いつの間にか、私たちの身近な存在となってきているドローンなどの無人航空機ですが、現在は多くのビジネスで活用されています。
ここでは、ドローンを扱い始めた際によく耳にする「日本UAS産業振興協議会(JUIDA)」などの無人航空機操縦士の学校についてご紹介していきます。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とは?
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とは、ドローンなどの無人航空機を日本の様々な分野で促進させていくために立ち上がった協議会です。
知識の普及はもちろん、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)では、ドローン操縦を行う無人航空機操縦士としてのトレーニングや実技試験なども実施しています。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)では2種類のコース選択ができ、「無人航空機操縦士」コースと「安全運航管理者」コースから選択することができます。
安全運航管理者コースは座学だけですが、無人航空機操縦士コースは座学と実技が付いてくるので、ドローンなどの無人航空機における操縦技術を証明したい方はこちらのコースを選択すると良いでしょう。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の無人航空機操縦士コースの内容とは?
それでは、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)がスクールで実施している無人航空機操縦士コースとは、具体的にはどのような内容なのでしょうか。
▼座学
■UAS概論
・歴史機種
・飛行原理
・適用事例
・課題
■法律
・国際条約
・航空法
・電波法
・道路交通法
・民法
・個人情報保護法
・その他法律
■ルール
・航空法における許可、承認の申請
・安全ガイドライン
■自然科学
・気象
・電磁
■技術
・構造
・飛行制御技術
・GPS
・通信
■運用
・安全確保
・禁止事項
・運用者の義務
・操縦時の注意点
・操縦方法
・運用時の確認事項
・リチウムポリマーバッテリの取扱
・リスク、安全対策方法
・事故発生時の対応方法
・フェールセーフ設定
■安全運行管理
・安全を管理する目的の明確化
・安全管理取組目標の設定
・安全管理体制の構築
・安全管理情報の交換、更新
・安全管理の実施
・安全管理の評価、改善
・安全管理の教育訓練
■筆記試験
・筆記試験
▼実技
■整備、点検
・日常点検方法
・整備
・飛行確認
■手動操縦1
・垂直離着陸 低高度
・ホバリング
・水平移動(前後左右)
■手動操縦2
・垂直離着陸
・可視範囲での遠方飛行
・緊急時の操作
・自動航行自動航行の設定方法
・自動航行による飛行
・トラブル発生時の操作介入
■実技試験
・実技試験
※実技では日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の機体を使用します。
このように日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の無人航空機操縦士コースでは、座学と実技を各2日間、計4日間講座を受けます。
このコースの科目をすべて修了し、手続きを踏むと、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)から「操縦技能証明証」をもらうことができます。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の無人航空機操縦士コースの値段は?
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の無人航空機操縦士コースは、受講料が 30万円(税別)となっています。
筆記や実技試験料、教科書、室内練習機を入れた金額なので、ドローンなどの無人航空機における将来性を考えると、大変お得なお値段ともいえるでしょう。
ドローンなどの無人航空機は今後さらに進化し、発展を遂げていく技術であると考えられています。
現在需要が急増している写真やイベント、農業、測量や、2020年の東京オリンピックに向けても需要が増えることが予想されます。その他、荷物運送や災害救助など、さらに幅広い分野で活躍することでしょう。
そんなとき、一番必要とされるのは高い技術力を持った無人航空機操縦士なのです。
まさに今、このドローンなどの無人航空機が普及し始めている段階で、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の無人航空機操縦士コースを修了、認定証を取得しておけば、周りと差をつけることができるはずです。
ドローンなどの無人航空機について深く勉強したい、よく知っておきたいという方も、ぜひこの講座を受けてみてはいかがでしょうか。自身の知識力や技術力を養う良いきっかけとなることでしょう。
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