岐阜県大垣市の公園で2017年11月、イベント中にドローンが墜落し来場者が負傷した事故で、岐阜県警は操縦していた男性について、業務上過失傷害と航空法違反の疑いで書類送検する方針を固めました。
事故は2017年11月4日、大垣観光協会主催のイベントにおいて、飛行中のドローンからお菓子を撒く催しの最中、機体が突然傾き観客へ落下。男女6人が救急搬送されています。
ドローンを操縦していたのは岐阜県各務原市のドローン関連企業「空創技研プロペラ」代表の男性でした。
県警は同型のドローンを飛ばすなど再現実験を行い事故原因を調査、プロペラ部分の不具合が原因であると特定しました。
また、操縦男性が点検を怠り、不具合を見逃したことで墜落に繋がったとの判断から、業務上過失傷害、並びに別の機体で取得した飛行許可を当該ドローンに流用していたとして、航空法違反にも問う方針とのことです。
国土交通省によると、同事故はドローンによって操縦者や関係者以外の第三者が負傷した初めてのケースで、事故から3か月後の2018年2月には、イベント飛行時立ち入り禁止区画がマニュアル化されるなど、ドローンに関する規制整備にもつながりました。
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