国内のトイドローンメーカー「K-ONE.」とは?会社の特徴や機種・価格など解説

更新日: 2023.06.23 公開日: 2023.04.03
img

近年はドローンが趣味・産業分野のどちらにおいても身近な存在となりつつある一方、海外と比較して国内のドローンメーカーは未だ多くありません。

その中でも子供や初心者でも安心して飛ばすことのできる小型トイドローンを取り扱う国内メーカーは、特に少ない印象です。

今回は、数少ない国内のトイドローンメーカーのひとつである「K-ONE.(ケーワンドット)」について、会社の特徴や販売機種と価格などについて詳しく解説いたします。

国内にはどのようなドローンメーカーがあるのか知りたい方、国産のトイドローンが欲しいとお考えの方はぜひご覧ください。

この記事でわかること
  • K-ONE.とは?
  • K-ONE.のドローンの特徴
  • K-ONE.を代表するドローン5選
目次

K-ONE.とは

「K-ONE.」とは、東京都新宿区に本社を構える株式会社カレイドスコープナレッジが運営しているショップです。

トイドローンの他、スマホ・パソコン・ゲームの周辺機器などガジェット全般を販売しています。

K-ONE.は「良いモノを世界中に届ける手伝いをする」ことを理念としており、良質な製品を生み出していることが特徴です。

海外製ドローンが数多く販売されている近年、価格の安さや広告の内容だけでドローンを購入した結果、いわゆる粗悪品に当たってしまうケースも決して少なくありません。

そこでK-ONE.は自分たちの目で実際に業者の製品や製造工場を見て確認し、販売元ではなく「本物の製造元」と呼べる業者と提携し製品を共同開発しています。

さらにユーザーからの意見も積極的に取り入れ、次の製品づくりに活かすことでより満足度の高いモノの提供を実現しているのです。

K-ONE.が販売しているドローンの特徴

K-ONE.では、基本的に200g未満の軽量な初心者向けドローンが販売されています。

比較的安価でありながらも他社製ドローンにはなかったユニークな機能や利便性の高さが備わっており、高い人気を博しています。

なお、K-ONE.のドローンは公式オンラインショップの他にAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで購入が可能です。

購入後3日以内に機能の異常や品質問題などが発生した場合、公式サイトの問い合わせフォームに連絡をすれば無償で交換・修理に対応してくれるというサポート体制も整っています。

また、無償対応の条件に該当しない場合でも保証期間以内であれば有償で修理してもらうことが可能です。

K-ONE.を代表するドローン機種

K-ONE.で販売中・過去に販売されていたドローン機種を、価格と一緒にご紹介いたします。

1.おうちドローン KE-181(6,820円~)

Photo by yahooshopping

ドローン本体の外周を囲む、リング型のフレームが特徴的なミニドローンです。

ほぼ全方位を保護するうえに柔らかい素材を採用したフレームなので、自宅の中で飛ばしても壁・天井・家具などに傷をつけることなく安心して遊ぶことができます。

本体重量はわずか20gと超軽量タイプでありながら、高度維持機能・360度回転フリップ・ヘッドレス機能・スピード調整機能など多彩な機能を搭載。

6軸のジャイロも備えており、初心者や子供でも安定した飛行を楽しめることがポイントです。

また、KE-181は以下の通り操作性が異なる機種が展開されていることも特徴です。

・操作モード1のみ/高度維持機能あり

・操作モード1のみ/高度維持機能なし

・操作モード切り替え可能/高度維持機能あり

本体のカラーは黒・白・クリアの3色が用意されており、操作性や見た目において幅広いニーズに対応しています。

2.ファンドローン KE-201(7,700円~)

Photo by k-onedot

格子状で四角形のフレームに本体が覆われている、個性的な形状をした小型ドローンです。

本体にHD720Pカメラが搭載されており、専用アプリをインストールしたスマートフォンから撮影を行うこともできます。

本体は付属のモーションコントローラーまたはアプリから操作する仕様で、感覚的に操ることができるためドローンに慣れていない方も気軽に飛ばして遊んだり自撮りで楽しんだりが可能です。

さらに大きな特徴として、モーションコントローラーはドローンの操縦以外の用途にも使うことができる点にも注目です。

モーションコントローラーにはUSB接続端子があり、充電ケーブルと接続すればスマートフォンの充電器として活用できます。

また、モーションコントローラーを合体してドローンを起動すると、プロペラから生じる風を活かし小型扇風機とすることもできるユニークな機能性です。

3.EieR-アイラ- KE-913(30,000円~)

Photo by k-onedot

イエローとブラックのツートンカラーの機体が印象的な、カメラ付きドローンです。

公募で決定した「EieR-アイラ-」という名前はドイツ語で「卵」を意味しており、愛らしい見た目をしながら多機能で可能性に満ちたKE-913ならではのネーミングとなっています。

KE-913は機体重量が198gのため飛行前に機体登録が必要ですが、小型で比較的軽量なためドローン初心者も気軽に扱うことができます。

また、「安価なぶん機能面で今ひとつ足りない、しかし多機能なモデルは高い」という、従来の200g未満ドローンにおいて悩みがちなポイントをカバーする機能性も特徴です。

KE-913にはパワフルなブラシレスモーターが採用されており、最大で20分の連続飛行が可能という動力性能を備えています。

さらに1920×1080の動画撮影に対応したフルHDカメラを搭載しており、趣味で空撮を行うには申し分ない性能のカメラも搭載。

長時間の飛行で画角やアングルをじっくりと考えつつ、空撮を楽しむことが可能です。

他にも手の動きで自動的にシャッターを切るジェスチャー撮影機能や簡単に安定した飛行を行えるホバリング機能、3台までの端末に映像を共有できるマルチシェア機能なども搭載されています。

コンパクトな機体に便利な機能が多く備わっていながら約30,000円と、他社製の200g未満と比較し非常にリーズナブルな価格設定です。

4.Heliway KE-912(22,000円~)

Photo by yahooshopping

GPS・カメラを搭載した、200g未満のカメラ付きドローンです。

機体を折りたたむと手のひらに収まるほどのコンパクトサイズになり、専用の収納ケースも付属しているため外へ持ち運んで空撮を楽しみたい方には便利な仕様となっています。

機体のカラーはブラックに統一されていますが、起動すると機体下部に着いた2色のLEDライトが光りスタイリッシュな見た目です。

カメラは1920×1080の写真・1080p/25fpsの動画撮影に対応しており、トイドローンとしては申し分ない性能を備えています。

また、機体に内蔵されたGPSにより、飛行中に機体を見失ってもボタン操作ひとつでホームポイントまで帰還させることができる「オートリターン機能」も搭載。

また、バッテリー残量が30%以下になったり電波が切断された場合は、自動でホームポイントに帰還します。

GPSを活かしたホバリングの安定感も相まって、初心者でも安全に操縦を楽しむことができるドローンです。

専用アプリをインストールしたスマートフォンから、飛行ポイントを設定することができることもポイントです。

高度から飛行経路の設定まで直感的なタップ操作で行えるため、ブレのない飛行できれいな写真・映像を撮影したいときに役立ちます。

その他被写体を自動で追尾しながら撮影する「フォローミーモード」や設定したポイントを中心に自動で旋回する「サークルモード」など、多彩な空撮を可能とする機能も充実しています。

5.DIY-P Drone KE-171(52,800円~)

Photo by k-onedot

LEGOブロックのように凹凸がある機体パーツを自分で組み立てる、DIYタイプのドローンです。

付録としてついている車や家などユニークな形をした紙製のボディの他、その他好きな工作物と組み合わせてオリジナルのドローンにカスタマイズすることもできます。

他にも、KE-171はプログラミングに対応していることも大きな特徴です。

プログラミング言語はScratchに対応しており、専用アプリをインストールしたAndroidスマホから機体を直感的に制御することができます。

単にドローンを飛ばすだけでなく、工作やプログラミングの意欲・スキルを育てたい子供への教材にも最適です。

ドローンとしての性能は高度維持機能・宙返り・速度調整などの機能が搭載されている他、操作モード1・2の切り替えができます。

K-ONE.直近の新製品発表の動向

K-ONE.のドローンは2019年6月に発売となった「KE-913」以降、新製品の情報は更新されていません。

公式サイトの他、TwitterやFacebookなどの公式SNSアカウントの内容も更新がなく、今後の新製品発表についての見通しはつかない状態です。

K-ONE.に関するよくある質問

最後に、K-ONE.に関してよくある質問を回答と一緒にまとめました。

Q1.K-ONE.はどこの会社ですか?

K-ONE.は、東京都新宿区に本社を構える「株式会社カレイドスコープ」が運営しているショップです。

主にトイドローンや周辺機器の販売・企画・設計を手掛けており、海外の製造業者と提携しながら製品を販売しています。

Q2.K-ONE.のドローンで室内でも遊べるものはありますか?

「KE-181」や「KE-201」は小型で機体本体をしっかりと覆うフレームもついているため、室内でも安全に飛ばすことができます。

どちらも価格がリーズナブルかつ操作性にすぐれているため、初心者の練習機や子供へのプレゼントとしての購入がおすすめです。

Q3.K-ONE.のドローンに取扱説明書はありますか?

K-ONE.で販売されているドローンは、各製品に取扱説明書が付属しています。

まとめ

K-ONE.は、主にトイドローンやトイドローン関連の機器を中心販売している日本のメーカーです。

どの機種も優れた操作性と多彩な機能性を兼ね備えており、価格も比較的安価なため初心者に適しています。

中にはドローン以外の用途にも使えるユニークな機能を搭載している機種もあり、単に飛行させたり空撮をするだけに留まらない楽しみ方を見出せるメーカーと言えます。

K-ONE.のドローンは公式サイトの他にAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要ECサイトでも購入可能です。

なお、2019年以降は新たなドローンに関する情報は公表されていません。

ユニークな発想のもと、高機能・高コスパなドローンが再び生み出される時が来ることに期待したいメーカーです。

この記事と一緒によく読まれている記事

利用目的からドローンに
ついて知る