ドローンは、プロポと呼ばれる専用コントローラーで操縦するのが基本でしたが、ここ数年、スマホやタブレットなどにアプリをインストールして操縦できるドローンが増えてきました。今回は、その中からiPhoneで操縦可能なドローン3選と、ドローンを飛ばす際の注意点を解説します。
iPhoneで操縦可能なドローンとは?
iPhoneには本来、ドローンを操縦する機能は搭載されていません。iPhoneで操縦可能なドローンとは、そのドローンメーカーがiPhoneに対応したアプリを開発し、Wi-Fiなどのネットワークでドローンと接続することが可能な機種を指します。
つまり、ドローンをiPhoneで操縦するには、そのメーカーが開発したアプリをiPhoneにインストールする必要があります。そのため、iOSのバージョンといった問題で、お使いのiPhoneでは対応していないケースもあります。
iPhoneでドローンを操縦したい場合、まずはそのメーカーのアプリが対応しているiOSかどうかをチェックしておきましょう。
iPhoneで操縦可能なドローン3選
ホビー派から本格派まで、iPhoneで操縦可能なおすすめドローンを紹介します。
Holy Stone HS200
参考価格12,080円
HDカメラ搭載のホビードローンです。ホビーと言っても1万円を超えていますので、全くの初心者には、少しハードルが高いかもしれません。
特徴としては、気圧センサーによる高度維持機能、ヘッドレスモード、ワンキーリターン機能、自動ホバリング機能などが挙げられます。
また、FPV(一人称視点)にも対応していますので、ドローンのコックピットにいるかのような迫力ある映像をリアルタイムに楽しむことができます。
Parrot Bebop Drone
参考価格76,572円
フランスはParrot社の空撮向けドローンです。価格は高いですが、180°以上の視野角がある魚眼レンズ、自動離着陸や自動ホバリング、11分のフライト時間、FPV対応、Wi-Fi MIMO対応、デジタルジンバル機能による安定した飛行など、豊富な機能が満載の一台です。
別売りのスカイコントローラーを購入すれば、なんと通信距離が2kmまで延長できます(通常は250m)。
DJI Spark
参考価格66,175円
世界的なドローンメーカー、DJIから発売されているSparkのアクセサリーもセットになった「コンボ」です。
手のひらサイズのミニドローンながら、飛行時間は16分、1080pのフルHD、静止画1,200万画素、5m先の障害物の自動認識および衝突回避、被写体の自動認識・追尾など実に豊富な機能が満載です。iPhoneの画面をなぞるだけで、その通りにドローンが飛行するタップフライ機能も人気です。
もちろん、ここで紹介する以外にも、iPhoneで操縦可能なさまざまなドローンが販売されていますので、ぜひ自分好みの一台を見つけてください。
iPhoneでドローンを操縦する際の注意点
iPhoneでタッチ操作が可能なドローンは、よりスムーズな飛行を実現してくれます。瞬時に撮影したり、アプリならではの機能を使ったりすることもできますので、楽しさも倍増するでしょう。
しかし、iPhoneのバッテリー切れには十分注意してください。ドローンのバッテリーに関しては注意を払っているものの、いつの間にかiPhoneのバッテリーも減ってしまい、飛行途中に切れてしまったとなると、操縦不能になってしまう恐れがあります。
ドローン専用のプロポの用意や充電も忘れずに(多くはプロポにiPhoneを装着するものですが)、楽しく安全に飛行させましょう。
また、200gを超えるドローンは航空法の規制対象となります。iPhoneで操縦する、しないに関わらず、飛行させる場所によっては事前に国土交通省への申請が必要になりますので、併せて覚えておきましょう。
なお、国土交通省のホームページでは「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」を公開しています。
200g未満のドローンでも、事前に地方航空局長の許可が必要なケースも記載されていますので、ぜひチェックしておきましょう。
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