農業分野でドローンを活用したくても躊躇している人が多い
わたしたちの暮らしに必要不可欠な農業ですが、農業従事者の高齢化や人手不足など、農家が抱える悩みは数多くあります。
そこで農林水産省は農業にITを取り入れて、省力化や精密化を図る「スマート農業」を推進しています。
スマート農業の目玉とも言えるのが農業用ドローンの導入で、ドローンを使った種まき、農作物の管理、農薬散布などが実際に行われるようになっています。
大幅な時間の短縮、きつい作業など労働者にかかる負担の軽減など、農業用ドローンの導入には様々なメリットがあります。
悩みの多い農家にとって、今後農業用ドローンを導入するかどうかは大きな選択肢のひとつになりますが、導入の際にかかる費用がネックになり躊躇している人もいるようです。
農業用ドローンの導入をするのに、補助制度はあるのでしょうか?
農業用ドローンの導入に活用できる補助制度
農業用ドローンの導入をするのに活用できる補助制度があります。ここではそれらの代表的なものを紹介します。
経営体育成支援事業
農業者の育成や人材確保のために、農業機械や施設の導入を支援する補助金制度です。スマート農業を取り入れる際に優先的に枠を設けています。農業用ドローンも農業用機械ですから、導入する際に補助金(最大300万円)の交付をしてもらうことが可能です。
スーパーL資金
農業者に向けた支援制度で、個人の場合は3億円、法人の場合は10億円の融資を行います。
特例として認められると融資額を最大2倍まで拡大することができます。返済期間が25年以内と長期にわたるので、無理のない返済計画が可能です。
農地の取得や拡大、新しい農業施設や機械の導入、家畜の育成、人件費など様々な用途に利用できるのが特徴です。
農業組合からの支援制度
各都道府県の農業組合で、農薬散布用ドローンの導入時に交付金をもらえる場合があります。細かい申請条件があるので、事前に確認するようにしましょう。
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