中国深センの2つの企業、ドローンメーカーのBetaFPVと、360度カメラやアクションカメラなどを開発するInsta360がチームを組み、新しいCine-Whoop(シネフープ)ドローンを開発しました。業界をリードする2つの企業のコラボレーションとあって、すでに注目の的となっています。
最近のドローン業界のトレンドは、間違いなくCine-Whoopドローンでしょう。スタビライザー内臓の広角アクションカメラを載せたFPVドローンで4K動画を撮影し、パイロットはFPVゴーグルを装着して操縦します。そして「ReelSteady」などのソフトウェアを使って素早く映像を処理するのです。
しかし、実際にこのようにドローンによる映像撮影を行う人々にとっては、GoPro、Osmo、Insta360 One Rなどのアクションカメラをドローンに取り付けるために、3Dプリンターで固定マウントを作成しなければならないなど、不便なことが多かったのです。
さらに、Tiny Whoop(タイニーフープ)と呼ばれる超小型ドローンの場合、重量を減らすためにアクションカメラをケースから外して、裸の状態で取り付けなくてはなりません。
そこで開発されたのが、BetaFPVとInsta360の新製品「X Knight 360 FPVクアッドコプター」です。カーボンファイバーでできた頑丈なフレームには、アクションカメラ「Insta 360 One R」をはめ込むスロットがあります。そして、Insta 360 One Rと組み合わせて撮影された360度映像には、ドローンがまったく映り込みません。まるで空を飛ぶ自撮り棒を使っているようかのような使い心地です。
BetaFPVはこの製品をゼロから設計したといい、次のようにコメントしています。「より良いFPV撮影を実現するため、Insta360とチームを組んで作る2つ目の製品となります。FPVレース、フリースタイル、映画やVログの撮影など、幅広い用途でクリエティブな撮影に活躍するでしょう。X Knight 360 FPVクアッドコプターはスムーズに飛行し、鮮やかで安定した映像を撮影できます。」
(画像引用:https://dronedj.com/2020/10/14/cool-cine-whoop-drone-by-betafpv-insta360-released/)
この記事と一緒によく読まれている記事
-
ドローンで夜間飛行はできる?法規制や飛行ルール、申請方法を詳しく解説
-
ドローンの操縦にアマチュア無線の資格は必要?FPVドローンを飛ばす時の注意点を解説
-
災害時におけるドローンの活用法を解説!救助や捜索などドローンが活躍する場面を知ろう!
-
ドローンの飛行距離ってどれぐらい?電波が届く距離を詳しく解説
-
ドローンを使った太陽光パネルの点検を解説!従来の方法と比較したメリットとは?
-
雨の日はドローンを飛ばせる?降雨時の対応や注意点を解説
-
ドローンの係留装置を自作する方法を解説!自作する時のポイントは?
-
ドローンの民間資格による許可申請が廃止!今後の民間資格の位置付けを理解しよう
-
ドローンの立入管理措置とは?立入管理措置の目的ややり方を解説
-
AI搭載ドローンの活用方法を解説!AIの力で何ができる?
-
ドローンの登録記号とは?登録記号の発行方法や使い方を解説
-
ドローンを使った屋根点検のメリット・デメリットを解説!点検の流れや費用はいくら?