近年、話題となっているドローン。日本でも数多くのドローンが生産され、発売されていますが、海外、特に欧米では日本よりも更にドローンの開発が盛んに行われています。そこで、この記事では、そんな海外製のドローンについて、メーカーや購入の際のポイントを中心に紹介していきたいと思います。
海外製ドローンのメーカーはこんなにある!
主要3大メーカー
現在、海外製ドローンの市場では、特に主要とされている3大メーカーがあります。それがDJI、Parrot、3D Roboticsです。まずは、この3つのメーカーについて見ていきます。
・DJI
まず、3大メーカーの1つとしてあげられるのが、中国のDJIです。世界のドローンの内70%のシェアを占めるとも言われている超大手で、初心者向けからプロ用、更には農業用と幅広いタイプのドローンを生産しています。
・Parrot
3大メーカーの2つ目は、フランスのParrotです。Parrotは古くからあるガジェット系の企業でしたが、現在では完全にドローンを主軸に添えています。販売しているドローンは種類が豊富なのが特徴で、空撮用だけでなく、アクセサリの装着による遊戯を主目的としたドローンなど、ユニークなドローンを数多く生産しています。
・3D Robotics
3大メーカー最後の1つは、アメリカの3D Roboticsです。世界で初めてスマートドローン、専用のコントローラーではなくスマートフォンでの操作が可能なドローンを発表したメーカーであり、低価格で使いやすいドローンの開発に力を入れています。
その他の海外メーカー
三大メーカーと呼ばれるメーカーの他にも、海外製ドローンを生産している企業は数多くあります。ここでは、そんな企業について紹介していきましょう。
・Griff Aviation
ノルウェーのGriff Aviationは、特に大型ドローンの生産に特化したメーカーです。すでに最大積載量75kgを誇るGriff135というドローンの開発に成功しており、輸送や農業など幅広い分野での利用を見込まれています。
・Zipline
アメリカのZiplineは、ドローンとしては珍しい飛行機型を制作しています。Ziplineのドローンは最大速度が約130km/hと高速で、血液や医薬品の輸送を想定して作られています。
海外製ドローンを日本で飛ばすのに問題点はある?
日本にない魅力的なものも多い海外製ドローンですが、実際に購入したそれらを日本で飛ばしても問題はないのでしょうか。
海外製のドローンを飛ばそうとする場合、まず注意すべき点は、技術基準適合証明マーク、通称「技適マーク」の有無です。海外製、日本製を問わず、日本国内でこの「技適マーク」が付いていないドローンを飛ばすと、電波法に抵触してしまうことになります。
海外製ドローンの中には、「技適マーク」が付いているものとそうでないものがあるため、飛ばす前、あるいは購入する前にその有無を確認しておくことが必要となります。
また、海外製ドローンは種類によって、使用する周波数が2.4GHzと5GHzに分かれています。この内、5GHzで操縦するドローンを飛ばすためには、無線免許が必要となっているため、注意が必要です。
海外製ドローンを購入するなら正規代理店がおすすめ!
海外製ドローンを手に入れる手段としては、ネット通販サイトなどもありますが、おすすめなのは、国内の正規代理店で購入することです。
理由としてまずあげられるのは、やはり正規代理店とそれ以外ではサポートの充実度が違うという点です。海外製ドローンは精密機械であり、加えて飛ばして操縦するという性質上、故障の起こりやすい製品となっています。
そういった故障、あるいは初期の不具合などに対して、正規代理店ではしっかりとサポートを行ってくれますが、それ以外の場所で海外製ドローンを購入した場合は、十分なサポートを受けられないことが多いです。
特にドローンは比較的高額な商品だということもあり、中々壊れたら買い直せばいいというわけにもいかないため、正規代理店で購入し、不具合が起きた場合にはサポートに頼るというのが無難でしょう。
海外製ドローンメーカーの内、3大メーカーにはそれぞれ日本に正規代理店があります。DJIであればDJIストア、ParrotはHiTEC、3DRoboticsは芝本産業株式会社という企業が正規代理店を務めています。
以下にそれぞれのURLを記載しておきますので、海外製ドローンの購入の際には参考にしてみてください。
・DJIストア https://store.dji.com/jp
・HiTEC http://hitecrcd.co.jp/products/parrot/
・芝本産業株式会社 http://hitecrcd.co.jp/products/parrot/
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