日本製のドローンを取り扱うメーカーはどこが有名?各社の代表的なドローンも紹介

更新日: 2021.11.19 公開日: 2018.09.07
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一般的なドローンは海外製が主流になっていますが、実は日本製のドローンメーカーもあります。この記事では日本製のドローンメーカーと、各社の代表的なドローンを紹介していきます。

目次

 日本製のドローンメーカーは意外と多い

一般的なドローンメーカーというと、世界的に有名なDJIやParrot、3D Roboticsといった海外製メーカーを思い浮かべるという人が多いですが、実は日本製のドローンメーカーも少なくありません。

しかし、日本製のドローンメーカーはどちらかというと一般用よりも産業用の開発に力を注いでいます。そのため、趣味でドローンを飛ばしているという人には、認知度はそれほど高くないと言えるでしょう。

農薬散布、測量、インフラ点検、直接作業、物流、警備など、各産業分野において日本製のドローンメーカーが活躍しています。

たとえば、名古屋市に本社を構える株式会社プロドローンは、測量、検査、物流といった分野に向けたドローンの開発を手がけています。

また、株式会社エンルートは農薬散布、インフラ点検、測量、有線給電が可能なドローンの開発を手がけるほか、株式会社クエストコーポレーションは同じく農薬散布、空撮用ドローンなどを手がけています。

さらに、株式会社ジーフォースといった、ホビードローンの開発に力を入れているメーカーもあります。

このように、日本製のドローンメーカーはいくつもあり、それぞれがさまざまな分野の産業で活躍しています。

特に日本では、高齢化問題や人口減少問題に直面していることもあり、趣味よりも産業の分野にドローンを導入しようという動きが顕著です。

こうした社会的背景もあって、日本製ドローンメーカーは各産業分野に向けたドローンの開発に力を注いでいると言えるでしょう。

 

日本製のドローンメーカー各社の代表的なドローンを紹介

前項で紹介した日本製ドローンメーカーの代表的なドローンをいくつか紹介します。

※株式会社プロドローン

「PD41―AW-AQ」

水中撮影を目的とした自動着水・着陸が可能なドローンです。空撮も可能です。ダム点検、海上飛行といった際に墜落しても水没しません。また、防水性が高いことから、先般の大雨による災害時の活躍や、雨天も含めた365日の警備における活躍が期待されます。

※株式会社エンルート

「AC-1500」

農薬散布用に開発されたドローンです。最大9Lの農薬を積むことができ、1ha(ヘクタール)の農地なら、わずか10分で農薬散布を完了することができます。また、散布中に農薬がなくなったときはLEDが点滅して知らせてくれるため、空散布を防ぐことも可能です。

※株式会社クエストコーポレーション

「SH-62」

同じく農薬散布向けのドローンです。軽トラでも運搬可能なコンパクトさながら、GPSや地磁気、ジャイロセンサーといったアシスト機能が豊富に搭載されており、操縦が容易に行えるというメリットがあります。薬剤を注ぎやすい1Lタンク、2箇所のノズルから扇状に広がる構造など、さまざまな角度から農薬散布をサポートしてくれます。

ほかにも、京商、日本遠隔制御、ハイテック、童友社、ヤマハ発動機といったように、さまざまな日本製ドローンメーカーが存在し、多種多様なドローンの開発に着手しています。

 

日本製ドローンメーカーの躍進に期待!

日本製ドローンメーカーは実は意外と多く、それぞれが各分野の産業で活躍しています。機能や性能についても、日本製ということで、かなりハイクラスなドローンが多くなっています。

前述のように、日本はすでに高齢者問題、人口減少問題に直面しており、どうしても各分野の産業にドローンの導入を優先せざるを得ないのが現状です。

しかし、その陰では優秀な産業用ドローンが次々と開発されています。近将来、日本製ドローンメーカーが、世界で躍進するときが来るかもしれません。

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