実はドローンは自分で組み立てて作ることができます。ドローンが普及するにつれて、自作のドローンを飛行させるという楽しみ方も広がってきています。既製品のドローンとは具体的にどのように異なるのか、組み立て式ドローンの仕組みを見てみましょう。
既製品と組み立て式自作ドローンの違いは?
既製品のドローンは様々な基準をクリアしているので、それなりに高い強度や精度を持っています。しかし、組み立て式のドローンと、造りに大きな違いはありません。
組み立て式キットによっては、専用アプリによる操縦や、自動調整ができるものがあり、初心者でも既製品と同じように操縦できます。すべて自作する場合は、パーツの質や性能が良いものを選ぶと、既製品と同じか、それ以上の値段になることがあります。
本格的な組み立て式ドローンのキットや使用する材質をきちんとしたものにすれば、既製品に劣らないクオリティを出すことができます。
プラモデルのような組み立て式ドローンキット「LIVE CAM DRONE」は初心者におすすめ
組み立て式ドローンを作りたいなら、おすすめなのは組み立て式キットの「LIVE CAM DRONE」です。
組み立て方法はスナップフィット呼ばれる「はめ込め式」であるため、プラモデルのような感覚で作ることができます。はんだ付けや接着剤などがいらないので、不器用な人でも組み立てやすいのが嬉しいポイントです。
スタンダード版であれば、以下のものがセットになっています。
・フレームセット
・モーターセット
・プロペラ
・受信機ユニット
・カメラユニット
・USB充電器
・工具
・飛行用LiPoバッテリー
Wi-Fi接続を使用し、スマホで操縦することができます。撮影した映像は、スマホやタブレットの専用アプリでリアルタイムに楽しめます。
搭載の気圧センサーでホバリングをアシストしてくれるので初心者でも操縦しやすいドローンです。これだけの性能で9,500円税抜というお手頃価格で、気軽に組み立て式ドローンに挑戦できます。
まだまだ他にもある組み立て式ドローンキットをまとめてご紹介!
組み立て式ドローンキットは他にもたくさんの種類があります。
本格的な組み立て式ドローンを作りたいなら「Lynxmotion HQuad500」です。フレームのみの重量は383gで、本格的なドローンを作れます。はんだ付けが必要な部分もありますが、基本は差し込み式の組み立てなので、比較的簡単に作れます。16mmの炭素繊維チューブと独自のアルミ製クランプを使用しているので、しっかりと強い造りであることが特徴です。
また、遊び心のあるちょっとユニークな組み立て式ドローンも存在します。
例えば「Flybrix Kits」はLEGOを組み立てて作るドローンです。もちろん、LEGOなのではんだ付けは不要です。とはいえ、本格的なモーターやコントローラーが付いていて、実際の操縦を楽しめます。
他には、DJIの「Flame Wheel ARF KIT」や、Robocatの「Co-Co 280」のように、海外ドローンメーカーも組み立てキットを出しています。
組み立て式も各メーカーの特色が反映されているので、気に入っているドローンメーカーの組み立て式キットを選ぶのも良いでしょう。
キットを使わずにドローンを自作する場合、どんなパーツが必要?
キットを使ってドローンを組み立てる仕組みがわかってきたなら、次はキットを使わずに自作してみましょう。キットでは調整できなかった部分も、自分でパーツをそろえて組み立てれば、思うようにできます。
ドローンを自分で組み立てる際に必要な基本的なパーツを見てみましょう。
フレーム
サイズと素材がポイントです。大きいサイズにすると、出力の大きいバッテリーやモーターを搭載できますが、本体が重くなります。また素材によって強度と値段が異なります。
プロペラ
最低4枚必要です。隣同士のプロペラは向きが違うものでなければいけません。4枚の場合は、それぞれの向きのプロペラを2枚ずつ用意します。
モーター
プロペラ1つに付き、モーターが1個必要です。フレームサイズに合わせたkv値のモーターを選びます。
ESC
モーターの回転数を操作する装置で、モーター1個につき1つずつ必要です。
FCS
フライトコントローラーとも言い、ドローンの飛行に必要な部品です。これがなければドローン独自の飛行ができません。
送信機、受信機
操縦のためのコントローラーです。
FPVカメラ
撮影のための本体に取り付けるカメラ、映像の送信機、映像を表示するモニターの3つで、ドローンの空撮ができます。
バッテリー
大容量のリボバッテリーを使用します。取り扱いには充分注意しましょう。
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