DRC 4D-V14
中国のドローン・ラジコンメーカーである4DRC製のカメラ付きドローンです。
DJIの人気ハイスペックドローン「Phantomシリーズ」を思わせる機体デザインが特徴的ですが、価格は1万円未満とリーズナブルな設定となっています。
機体には1080pのフルHDカメラが搭載されており、カメラの角度は90°まで調整可能なためあらゆるアングルから被写体・風景を撮影することができます。
さらに大容量のバッテリーが2個付属しており、合計で28分間と長時間の飛行が可能なこともポイントです。
高度維持機能・ヘッドレスモード・アプリを利用した軌道飛行モードなど機体の操作性を高める機能の他、ジェスチャーで写真・動画撮影を始める機能やワンキー操作による宙返り機能なども搭載。
電圧が低下するとアラームが作動する仕様となっており、飛行や空撮の楽しみ方を広げる機能性と安全性を兼ね備えた機種となっています。
価格 | 9,890円~ |
サイズ | 260×260×100mm |
重量 | 108g |
カメラ画質(写真) | 1920×1080p |
飛行可能時間 | 約14分 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3段階スピード切り替え機能 ・ワンキー操作(離着陸/3Dフリップ) ・ジェスチャー撮影機能 など |
ジーフォース(G-Force) LUCIDA Red GB121
日本のラジコン・ドローンメーカーであるG-Force製のカメラ付きドローンです。
アーム部分を折りたたむと名刺サイズになるコンパクトなドローンでありながら、1080pフルHD画質のカメラを搭載しています。
機体底部にはビジョンセンサを搭載したボトムカメラが内蔵されており、映像のズレを検知して自動的に姿勢を制御します。
さらに、操作を行うまで機体がその場でホバリングを続ける高度維持機能も搭載。
1万円未満というリーズナブルな価格と相まって、初心者に最適なドローンの1つと言えます。
着脱可能なプロペラガードが付属しているため、屋内での操縦練習も安全に行うことができます。
価格 | 13,500円~ |
サイズ | ・折りたたみ時:66×43×29mm ・展開時:56×76×29mm |
重量 | 34g |
カメラ画質(写真) | 1920×1080p |
飛行可能時間 | 6分 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード など |
100g以下の軽量なおすすめカメラ付きドローン
軽量で持ち運びがしやすく、航空法の規制対象にならず気軽に使うことができる100g以下のおすすめドローンをご紹介いたします。
DBPOWER DC014
中国で設立された、ドローン・プロジェクター・DVDプレイヤーのメーカーであるDBPOWER製のカメラ付きドローンです。
メタリックなレッドとブラックのカラーリング、そして曲線的かつスマートなフォルムでスタイリッシュなデザインとなっています。
機体には1080p・120°広角カメラが搭載されており、風景を幅広く画角に収めて写真を撮影することができます。
手持ちのスマートフォンに専用アプリをインストールすれば、FPV視点での映像を楽しむことも可能です。
高度維持機能や最高速度の調節機能など、初心者も安心して操縦できる機能が豊富に搭載されています。
さらにスマートフォンの画面上から指で描いた軌道の通りに飛ばしたり、ワンキー操作で機体が宙返りしたりなど、飛行だけでも楽しめる仕様が魅力です。
価格 | 8,999円~ |
サイズ | 不明 |
重量 | 89g |
カメラ画質(写真) | 1920×1080p |
飛行可能時間 | 6分 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3段階スピード切り替え機能 ・ワンキー操作(離着陸/3Dフリップ) など |
Holy Stone ドローン HS430
折りたたみ式のカメラ付きドローンで、アームを展開しても手のひらに収まるコンパクトなサイズとなっています。
機体には1080pカメラが内蔵されており、手動でカメラの角度を90°まで調整することが可能です。
スマートフォンと連携してリアルタイム映像を確認しながら撮影したり、ジェスチャー撮影機能で手軽に自撮りをしたりと様々な撮影方法でt直しむことができます。
バッテリーは2個付属しており、合計で39分と長時間の飛行が可能なことも特長です。
手から放り投げるとそのまま飛行を始める「手投げテイクオフモード」や高度維持機能、ヘッドレスモードなども搭載。
操縦に慣れていなくてもスムーズな飛行を可能とする機能に加え、頑丈な設計の機体となっているため屋内での操縦練習機や子供のプレゼントにも適しています。
価格 | 8,960円~ |
サイズ | ・折りたたみ時:93×63×43mm ・展開時:187×135×43mm |
重量 | 75g |
カメラ画質(写真) | 1920×1080p |
飛行可能時間 | 約13分(バッテリー1個あたり) |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3段階スピード切り替え機能 ・手投げテイクオフモード など |
KIDOMO F02
機体に45°までの角度調整が可能な1080pカメラを内蔵した、カメラ付きドローンです。
プロペラガードが付属しており安全性に配慮されていると同時に、高度維持機能・ヘッドレスモード・ワンキー操作など安定した飛行をサポートする機能も充実しています。
さらに専用アプリをインストールしたスマートフォンの画面上で指定した飛行経路を自動飛行したり、簡単な操作で360°フリップしたりと多彩なモードで飛行を楽しむことができます。
ジェスチャー撮影機能も搭載しており、カメラの前で「パー」や「グー」のハンドサインを行って簡単に写真・動画を撮影することが可能です。
価格 | 不明 |
サイズ | ・折りたたみ時:93×63×43mm ・展開時:187×135×43mm |
重量 | 75g |
カメラ画質(写真) | 1920×1080p |
飛行可能時間 | 約13分(バッテリー1個あたり) |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3段階スピード切り替え機能 ・手投げテイクオフモード など |
Sansisco D15
ブラックを基調とした本体とライトグリーンを施したプロペラのデザインがかっこいい、カメラ付きドローンです。
機体には1080pカメラが内蔵されており、手動で90°までの角度調整が可能です。
Wi-Fiを利用してスマートフォンにインストールした専用アプリ上にリアルタイム映像を伝送する機能も備わっており、FPV飛行も楽しむことができます。
写真だけでなく動画撮影にも対応しており、撮影した動画はアプリでBGMを追加するなどの簡単な編集を行えることもポイントです。
さらに内蔵された重力センサーにより、スマートフォンを傾けて直感的に機体を操縦することもできます。
ドローンに触れたことがない初心者の方や子供でも、簡単にドローン空撮に挑戦することができる機種です。
ドローン本体やアクセサリー類を収納できるケースが付いており、外出時に持ち運びがしやすくなっています。
価格 | 7,900円~ |
サイズ | ・折りたたみ時:112×48×45mm ・展開時:171×142×45mm |
重量 | 53g |
カメラ画質(写真) | 1920×1080p |
飛行可能時間 | 約10分 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキー操作(離着陸) ・3段階スピード切り替え機能 ・ジェスチャー撮影機能 など |
小型ながら高性能! おすすめのカメラ付き小型ドローン
よりクオリティの高い写真を撮影したい方におすすめな、小型のカメラ付きドローンをご紹介いたします。
SELFLY
日本企業のプラススタイル株式会社が発売した、「iPhoneケースに取り付け可能」なカメラ付きドローンです。
iPhoneXS・X・XS Maxに対応した別売りの専用ケースも揃えることで、そのケースにドローン本体を収納して持ち運ぶことができる画期的な仕様となっています。
iPhoneケースに収納可能なだけあり、寸法72×10×141mm・重量68gと超小型・軽量な設計です。
機体に搭載されたカメラは画素数2560×1440の本格的な写真を撮影することができ、動画も1080p画質で撮影可能です。
自分のタイミングでシャッターを切る通常撮影の他、最大5秒までのタイマー設定機能や顔認証機能を活用した自動追尾、ジェスチャーコントロールによる写真撮影など充実の撮影モードが搭載されています。
オプティカルフローや気圧センサー、6軸加速度センサーの採用により、小型ながら安定した飛行を実現できる点も魅力です。
価格 | 12,100円~(現在購入不可) |
サイズ | 72×141×10mm |
重量 | 68g |
カメラ画質(写真) | 2560×1440p |
飛行可能時間 | 約4.5分 |
機能 | ・高度維持機能 ・タイマー撮影機能 ・自動追尾機能 ・ジェスチャー撮影機能 など |
LEGGERO
G-Force製カメラ付きドローンの1つで、機体重量60gと軽量でありながら4K写真の撮影に対応しているというハイスペックな機種です。
カメラはチルト回転でフレキシブルな角度調整が可能なため、様々なアングル・角度から思うままの構図で写真撮影を楽しむことができます。
機体の底部に搭載されたカメラのビジョンセンサーが映像のズレを検知し、姿勢を制御しながら自動でホバリングを行うことも特徴です。
操作を行うまではその場でホバリングを続けるため、初心者でも焦らずに操縦を練習することができます。
価格 | 11,200円~ |
サイズ | 102×136×36mm |
重量 | 60g |
カメラ画質(写真) | 3840×2160p |
飛行可能時間 | 約10分 |
機能 | 高度維持機能 など |
SKYHIGH GB030
「LEGGERO」と同じく4K画質の写真撮影に対応した、G-Force製のカメラ付きドローンです。
ブラックに統一されたカラーリングとスマートな形状の機体デザインとなっており、アーム部分をコンパクトに折りたたんで付属のケースと共に持ち運ぶことができます。
「LEGGERO」を含む他のG-Force製ドローンと同様、機体知恵部にビジョンセンサー搭載のカメラが内蔵されており、姿勢を自動で制御すると同時に気圧センサーで高度を維持する仕様となっています。
ドローンの操縦に慣れていない方でもホバリング操作などに気を取られることなく、空撮に専念することができます。
SKYHIGH GB030の特徴として1800mAhの大容量リポバッテリーを採用していることもポイントで、バッテリー1個あたり18分間と長時間の飛行も可能です。
G-Force製カメラ付きドローンの1つで、機体重量60gと軽量でありながら4K写真の撮影に対応しているというハイスペックな機種です。
カメラはチルト回転でフレキシブルな角度調整が可能なため、様々なアングル・角度から思うままの構図で写真撮影を楽しむことができます。
機体の底部に搭載されたカメラのビジョンセンサーが映像のズレを検知し、姿勢を制御しながら自動でホバリングを行うことも特徴です。
操作を行うまではその場でホバリングを続けるため、初心者でも焦らずに操縦を練習することができます。
ただし機体重量は100gを超えており、航空法の規制対象になるため初心者の方は注意が必要です。
価格 | 22,500円~ |
サイズ | ・折りたたみ時:138×84×58mm ・展開時:180×218×58mm |
重量 | 185g |
カメラ画質(写真) | 3840×2160p |
飛行可能時間 | 約18分 |
機能 | 高度維持機能 など |
PowerEgg X
中国の有名な水中ドローンメーカーである、PowerVision社が開発したカメラ付きドローンです。
まず目に付くタマゴのようなフォルムをした機体には、用途に合わせて付属のアーム・三脚アダプター・防水アクセサリなどを装着することができます。
アームを取り付ければドローンとして空中に飛び、三脚アダプターを取り付ければ地面に設置可能な固定カメラになるなど、「空・陸両用のカメラ」とも言えるドローンです。
さらに防水アクセサリを取り付けることで、雨天時の飛行や水しぶきの影響を受けやすい場所、水面での撮影も行うことができます。
カメラは1/2.8インチCMOSセンサーを採用しており、4000×3000pの静止画とHD・FHD・4K画質の動画撮影に対応しています。
空中に飛ばす「ドローンモード」の際は機体正面に搭載された障害物検出センサーが働き、障害物に衝突しそうなときは自動的に回避するという安全性の高さもポイントです。
機体底面にはビジョンセンサーも搭載しており、安定したホバリングを行うこともできます。
価格は約11万円と比較的高額ですが、初心者向けの小型ドローンに慣れてきてより本格的な空撮にチャレンジしたいという方にはぜひおすすめしたいハイスペックドローンです。
価格 | 117,473円~ |
サイズ | 165×100×100mm |
重量 | 522g(ドローンモード時は862g) |
カメラ画質(写真) | 4000×3000p |
飛行可能時間 | 約30分 |
機能 | ・高度維持機能 ・障害物回避機能 ・ジェスチャー撮影機能 など |
ANAFI
民生用ドローンのパイオニアとも言えるフランスの老舗ドローンメーカー、Parrot社製のカメラ付きドローンです。
上下180°に角度調整が可能な4K対応カメラに加え、3軸補正機能付きのジンバルを搭載しているためブレのない高精細な写真・映像を撮影することができます。
さらにSONY製の1/2.4型センサーを採用し、明暗の差が激しい環境でも黒潰れや白飛びの低減も実現しています。
機体は細長くスマートなデザインとなっており、折りたたんでコンパクトな専用ケースに収納し、簡単に持ち運ぶことが可能です。
機体重量は320gで航空法の規制対象となりますが、ハイスペックなカメラドローンとしては軽量な部類です。
コンパクトかつ軽量でありながら風速風速16.6m/sにも耐えうる耐風性、そして「スポーツモード」時は時速55km/hの高速飛行が可能というパワフルさを兼ね備えたドローンとなっています。
価格 | 89,802円~(現在購入不可) |
サイズ | ・折りたたみ時:244×67×65mm ・展開時:175×240×65mm |
重量 | 320g |
カメラ画質(写真) | ・ワイド21MP(5344×4016p) ・直角 16MP(4608×345p6) |
飛行可能時間 | 約25分 |
機能 | ・高度維持機能 ・2.8倍ズーム機能 など |
カメラ付きドローンでプロ並みの写真を撮る撮影テクニック
カメラ付きドローンを使って写真を撮影する感覚は、地上でカメラを手に持ちながら撮影するときの感覚とまったく異なるものです。
しかし重要なポイントさえ押さえれば、一般の方でもプロ並のクオリティで写真を撮影することができます。
ここでは、カメラ付きドローンでの写真撮影におけるコツをご紹介いたします。
ドローンの操縦技術
写真撮影のセンスがどれだけ優れていても、ドローンを上手く操縦できなければ美しい写真を残すことはできません。
写真・動画のどちらにおいても、ドローン空撮の際は以下のポイントに注意して操縦することが大切です。
ゆっくりと一定のスピードで動く
風景や動きのない被写体などを撮影する際、ゆっくりと一定のスピードで動きながらカメラを向けることを意識しましょう。
ベストなアングルを探すあまり、視点を動かし過ぎたり急な加減速を繰り返したりすると機体が振動し、写真がブレる恐れがあるからです。
プロポのスティックを一定の角度までゆっくりと倒してそのまま固定すると、機体のスピードを保つことができます。
撮影位置を決めたら、写真撮影が終わるまでスティックの角度を固定し続けましょう。
スティックを倒す際の力加減を掴むには慣れが必要なため、あらかじめ練習を重ねておく必要があります。
真俯瞰を利用する
風景や被写体を真上から見下ろして写真に収める手法は、上空を自在に移動するドローンにしかできないため積極的に取り入れましょう。
特に紅葉のグラデーション、河川や道路の曲線などを広範囲でカメラに収めたい場合に有効な手法です。
真俯瞰で写真を撮影する場合は基本的にカメラを真下に向け、撮影したい範囲がカメラに収まるまでゆっくりと上昇しましょう。
写真の構図
どんなに美しい被写体や風景でも、考え無しに写しただけの写真では見た人にその魅力を伝えることは困難です。
特にドローンでの空撮は構図がシンプルになりやすく、周囲の様々な要素が1枚の写真に写り込むため目が滑るような「ごちゃついた写真」になってしまいます。
ドローン空撮では事前に構図を考えておき、それを意識しながら撮影することが大切です。
人が見やすいと感じる写真は、基本的に主役となる対象物とその他の要素とのバランスが考え込まれた構図になっています。
最もスタンダードな構図のパターンとされているのは「3分割」で、写真の縦・横を線で3分割して線が重なるポイントに被写体を置くような構図です。
また、山や海など遥か向こうまで広がる自然と空の色との対比を強調したい場合は、地平線や水平線を写真の中心に配置する「2分割」を意識すると良いでしょう。
写真撮影の技術
より良い写真を撮影するためには、当然ながらドローンの機能性や操縦技術だけでなくカメラの知識と技術も必要です。
カメラの設定は様々な項目がありますが、最低限以下の要素に関する知識は身に付けておきましょう。
ホワイトバランス
ホワイトバランスとは、光の色合いを調節して白い部分が白く見えるように補正する機能のことです。
例えば人間は白色の対象物に日光や電灯など色の付いた光が当たっていても、「その対象物は白色である」と認識します。
ホワイトバランスを活用すれば、カメラも人間と同様に白色の対象物を白色と認識し、それを写真に反映させることが可能です。
基本的にカメラのホワイトバランスは「晴天」「曇天」「電球」「蛍光灯」など、選択した光源の種類に合わせて色合いを調整します。
その性質を応用し、温かみのある風景に見せるなら「晴天」や「曇天」など自然光の光源に、冷たい雰囲気を演出したいなら「蛍光灯」といったように光源の設定を使い分けましょう。
ISO
ISOとは、電子的に光を増幅させてシャッタースピードを稼ぐことができる機能のことです。
暗い場所で撮影するとより多くの光を集める必要があるためシャッタースピードが落ちてしまいますが、ISOの数値を上げればそれを防ぐことができます。
夜間の撮影に有効的な機能ですが、数値を上げすぎると画像にノイズが生じるため注意が必要です。
明度
写真の明るさは後から多少なりとも編集で変えることができますが、撮影時に最適な数値に設定しておくことも重要です。
例えば晴れた空をバックに花を撮影した場合、逆光になっている花を明るく見せようと編集で明度を上げると空が白っぽく見えてしまいます。
被写体と背景の明るさのバランスを良好に保つには、明度の設定も欠かせないのです。
屋外で行うドローン空撮では、自然光の明るさでモニターをみても適切な明るさが分からず設定しにくい場合が多いです。
明度を設定する場合は光の当たらない場所でモニターを見ながら、適切な数値に調整しましょう。
その他
上記以外にも役立つカメラの知識として、「RAW形式」での撮影も頭に入れておきましょう。
RAWとはjpegのように圧縮していないデータのことで、データ容量は大きいですが後から画像編集がしやすくなります。
色合いや光の加減などに関してjpegよりも自由度の高い編集ができ、本来の写真とはまったくの別物に加工することも不可能ではありません。
また、本格的な写真撮影が初めての方はいきなりすべての機能を自分でカスタムすることが難しいはずです。
ほとんどのカメラにはカメラが自動で設定を最適化してくれる「オートモード」もあるため、撮影に慣れるまでの間は活用すると良いでしょう。
ただしオートモードは暗所で勝手にフラッシュが焚かれたり、色味や明るさを細かく設定できないといった欠点があることには注意が必要です。
光と影を読む技術
そもそも写真とはカメラのレンズが光を集めて記憶したものであるため、撮影場所の光と影を読む技術も必要になります。
自分が写真に反映させたいストーリー性に合わせて、光が当たっている面や影になっている面を意識しながらアングルを考えてみましょう。
例えば空や海の鮮やかな青色を写真に反映させたい場合、太陽を背にする「順光」での撮影がおすすめです。
逆に人物や建物など、被写体のシルエットを強調させつつドラマチックな風景に見せたい場合は太陽の正面から撮影して「逆光」を狙うと良いでしょう。
カメラ付きドローンで写真撮影する際のよくある質問
最後に、ドローンでの写真撮影に関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。
写真撮影をする場合は許可は必要ですか?
航空法の規制対象である100g以上のドローンで写真撮影をする場合、撮影場所や飛行方法によっては国土交通省への飛行許可申請が必要になります。
他にも河川敷や公園など公共の場所は、自治体独自の条例でドローン空撮が規制されている場合があるため、事前に確認のうえ必要に応じて管理者へ問い合わせをしましょう。
また、他の人の顔や住居、車のナンバープレートなど個人が特定できる要素が映り込む写真を不特定多数へ公開する場合、プライバシーの侵害とならないよう本人に許可を得ることも大切です。
ドローンで撮影する場合の許可の取り方はどうすればいいですか?
国土交通省への飛行許可申請は、指定のフォーマットを使って紙面の申請書を作成のうえ提出するか、「DIPS」というサービスを使ってオンライン手続きを行います。
自治体が管理している場所や私有地で撮影をする場合は、事前に管理者へ連絡を取り許可を得ましょう。
ドローンの飛行場所別に許可の申請先をまとめた記事もありますので、こちらも併せてご覧ください。
ドローンの撮影条件は?
ドローンの重量にかかわらず、屋外で空撮を行う場合は「法律や自治体の条例に抵触しない場所であること」「航空法で規制されている場所・方法での空撮は国土交通省へ許可申請を行うこと」が前提となります。
なお、国土交通省へ許可申請を行えるのは以下の条件を満たした人のみです。
- 10時間以上の飛行経験があること
- GPSを使わずに安定した飛行ができること
- ドローンに関わる法知識、メンテナンスの知識、安全管理の知識などを持っていること
自力で条件を満たすことが難しい場合は、知識と操縦技術のどちらも学べるドローンスクールの受講がおすすめです。
カメラ付きドローンで撮影する場合の注意点はありますか?
ドローンで空撮を行う場合、当日の天候にも十分な注意が必要です。
突風が吹いたり雨が降ったりなど、天候が荒れている場合はドローンでの空撮を控えましょう。
ドローンは小型な機種ほど風の影響を受けやすく、風に流されてロストや墜落事故となるリスクが高まります。
前日に必ず天気予報をチェックし、当日の天候が安定していることを確認してから空撮を楽しみましょう。
まとめ
近年は数多くのメーカーから安価で扱いやすいカメラ付きドローンが販売されており、初心者も気軽にドローン空撮を始めることができるようになりました。
ドローン選びの際は機体重量・カメラ性能・飛行可能時間・機体性能に注目し、ご自身の操縦レベルや目的に合った機種を探してみましょう。
写真撮影の経験がある方でも、ドローン空撮は地上からの撮影とまったく異なる難しさ・楽しさがあります。
本記事でご紹介したコツや注意点を参考に、上空からの視点ならではの写真表現を楽しんでみてください。
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