最近YouTubeにはドローンを使ってビーチで釣りを行う人々の動画がよく投稿され、人気を集めています。多くの動画では、DJIのMavicやPhantom、Inspireといったドローンが、海の狙った位置に正確にエサを落とすのに使われているのです。
オーストラリア・パースの釣り人、Robbie Riches氏は、元々サーフィンを楽しむために海に来ていましたが、今ではドローンを使った釣りをしています。釣り竿の先にとても長い釣り糸とエサをくくりつけ、そのエサをドローンが海岸からずっと遠くの沖まで運びます。そしてマグロやサバ、タイが釣れるベストポイントにエサのついたフックを下ろすのです。
ドローンは沖で釣り糸を放して帰還するので、うまくいけば釣り人は魚がかかるまで待つだけですが、もし釣り糸の離脱に問題が発生すると、魚が釣り糸を引っ張ることでドローンが海に墜落する可能性があります。Riches氏も1,000ドルのドローンを海中へと失って泣いた一人です。Riches氏は「パース・フィッシング・サファリ」という釣りツアーを運営していますが、ドローンが海に墜落してしまうと採算が取れないと語っています。
また、カナダ出身のYouTuberのJoshua Jorgensen氏は、2019年10月にドローンを使って約50キロもあるターポン(タイセイヨウイセゴイ)を釣り上げたことが話題になりました。ドローンでリアルタイムに映像を撮影しながら魚の群れがいる場所を探すといいます。Jorgensen氏は、「映像を見ながら、魚の口に直接エサを放り込みます。まるでゲームのようです」と話します。
なお、オーストラリアでのドローンを使った釣りは、ドローン飛行の規則を守っている限り合法です。例えばCASA(Civil Aviation Safety Authority)が定めている、ドローンを常に視界内で飛ばすといったルールなどです。同じくアメリカでも、ドローンが登録されていて、パイロットが規則を守っている限り、ドローンを使って釣りをすることが出来ます。
この記事と一緒によく読まれている記事
-
ドローンの操縦に無線技士の資格は必要?必要なケースや資格の取得方法を解説!
-
ドローン測量管理士とは?新しく登場したドローン測量の資格を取得する方法を解説!
-
海でドローンを飛ばす際の規制や必要な許可申請は?海で飛ばす時のルールを解説
-
ドローン国家資格の取り方を解説!取るまでの手順や取得期間はどれぐらい?
-
ドローン国家資格の難易度は高い?試験の合格率や勉強時間はどれぐらい?
-
ドローンを使った橋梁点検とは?メリット・デメリットや橋梁点検で使用される新技術を解説!
-
ドローンの目視外飛行は飛行許可が必要?目視外飛行を行う条件や練習方法を解説!
-
100g未満のドローンを飛ばせる場所を解説!チェックすべき法律や飛行ルールは?
-
ドローンの高さ制限を解説!ドローンを飛ばせる高度はどこまで?
-
ドローンサッカーってどんな競技?ルールや始め方を詳しく解説
-
東京ディズニーリゾートがドローンショーを開催!ショーの中身や見た人の反応は?
-
ドローン操縦士の仕事はない?ドローンの求人数や仕事を得るのに必要なこととは?