ドローンに対する注目度が高くなる中、実際にドローンの操縦に挑戦する方の人口は増加傾向にありますが、ドローンの操縦は意外と難しく、コツを掴むまでにはある程度の練習が必要となります。
実機で練習するのも悪くありませんが、慣れない操縦で高価なドローンを壊したり、無くしたりしてしまうと、せっかくのドローンライフも楽しめなくなります。そこで、ドローンビギナーにおすすめの方法として、シミュレーションソフトでの練習を紹介します。
いきなり実機でのドローン飛行は心配?まずはソフトで練習を!
手に入れた高価なドローンを練習もなく操縦するのには不安がありますので、ドローンスクールで操縦の練習を行うのが現実的だと言えます。
ただし、ドローンスクールはスキルアップが期待できるものの、スクールの数が十分でないことから、通学が難しいケースも多く、ある程度の費用が必要となる点などがデメリットだと言えます。
コストを抑え、独学でドローンの練習をしたい場合、安価なトイドローンを使用する方法もありますが、トイドローンでも練習できる場所を探す必要があり、飛行可能時間が短いため、スキルアップに時間がかかるのも事実です。また、安価なトイドローンと言っても練習時には破損の可能性もあり、リスクも生じます。
そこで、おすすめしたいのがシミュレーションソフトを利用したドローン操縦の練習法です。ソフトを利用すれば、練習場所の確保やバッテリー容量、練習機の破損などの心配をすることなく、自宅で着実にスキルアップを行うことができます。
ドローン練習ソフトは、パソコン向けソフトとスマートフォン向けソフトが存在するので、練習スタイルに合わせた練習ソフトが選べます。
ドローン操縦を練習できるシミュレーションソフト 1.パソコン向け
本格的なフライトシミュレーションを実現するのがパソコン向けドローン練習ソフトです。パソコン向けドローン練習ソフトは多く存在しますが、次に挙げるソフトの人気が高いと言えます。
VelociDrone
操作に対する機体の挙動が良く、操作感覚を掴める練習ソフトとして多くのトップパイロットからも認められています。無料版と有料版が存在するので、無料デモ版で操縦感覚を試すのも良いでしょう。
Freerider
初めてドローンを操作するビギナー向けの練習ソフトです。丁寧な解説付きのレッスン動画がYoutubeで配信されているので、参考にしながら練習できます。
Rotor Rush
世界のドローンレースのコースを再現した練習ソフトです。ドローンレースを志す方におすすめだと言えます。
DJI Flight Simulator
ドローンメーカーの練習ソフトで、実機の挙動をリアルに再現した本格的フライトシミュレータとして人気があります。
REAL FLIGHT7.5
130以上の機体や、さまざまな飛行コース、条件を選ぶことができ、多くのビギナーや上級者から支持される練習ソフトです。
特に、本格的なプロポが付属するREAL FLIGHT7.5は、スマートフォンよりも、大画面のパソコンモニターでリアルなシミュレーションを楽しみながら実戦感覚でスキルアップができる練習ソフトだと言えるでしょう。
ドローン操縦を練習できるシミュレーションソフト 2.スマホ向け
ドローン練習ソフトにはスマートフォンに対応するアプリとしてリリースされているものもあります。iPhone対応アプリとAndroid対応アプリとして次に挙げる練習ソフトがリリースされています。
iPhone対応練習ソフト
Electric RC Sim
ドローン以外にラジコンのヘリや飛行機の練習もできるソフトで、実際のプロポに近い操縦感を再現していると評価の高いアプリです。
Free Flight Drone Simulator
存在するドローン機体を選択できる練習ソフトで、無料で練習ソフトを試したい方は特に試しやすいアプリです。
Android対応練習ソフト
Quadcopter FX Simulator
実機に近いリアルな操作感やドローンの挙動を再現しているため、難易度が高めですが、実践的にドローン操作のスキルアップができる練習ソフトとして人気のアプリです。
3Dドローンフライトシミュレータゲーム
指定のマーカーに着陸するまでの時間を競うという内容で、ゲーム要素が強く、楽しみながらドローン操作が身に付きます。ただし、プロポ操作ではなくゲームコントローラーの操作なので、実践的とは少々言い難いアプリです。
スマートフォンアプリに対応する練習ソフトは、いつでも気軽にドローン操作の練習ができるのがメリットだと言えます。
ソフトでドローンの操縦感覚に慣れたら、いち早く実機で練習!
シミュレーションソフトでドローン操作の練習を行い、操作感を身に付けることに成功すれば、実機を使用した練習にシフトすることで、さらにドローン操作のスキルアップが期待できます。
ここでは、ドローンの醍醐味として挙げられる、空撮を楽しめるビギナー向けのドローンを紹介します。
DJI MAVIC PRO
約750gと軽量なうえコンパクトに折り畳めるDJI MAVIC PROは、イベントや旅行先で気軽に空撮を楽しめるドローンです。スマートフォンで操作できてプロポが不要な点も、ビギナーにとって魅力ではないでしょうか。
搭載機能として障害物回避、高度維持、自動追尾機能が搭載されているので、ドローン練習ソフトから実機での練習に切り替えたばかりでも安心して利用できます。
Hitec Galaxy Visitor 6
ドローン操作を楽しめる200g未満の軽量ボディですが、スマートフォンで撮影状況を確認できるFPV機能を搭載しており、ドローン練習ソフトから実機練習に切り替えたばかりのビギナーでも空撮を楽しめます。
FPVの通信範囲が最大100mと比較的広範囲のため、ドローン操作のスキルアップと共に、空撮の醍醐味も十分味わうことができるでしょう。
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