地域の高齢者見守り活動への小型無人航空機ドローン導入を予定して、米原市上板並の林業、伊賀並正信さん66歳が、所有する畑3,000平方メートルを飛行練習場として、無料で開放しています。
「手始めとしてドローンを操縦できる人を増やす」を目的として2017年10月にスタートし、現在では仕事で空撮を行う人から操縦を習いたい初心者まで、月に10人程度が楽しみながら練習しています。
伊賀並さんは2017年7月にドローンを手に入れました。機体を買い替えた弟から、使っていた機種を譲り受けったことがはじまりだったとのことです。
昔から無線操縦のヘリが好きだったものの、当時は操縦が難しくて断念したそうです。そんな中、簡単に飛ばすことができるドローンに夢中になったといいます。
京都で開催されているドローンの講習会に参加して、飛行に関連する法律や基本的な操作も学習しました。
畑の上空などで飛ばし、木の枝に止まっているトンビの群れや、畑に出てきたタヌキを撮影するなどし、操縦テクニックを上達させています。
伊賀並さんは2017年8月に市議の山本克巳さん57歳とともに、福祉や防災でのドローン利用法を考える“米原ドローン利活用研究会”を設立しました。
米原市や長浜市のドローン愛好家ら8人が、高齢者の多い地域の見守りにドローンを利用し、人手をかけることなく各戸の巡回が可能かを検討しています。
コンピューターを使って飛行経路や撮影場所を指定する機能を利用すれば、一人暮らしの高齢者の自宅を撮影することもできるため、「洗濯物が何日も干されていない」「新聞が溜まっている」といった異変の発見に役立てたい考えだとのことです。
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