ドローンの醍醐味の一つである空撮。空撮に憧れてドローンを始めるという方も多いのではないでしょうか。今回は初心者にもおすすめの1万円で購入できるモニター付きドローンをご紹介するとともに、モニター付きドローンの注意点などを解説します。
モニター付きドローンの魅力と注意点
モニター付きドローンは、ドローンが撮影している迫力ある映像をリアルタイムで確認できるため、大変人気です。
特に専用ゴーグルを付けて操縦するFPV(First Person View=一人称視点)では、まるで自分自身がドローンになって飛んでいるかのような、疾走感に満ちた映像を体感できるため、モニター付きドローンの中でも大人気のジャンルです。
「将来的にFPVドローンレースに出場したいので、今のうちにモニター付きドローンに慣れておきたい」という方も多いのではないでしょうか?
ところで、モニター付きドローンを飛ばす際にいくつか注意点があります。基本的なところですので、ぜひ覚えておきましょう。
まず初心者の方ですが、モニターを見すぎてドローン本体を見失ったり、障害物に気づかなかったり、操縦を誤ったりするリスクがありますので注意が必要です。
モニター付きドローンに慣れるまでは、2人以上で飛ばすことをおすすめします。
また、モニター付きドローンにアマチュア無線が用いられている場合は「第4級アマチュア無線技士の資格」および「アマチュア無線局の免許」が必要になります。
日本では5GHz帯域は二次業務の周波数に割り当てられています。特に5.8GHzはETCシステムや駐車場管理などに用いられていますので、その周辺でアマチュア無線を採用しているモニター付きドローンを飛ばす際は、注意が必要です。
特に、FPV対応のドローンや海外製のモニター付きドローンの中には、周波数の帯域が5.8GHzというものも少なくありませんので、覚えておきましょう。
詳しくは総務省ホームページ「ドローン等に用いられる無線設備について」をご確認ください。
もし、資格なしでモニター付きドローンを飛ばしたい場合は、Wi-Fi接続でスマホと連携して、リアルタイムに映像が確認できるようなタイプのドローンがおすすめです。
空撮初心者にもおすすめ、1万円で買えるモニター付きドローン3選
モニター付きドローンは多数ありますが、初心者の方でも安心して飛ばすことができて、かつ1万円で購入できるドローンを3つご紹介します。
「Noiposi JJR/C h42 RC」(参考価格4,500円)
バタフライのようなフォルムがかわいいモニター付きドローンです。高度維持機能、指定軌道飛行、360度宙返り、ワンキー離着陸、ヘッドレスモードなど機能も多彩で、大人はもちろん、子供のおもちゃとしても活躍してくれます。
「Holy Stone HS160」(参考価格7,920円)
折りたたみ式ドローンです。気圧センサーによって自動高度維持が可能なため、簡単にホバリングできるほか、ワンキーで起動と着陸ができますので、操縦に不慣れな初心者でも安心して飛ばせるモニター付きドローンです。
「SHIRUI XS809HW」(参考価格10,999円)
若干1万円オーバーですが、折りたたみ式のドローンのため、持ち運びにも便利なうえ、大容量バッテリーで10分以上の飛行が可能なモニター付きドローンです。ワンキー離着陸、3D宙返り、ヘッドレスモードなど、多彩な機能も魅力です。
ルールを守って安全に、楽しくモニター付きドローンを飛ばそう
今回は、モニター付きドローンを飛ばす際の注意点と、初心者でも安心の低価格モニター付きドローンをご紹介してきました。
モニター付きドローンを体感すれば、きっとその魅力の虜になってしまう方も多いと思います。
安全に、そして安心して飛ばせるように、モニター付きドローンにまつわるルールをしっかり身につけておきましょう。
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