室蘭工業大学・航空宇宙機システム研究センターにおいて、国内初の超音速ドローン「オオワシ2号」の開発が進められているようです。現在2020年の初飛行に向け、開発が大詰めを迎えています。
オオワシ2号の最高速度はマッハ2(時速2448キロ)で、かつて活躍した超音速旅客機「コンコルド」並みの水準となります。機体は軽くて丈夫な炭素繊維強化プラスチック製で、全長6.3メートル、全幅2.4メートル、燃料を含め重量350キロのサイズです。
初飛行を行う場所としては、長さ約1キロの滑走路を備えた北海道大樹町・多目的航空公園が有力視されています。太平洋上を超音速で飛行しながら、上昇や旋回などの実証を行う予定です。
エンジンには超音速飛行に適した「ガスジェネレーターサイクル・エアターボ・ラムジェットエンジン」を採用しています。これは飛行中に空気を取り込んで燃焼させる仕組みのジェットエンジンが超音速飛行時に、安定して空気を取り込みにくい問題をガスジェネレーター(ガス発生機)で補う構造で、超音速飛行に適しているとのこと。
現在は3分の1スケールの模型を用いて空気抵抗などの試験を行っているとのことで、初飛行に期待がかかります。
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