2017年11月5日午前11時半ごろ、長崎県長崎市・端島上空を無許可で飛行していたドローンが島に落下する事故が発生しました。端島は軍艦島の愛称で知られ、世界文化遺産にも登録されています。
これを受け、長崎市は10日、無許可でドローンを飛行させたとして、共に長崎市の企業である映像制作の「ビデオプロ」と、観光船運航の「ユニバーサルワーカーズ」を厳重注意しました。
ドローンは映像撮影用途で、ユニバーサルワーカーズが依頼し、ビデオプロが撮影を行ったとのことです。
長崎市の発表によると、ユニバーサルワーカーズは軍艦島周遊クルーズの撮影をビデオプロ社に依頼。ビデオプロ社の社員が他の船からドローン撮影していたところ、灯台付近の木に引っかかって墜落しました。
社員はドローン捜索のため島に無断上陸、翌6日に市へ報告したとのことです。島内の建造物などに被害はありませんでした。
端島上空で撮影を行う際は、島の所有者である長崎市の許可を得ることが必要になりますが、ビデオプロ、ユニバーサルワーカーズ両社は許可を得ていませんでした。また、長崎市の条例で、島への無断の立ち入りも禁止されています。
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