DJI製ドローンを購入するにあたって、「海外メーカーだから公式サイトから買うのは不安」「純正品をちゃんとしたサポート付きで購入したい」と考える方も多いことでしょう。
そのような方におすすめしたい業者が、株式会社セキドです。
今回はセキドとはどのような業者なのかを詳しく解説すると共に、セキドの店舗やおすすめDJI機種を一覧でご紹介いたします。
- セキドとは?
- セキドの直営店一覧
- セキドで購入できるDJIの代表的なドローン機種
株式会社セキドとは
株式会社セキドとは、中国の最大手ドローンメーカー「DJI」と正規販売代理店契約を交わしている日本の企業です。
DJI製品を中心に数多くのDJI製ドローンや関連商品を販売しており、個人・法人のどちらも利用することができます。
ドローン本体はもちろんDJIや他社製のアクセサリー類も豊富に取り扱っており、セキドオリジナルのお得な本体+アクセサリーセットが販売されていることが特徴です。
ドローンの販売事業の他、一般用・産業用ドローンの講習や産業用ドローンを駆使した点検・測量業務の代行なども行っており、ドローンに関わる幅広い事業を展開しています。
また、ドローンの購入者には、技術サポート・修理受付サービス・製品組み立てサービスなど手厚いサポート体制を整えています。
セキドの歴史
セキドは2012年に設立され、同年12月にDJIと日本企業として初の正規代理店契約を結びました。
2015年には水中ROVメーカーOpenROVとも日本総代理店契約を結び、国内では数少ない水中ドローンの販売業者となります。
その後は国内初となるDJI製ドローン専門販売店「セキド立川 R&D センター(2019年閉鎖)」や練習場を開設し、事業の展開を進めています。
現在のセキドにおける直営本店、「セキド 虎ノ門本店」や「DJI認定ストア 東京虎ノ門」は2018年の開設となりました。
2019年には福岡市内に「DJI認定ストア 福岡博多」も開設しています。
2020年はDJI製農業ドローンの教習施設や国内初のドローンeラーニング講座を開講するなど、ドローン販売だけでなく講習事業の拡大も続けているのです。
国内におけるセキドの現在の立ち位置
セキドは日本にまだドローンの普及が進んでいない2013年からDJI製品の販売を開始している業者で、国内にDJI製ドローンの存在を浸透させる要因のひとつになったと言っても過言ではありません。
ドローン販売と共に全国規模で無料体験会や各種講習会も開催しながら事業拡大を続け、今では直営2店舗の他に全国300社以上と販売パートナー契約を結ぶほどの大きな会社となっています。
現在は日本でも家電量販店や大手ECサイトなど、様々な場所でDJI製ドローンを簡単に購入することが可能です。
その中でもセキドは、DJI製ドローンの品揃えに関しては国内で最大級の販売業者と言えます。
セキドの直営店舗一覧
セキドでドローンやその関連商品の購入が可能な場所としては、「公式オンラインショップ」と「直営店」の2通りがあります。
ドローンに直接触れて購入を検討したい方、ドローンに詳しいスタッフに相談しながら購入したい方は直営店へ足を運ぶと良いでしょう。
DJI認定ストア 東京虎ノ門
ビルの1~4階までがセキドの有するフロアで、1階の商品展示フロア・2階の産業用ドローン展示フロア・3階のセミナールーム・4階のオフィスという構成になっています。
店舗購入したドローンは、修理や点検も依頼することが可能です。
1階の商品展示フロアではDJI製品を中心としたドローン本体やアクセサリー類が展示されており、フロア内に設けられたフライトケージで操縦を体験したうえで購入を検討できます。
2階では測量・点検・農業など各分野に置ける産業用DJIドローンが展示されている法人向けのフロアで、機体の性能を確認しつつ商談を進めることが可能です。
DJI認定ストア 福岡博多
一般向けから産業向けのドローン・関連機材を豊富に取り揃えた、福岡市博多区に位置する店舗です。
DJI MINI 2やMAVIC AIR 2、DJI FPVなど様々な人気機種の飛行体験が可能で、それ以外の機種もスタッフによるデモフライトを間近で見ることができます。
予約不要なため、気軽に足を運んで体験ができることは嬉しいポイントです。
虎ノ門本店と同様、購入後のドローンを対象とした修理サービスも実施しています。
セキドはトレーニングセンターも複数運営
セキドはドローン関連商品を販売している店舗の他、広大な土地でドローンの操縦を練習できるトレーニングセンターも運営しています。
場所は横浜・春日部・博多の3エリアで、横浜は講習やイベント時のみ利用可能です。
春日部のトレーニングセンター「みどりのPARK」は屋外のみですが、博多では事前に予約をすれば屋内・屋外共に利用することができます。
100gを超えるドローンは航空法の規制対象となるため、飛行場所が限られてしまいます。
トレーニングセンターであれば航空法の規制範囲に該当しないため、安心して操縦練習ができる場所を探している初心者の方や、業務への導入前に機体のチェックを行っておきたい事業者の方におすすめです。
セキドで購入できるDJIの代表的なドローン機種
1.DJI Phantom4 PRO V2.0
DJIを象徴するドローンと言われている、「Phantom」シリーズの最新モデルです。
「Phantom4 Pro」をベースに、1インチCMOSセンサーや4K/60fpsの映像撮影に対応したカメラを搭載して性能を向上させています。
専用の3軸ジンバルにカメラが搭載されており、1インチCMOSセンサーと合わせて映像の細部まで高精細に表現することが可能です。
さらに5方向の障害物検知と4方向の自動回避機能も備わっており、高い安全性も兼ね備えています。
「アクティブトラック」や「RTH」、「ジェスチャーモード」など多彩な撮影モードが踏査されており、シーンに応じてワンタップで切り替えながら思いのままに映像を制作できるプロクリエイター向けドローンとなっています。
2.DJI Mini 2
DJIの空撮ドローン「Mavic Mini」の後継モデルにあたるドローンです。
Miniシリーズにおける最新モデルではないものの、プロ・アマチュア問わず非常に多くのドローンユーザーに親しまれた機種でもあります。
カメラは4K/30fps画質で4倍ズームに対応しており、鮮明でハイクオリティな映像を撮影することができます。
飛行の安定性にも優れており、最大風速29~38km/hの強風にも耐えうる耐風性を備えていることも特徴です。
風が強い場所や障害物が多い環境下でも、安定した飛行が可能です。
バッテリー駆動時間は最大18分と長く、画角やカメラアングルにこだわりながらじっくりと空撮に臨むことができます。
3.DJI FPV
DJI FPVは、FPV飛行に対応したドローン本体だけでなくプロポやFPVゴーグルなど必要なアイテムが一式揃っている商品です。
従来のFPVドローンと違い各アイテムを自分で用意する必要がないうえに、無線免許の取得や開局申請が不要な2.4GHz帯の電波を使用しており初心者も安心してFPV飛行を楽しむことができます。
機体には4K/60pに対応したカメラの他に映像ブレ補正機能「RockSteady」や映像伝送の遅延・低画質化を防ぐ「DJI O3(Ocusync 3.0)」も搭載。
快適にリアルタイム映像を確認しながら、飛行中のスリル満点な視界を体験することができます。
機体には他のDJI製ドローンと同様にGNSSやポジショニングカメラ、赤外線高度センサーを搭載しており、飛行時の安定性も抜群です。
スイッチ操作で上記センサー類のオン・オフを切り替えることができ、マニュアル飛行に慣れている人・慣れていない人のどちらにも対応しています。
4.TELLO
ビギナー向けドローンの代表格とも言える、カメラ付き小型ドローンです。
製造はRyze Tech社ですが、DJIのテクノロジーを搭載した機能が備わっています。
機体の底面にはビジョンポジショニングセンサーと呼ばれるセンサーが搭載されており、初心者でも非常に安定したホバリング操作を行うことが可能です。
また、初心者がつまずきやすい離着陸も、ワンキー操作で簡単に行えます。
バッテリー残量が少なくなるとアラートで警告したり、送信機との通信がとだえると自動的に着陸するなどの安全機能が充実している点も魅力です。
ドローンは機能性が充実している機種ほど高額になりがちですが、TELLOはこれだけの性能を備えて1万円台というリーズナブルな価格となっています。
プログラミングにも対応しているため、子供がプログラミング学習をする際の教材としても適しています。
5.DJI AGRAS T10/T30
AGRASは農薬散布など、農業における業務に活用することができるシリーズです。
T10とT30はそれぞれ農薬のタンク容量・ノズル個数・最大散布幅が異なり、圃場の規模に合わせて選ぶことができます。
2つのモデルに共通しているのは、機体の全方位に対応した障害物検知・回避機能や前後のFPVカメラなどです。
飛行中は機体のあらゆる方向の状況を容易に把握することができ、安全に農薬散布を行えます。
また、完全自動航行システムも搭載しており、RTKモジュールによる高精度な測位に基づいた正確な自動航行を行うこともできます。
農薬やバッテリー残量が低下すればあらかじめ設定したポイントに帰還するため、補給のたびに自分で操作する手間が生じないことも嬉しいポイントです。
セキド直近の新製品発表の動向
セキド購入可能なDJI製ドローンのうち、一般向けの最新機種は「Mavic 3 Classic」、産業(農業)向け最新機種は「 DJI Mavic 3 Multispectral」です。
Mavic 3 Classicは先代モデルのMavic 3に搭載されていた機能はそのままに、望遠カメラのみ取り除くことでコストを抑えた機種です。
一方、DJI Mavic 3 Multispectralは4/3インチCMOSと2000万画素イメージセンサーや最高速度1/2000sのメカニカルシャッターを搭載しており、最速0.7秒の高速連続撮影の管理や画像情報の収集が素早く行えます。
また、正確な方位情報を把握する4眼式マルチスペクトルカメラにより、作物の状態を人の目では感知できない細部まで捉えることが可能です。
ドローン本体以外では、ミラーレス一眼カメラ対応の小型ジンバルスタビライザー「DJI RS 3 Mini 」が2023年1月10日より販売が開始されており、セキドでも購入することができます。
セキドに関するよくある質問
最後に、セキドに関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。
Q1.セキドの事業内容は何ですか?
セキドはDJIを中心に様々なメーカーと正規代理店契約を交わしており、ドローン本体やその関連製品の販売や教習などを行っています。
他にも点検・測量などの受託業務、ドローンレンタルなどの、ドローンに関わる事業を幅広く展開している企業です。
Q2.セキドの店舗はどこにありますか?
セキドの直営店舗は東京・虎ノ門と福岡・博多にあります。
博多店はドローンの展示や操縦体験のみですが、虎ノ門本店は展示だけでなく法人向けの商談スペースやセミナールームなども備わっています。
Q3.セキドはドローンの修理も行ってくれますか?
セキドでドローンを購入した方を対象に、修理サービスも行われています。
修理の相談をする場合は購入した店舗に直接問い合わせるか、テクニカルサポートの専用フォームから問い合わせをしましょう。
まとめ
セキドは中国の大手ドローンメーカー「DJI」と正規代理店契約を交わしている、日本の企業です。
国内におけるDJIの正規代理店としては最大クラスの規模とも言える品揃えが特徴で、ドローン本体はもちろん最新のアクセサリー類も取り揃えています。
購入者を対象に講習会や自社独自の修理サービスを実施するなど手厚いサービスも魅力で、ドローンの購入に慣れておらず不安な方にもおすすめな業者です。
関東では実店舗とドローン練習場のどちらも運営しているため、近隣に住まうドローンユーザーの利用においては特にメリットが大きいことでしょう。
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