一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)は、2017年4月1日より業界では初めてとなるオンライン講座の提供を始めています。
今回は、「一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座はどんな講座なのか?」「受けるにはどうすれば良いか?」などを解説します。
一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座の第一弾は「安全運航管理・基礎講座」
現在、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)はオンライン講座の第一弾として「安全運航管理・基礎講座」の配信を行っています。
DPA認定校によるドローンスクールなどでも安全運行に関する講座を開催していますが、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座の大きなメリットとして、「何度でも繰り返し受講できる」という点が挙げられます。
つまり、見れば見るほど理解力が深まり、知識の定着を図ることができるということです。
通常の講座では覚えきれなかった部分や、時間の経過とともに忘れてしまう部分などもありますが、そこをカバーできるオンライン講座は受講者にとって嬉しいシステムです。
オンライン講座は、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)が掲げる「最先端で安全なドローン活用の実現」を目指すためにも、最適なシステムであると言えます。
このオンライン講座はPC、スマホ、タブレットなどデバイスを問わず手軽に受講することができるという点も魅力の一つとなっています。
一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座を受講するには認定資格の取得が条件
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一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座を受講するためには、まずDPA認定校においてドローンスクールを受講し、所定の講座を修了する必要があります。
1.DPA認定校でドローンスクールを受講する
ドローンスクールの受講を希望するDPA認定校に直接、申し込む形になります。
2.DPA認定校からDPAに修了者情報が提供される
講座の最後に行われる試験に合格すると「修了者情報」として受講者の情報がDPA認定校からDPAに提供されます。
この時点で、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)が運用している「ドローン操縦士回転翼3級」の資格を取得することができます。ただし、資格を正式に認定してもらうにはDPAに会員登録したのち、オンライン講座を受講することが条件となります。
3.会員登録をしてオンライン講座を受講する
受講者はホームページより「DPA技能会員(個人)」に登録します。登録後、会員専用サイトにて一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座を受講できるようになります。
4.資格認定および認定証の発行
オンライン講座を受講し修了した人は、会員専用サイトにて引き続きに資格認定のための申請手続きを行うことができます。申請確認後、DPAが正式に資格を認定し、認定証を発行します。
以上が、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)が提供するオンライン講座を受講するまでの流れになります。
なお、「ドローン操縦士回転翼3級」の詳細についてはDPAホームページの資格認定事業に詳しく掲載されていますので、併せてチェックしてみてください。
一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座は今後随時追加される予定
現在、DPAが運用する認定資格制度で得られる資格は「ドローン操縦士回転翼3級」「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」ですが、上級資格の設計が進んでおり2級、1級も順次運用が開始される予定となっています。
一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座もそれに併せて「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」向けの講座や、試験対策に向けた講座などを追加する予定とのことです。
さらに、独自のeラーニングシステムを利用したラーニング分析、パフォーマンス分析等の各種データを活かした会員向けサービスの拡充を図るとしています。
2018年1月現在、ドローンの運用に関する資格は民間のものとなり、国家資格などは創設されていません。
今のところドローンは「誰でも自由に飛ばせる」ものということになりますが、相次ぐ事故などもあり操縦士の操縦技術の向上や関連法制の正しい理解などが求められています。
こうした現状を危惧し、いち早く教育事業を展開させたのが一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)です。
認定校によるドローンスクールの積極的な開催や、操縦に関する認定資格制度の構築など、ドローン時代の航空の安全と健全な発展に向けて促進活動を展開しています。
今回ご紹介した一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)のオンライン講座ももちろん魅力ですが、DPAの方針や認定資格も、今後ドローン操縦士を目指したいという方に最適な環境と言えます。
趣味でドローンを飛ばしたい方も、ドローンを活用したビジネス展開を考えている方も、ぜひ一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)が発信する情報に注目してみてはいかがでしょうか。
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