ドローンに使われているリポバッテリーとは?
バッテリーにはいろいろな種類がありますが、ドローンに使われているはリポバッテリーです。電解質がゲル状でできているバッテリーで、小型ながらエネルギー密度が高いのが特徴です。
軽量なのに大容量、大出力が特徴のリポバッテリーは、ドローンにとって理想的なバッテリーであると言えます。
リポバッテリーの1セルあたりの電圧基準は3.7Vで、充電をするときにはリポバッテリー専用のモードを選択するようにします。2セル以上のリポバッテリーを充電する時はバランス充電を行い、各セルの電圧が等しくなるようにします。電圧差は0.03Vまでが理想的だとされています。
過充電状態になると発火する危険性があるので、充電が完了したらすぐに取り外すようにしましょう。DJI社は「インテリジェントフライトバッテリー」を使っていて、フル充電になると停止して過充電にならない仕組みになっています。過充電を防いでくれるので安心ですが、念のために充電完了後はコンセントを切るようにすすめられています。
リポバッテリーの保管方法と注意点
ドローンにとって理想的なリポバッテリーですが、デリケートなバッテリーでもあるので取り扱いには注意が必要です。
しばらくドローンを利用しないという場合、リポバッテリーをフル充電状態で保管するのは厳禁です。フル充電状態での保管はバッテリーの劣化を早めてしまうことになりますから、40%~65%まで放電するようにしましょう。
放電しすぎると過放電を起こしてバッテリーが使えなくなってしまうので、バッテリーを使い切ってからそのまま保管することもすすめられません。
アプリなどを使って充電状態を確認してから保管をするようにしましょう。アプリがない場合は、フル充電状態でドローンを少し飛ばして放電調整してから保管するといいでしょう。
長期間保管する場合は、自然放電により過放電を起こしてしまいますから、月に1回程度はバッテリーチェックをすることをおすすめします。
保管方法に気を付けるなら、バッテリーを長持ちさせることができます。正しい取り扱いをして、安全で安心なドローン飛行を楽しみましょう。
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