農薬散布用ドローンの導入にはメリットがたくさんある!
農家にとって農薬作業は欠かすことのできない大切な作業ですが、労力を必要とする大変な作業でもあります。
従来の農薬散布は重い散布機を使って人手による作業をするか、農薬散布ヘリを導入するかのどちらかでしたが、いずれも多大の時間やコストをかける必要がありました。
農林水産省がスマート農業を推進するようになると、ロボット技術や情報通信技術を活用して農作業の効率化を図るようになりました。このプロジェクトの一環として活躍しているのが農薬散布用ドローンです。
農薬散布ヘリに比べると圧倒的な低コストで導入することができ、人手による作業に比べると約1/5の作業時間だと言われています。
小回りの利くドローンは、狭い畑や高低差のある複雑な地形でも問題なく農薬散布ができるというメリットもあります。
農薬散布ドローンの導入を考えている農家がますます増えており、中には自己所有の畑で練習したいと思っている人もいるようです。
自己所有の畑で農薬散布用ドローンの飛行練習をするのに許可は必要?
車の運転には免許が必要ですが、ドローンは免許を必要としないので基本的に誰でも飛行させることができます。しかし機体重量が200g以上のドローンに関しては航空法によって定められた規制に従う必要があります。
自己所有の畑であっても、「空港付近周辺」「人口集中地区」「150m以上の高さの空域」での飛行の場合は国土交通省への申請・許可が必要になります。
これらの規制に当てはまらない場合は許可を得ることなくドローンの飛行練習をすることが可能です。
ドローンの飛行方法にもルールがあります。「夜間飛行」「目視外飛行」「人(第三者)や物件(第三者の建物や自動車など)から30m未満の飛行」に当てはまる場合は、国土交通省への申請・許可が必要になります。
実際に農薬を投下する場合は、「危険物の輸送」「物件投下」に該当するので、国土交通省への申請・許可が必要です。
まずは、自己所有の畑がドローン飛行禁止区域になっていないかを確かめるようにしましょう。それから飛行ルールを守って練習に励んでください。
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