東京大学情報理工学系研究科の研究チームは、持ち運び可能な投影対象追跡型プロジェクター「ポータブルるみぺん」を発表しました。
同デバイスはソニーと共同開発のビジョンチップで秒間1000フレームもの高速画像処理を行い、投影対象が高速移動していても、可動範囲内で映像を投影し続けられるプロジェクターです。また、持ち運びが可能なことも大きな特徴で、電池駆動で5時間稼働します。
現状では本体重量800グラムと、持ち運ぶにはやや重い印象ですが、改良を重ねることで3分の1程度に小型化する見込みとのことです。
さらに、ポータブルるみぺんはドローンにも搭載可能で、ドローンで飛行して投影可能な位置を確保し続けながら、移動する物体や人物に対して映像を投影し続けるようなことも可能です。
今回の技術がさらに洗練されていけば、プロジェクションマッピング表現のステージが一段階上がるとともに、私たちの日常生活の中にも溶け込んでいくかもしれません。
例えば手のひらにスケジュールを表示したり、壁に道案内を表示したり、ドローンで自分にプロジェクションマッピングを施してみたりと、夢は広がります。
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