2017年11月21日午後1時25分ごろ、埼玉県秩父市大滝にある東京大学大学院農学部生命科学研究所の演習林で「ドローンが落ちて火災になった」と、同大演習林事務所の職員から119番通報がありました。
墜落した現場では山林から炎が上がっており、埼玉県の防災ヘリコプター2機が出動して消火作業を行いましたが鎮火せず、夕方に消火活動をいったん打ち切り、翌11月22日午前6時半から再開する予定となりました。
秩父消防本部によりますと、少なく見積もっても約4ヘクタールの演習林の下草などが燃えた模様です。同大学院の学生ら4人が、11月21日の朝から森林の調査をしていたといいます。
埼玉県秩父署の調べによりますと、当時演習林では引率の教員1人と3人の学生がドローンを飛ばして山林の調査を行っていましたが、ドローンが落下して炎があがり、下草に燃え移って火災になったといい、午後0時55分に同大演習林事務所に連絡したとのことです。
落下現場は、秩父市の中心から約30キロ西方向の山林で、近くに住宅などはなく、負傷者や家屋への被害はありませんでした。
演習林は入川渓谷夕暮キャンプ場から西に約6キロ離れており、森林生態系に関する教育研究活動に使われているとのことです。
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