ドローンは遠隔操作をする無人の飛行機のことですが、ラジコンのように単に飛行機を飛ばして操縦することを楽しむのではなく、空撮をするためにドローンを利用する人も大勢います。
空撮ができるドローンには、スマホなどに接続して映像をリアルタイムで見られる機種と、そうではない機種があります。今回は、空撮映像をリアルタイムで見られるタイプのドローンのメリット・デメリット、おすすめの機種についてご紹介します!
空撮映像をリアルタイムで見られるドローンのメリット
空撮映像をリアルタイムで確認できるドローンにはどんなメリットがあるのでしょうか?
・臨場感を楽しめる
撮影しているリアルタイムの映像を、一人称視点で見ることができますので、臨場感を楽しむことが可能です。
・正確な飛行のサポートになる
映像を確認しながらドローンを操作できるので、正確な飛行ができます。
・災害などの緊急時に役立つ
災害時などには、今すぐに状況を確認したいということがあり得ます。しかし、空撮映像をリアルタイムで見られないドローンの場合、飛行の後にメモリカードをパソコンに挿すなどの方法で映像を確認することになるため、状況の確認までに時間がかかってしまいます。一方、空撮映像をリアルタイムで見られるドローンであれば、このような問題は生じません。
・空撮映像をリアルタイムで配信できる
専用のアプリなどを活用すれば、スマホやタブレットから空撮映像を、YouTube、Facebook、Twitterなどを通して、ネットにリアルタイムで配信することが可能です。これにはいろいろな活用方法が考えられます。
例えば、紫外線が強くて皮膚がんの患者が多いイスラエルでは、あるドラッグストアが「皮膚がん予防」の宣伝にドローンでのライブ配信を利用しました。「紫外線が強い時間帯はビーチに行くのを避けて下さい」というメッセージを送るために、ビーチの様子をドローンで空撮し、リアルタイムで映像を配信したのです。
このように、空撮映像をリアルタイムで確認できるタイプのドローンには、様々な利用方法が考えられます。
空撮映像をリアルタイムで見られるドローンのデメリット
次に空撮映像をリアルタイムで確認できるドローンのデメリットを見てみましょう。デメリットは下記の1点のみです。
・価格が高い
空撮映像をリアルタイムで見られる機能が付いているドローンは、そうではないドローンよりも価格が高くなります。ただ、需要が高い機能ですので、最近は価格が安い機種も登場し始めています。
空撮映像をリアルタイムで見られるおすすめのドローンをご紹介!
最後に、空撮映像をリアルタイムで見られる機能が付いている、おすすめのドローンをご紹介します。
PHANTOM3 STANDARD (メーカー:DJI)
動画解像度は2704×1520で、1回の充電で25分間の飛行が可能となっています。自動フライトアシスタント機能が付いており、ボタン1つで帰還させることが可能です。
飛行中は常に安定しており、コントロールされた状態にあります。価格は65,000円ほどです。
PHANTOM4 Pro(メーカー:DJI)
高度な性能を備えたプロ仕様のドローンです。動画解像度は4096×2160で4K動画を空撮できます。1回の充電で飛行できる時間は30分です。
ウェイポイントをコントロールするための最新技術「Draw (ドロー)」を搭載しており、ディスプレイ上に線を描くと、高度を固定したままの状態で描いた線の方向に飛行してくれます。
カメラには自動で被写体を認識、追尾、撮影する機能があり、複雑なシーンも簡単に撮影することができます。価格は200,000円ほどです。
Karma QKWXX-511-JK(メーカー:GoPro)
アクションカメラのブランドとして有名な「GoPro」が開発した初のドローンです。4K動画と1,200万画素の写真をシングル、連写、タイムラプスの各モードで撮影できるカメラが搭載されています。1回の充電での飛行時間は20分です。価格は170,000円ほどです。
※価格は2018年5月21日現在の相場です。店によって価格は異なります。
他にも優れた機種はありますが、ここではご紹介し切れません。ぜひとも、「これだ!」だと思えるあなたに合ったドローンを探してみて下さい。
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