ドローン規制について知ろう!京都でドローン空撮を楽しむために知っておきたいこと

更新日: 2021.11.19 公開日: 2018.11.26
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ドローンには法律や条例に基づいた様々なドローン規制があります。安全に楽しむためには、きちんとドローン規制を把握していなければいけません。それでは、京都でドローンを飛ばすときにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。今回は、ドローン規制に触れることなく、京都でドローンを楽しめる場所を探す方法をお伝えしていきます。

目次

ドローン規制とは?京都でドローンを飛ばす前に知っておきたいこと

ドローンを操縦する人が知っておくべきドローン規制は主に4つあります。これは、京都だけでなく、どこで飛ばす場合でも守らなければいけません。

1 改正航空法

2015年の航空法改正によって以下の場所ではドローン規制が定められています。

・空港等の周辺上空
・人口集中地区の上空
・150m以上の高さ

さらに、以下の飛行方法に従わなければいけません。

・日の出から日没までの日中に飛行させる
・肉眼でドローン本体と周辺を目視できる距離での飛行
・人や物との距離を30m以上あける
・催し物上空での飛行禁止
・危険物輸送の禁止
・物の投下禁止

2 電波法

技適マークがついていないドローンを飛行させる場合は、無線局の免許が必要です。

3 民法

私有地の所有権は上空まで及びます。許可なく私有地を飛行すると所有権の侵害にあたります。

4 個人情報保護法

ドローンで撮影された映像に顔や個人を特定できるものが映り込んでいる場合があります。それを許可なく公開すると、プライバシーおよび肖像権の侵害になる可能性があるので注意しましょう。

 

京都でドローン規制のない場所を探すなら「SORAPASS」で!

京都でドローン規制を気にせずにドローンを飛ばせる場所はあるのでしょうか?京都のドローン規制がない場所を探すときに役立つサイトが「SORAPASS」です。SORAPASSはドローン規制があるエリアを表示するインターネット上の地図サービスとなっています。

SORAPASSで京都を検索すると、地図が赤くなっている部分があります。そこがドローン規制されているエリアです。赤くなっていない所で、ドローンが飛ばせそうな場所を探しましょう。

なお、SORAPASSで表示されるドローン規制エリアは、航空法など法令に基づいたエリアです。赤くなっていなくても、空き地や河川敷などは管理者の許可が必要な場合があるので注意してください。

 

ドローンを飛行させる際に気を付けたいポイントとは?

ドローンは落下や衝突によって物を破損したり、人に怪我を負わせたりする可能性があります。そのため、ドローン規制にふれていなくても安全に十分配慮しなければいけません。

注意点として以下の6つがあげられます。

・お酒を飲んでいる時に操縦しない
・飛行前に気象や本体の状態など安全確認をする
・航空機が飛んでいる時はドローンを飛行させない
・他のドローンが近くにいる場合は経路や高度を調整する
・被災地の周辺のドローン飛行の自粛要請に従う
・可能であれば周囲を監視する補助者を設けて安全確保をする

定期的に点検、整備を行なって安全な状態を保つようにしましょう。

また、気候によって操縦が乱れることがあります。ドローンの事故が起きてしまうのはそんな瞬間です。操縦ミスによる事故を避けられるよう、日ごろ操縦技術の向上に努めることでドローンの安全に寄与することができます。

万が一の対物、対人事故に備えて、保険に加入しておくこともおすすめします。

 

京都のおすすめドローン空撮スポットをご紹介!

京都には様々な名所があります。そんな中で空撮をすると映える、京都のおすすめ絶景スポットです。

・天橋立

日本三景の1つです。笠松公園側からの景色は「斜め一文字」、文珠山の山頂からの景色は「飛龍観」と呼ばれています。

・金引の滝

日本の滝100選に選ばれた滝です。高さ40mから左右に分かれて流れ落ちる滝は空撮したくなるスポットです。

・袖志の棚田

400枚の階段状に広がる棚田が美しいスポットとなっています。海、山ともに、自然が生み出す美しさを撮影できます。

※各スポットで飛行、撮影をする前に、航空法や条例などのドローン規制を確認し、許可を得るようにしてください。

 

空撮スポットが多数ある京都市内でのドローン規制は?

名所が多い京都市内で、ドローンを飛ばしたいという方も多いかもしれません。しかし、京都市中心部のほぼ全域でドローン規制があり、飛行が禁止されています。人口密集度に加え、重要文化財が多いことが理由として挙げられます。京都市でドローンを飛行させる場合は、必ず事前に許可を申請するようにしましょう。

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