前後左右だけでなく、上下にも操作可能なので、ドローンの操縦を難しいと思ってしまう方もいるでしょう。また、ドローンの操作に必要な専門用語もいくつかあります。
基本用語がわからないと、ドローンの操作に戸惑ってしまうでしょう。そんな初心者でもわかりやすいように、基本用語とともにドローンの操作法とコツについてご紹介します。
ドローン操作のための基本用語特集
ドローンを操縦するのに必要なのが「プロポ」と呼ばれるコントローラーです。プロポのなかでも主要な4chモデルを中心に解説しましょう。
プロポには、モード1とモード2という2つの操作方法があります。操作するためのスティックの割り当て方が、モード1とモード2とでは異なります。
モード1は従来のラジコンヘリの操作方法にあわせています。左側のスティックで前後と回転を操作でき、右側で左右と上下に操作できます。
モード2では、左側のスティックで上下に、右側で前後に操作できます。このスロットルの舵の取り方に、名前が割り当てられています。
上下に動かすことを「スロットル」、前後に動かすことを「エレベーター」、旋回させることを「ラダー」、左右に動かすことを「エルロン」と呼びます。
ドローン操作ステップ1:「離着陸」
ドローンの起動方法ですが、最初にドローンとプロポの両方に電源が入っていないことを確認します。プロポのスロットルが下がっていることを確認し、ドローンが水平になるように設置します。
電波がドローンに干渉して誤作動を起こさないように、送信機、ドローンの順で電源を入れます。電源を切るときは逆に、ドローン、送信機の順番なので注意しましょう。
まずは、離着陸を試しましょう。思いっきり上昇させるのが、離陸のコツです。離陸ができれば、次に目線の高さにドローンをもってくるように調整させます。これをホバリングと呼びます。
着陸ですが、今度は逆にゆっくり行ないます。そっと下落させ地面に着いたら、プロペラを停止させます。
ドローン操作ステップ2:「前後左右の移動」
ホバリングが上手くできるようになれば、今度は前後左右にドローンを移動させてみましょう。練習ですので、機体と操縦者とが向かいあうように、機体を後方に向けます。なお、後方に向けると前後左右の操作が逆になるので、注意が必要です。
前後左右のほかに、離着陸の動きが加わるので、難易度が上がります。適当な場所を指定し、ある場所で離陸させ別の場所で着陸させるという感じで、ステップアップさせていきましょう。目印として地面にカラーコーンを設置しておくと練習しやすくなります。
ドローン操作ステップ3:「8字の飛行」
ドローンの操作に慣れると、今度は8の字に描くように飛行させましょう。8の字に描くためには前後左右にスティックを動かす必要があるので、難易度が上がります。スムーズに8の字に飛行させられるよう、練習を繰り返しましょう。
DJI社のドローンの場合、「DJI GO」などの連携アプリで飛行ルートを確認できますので、実際にドローンを飛行させた経路をみて、8の字になっているか確かめましょう。8の字からずれた部分が、苦手な操縦角であると確認できます。苦手な操縦角を重点的に練習しましょう。
次に、モード1とモード2を入れ替えてみましょう。モード1では左手だけで8の字にドローンを飛行させられます。他方モード2では左右のスティックを操作する必要があるので、難易度が上がります。
モード2で8の字飛行させるコツですが、ラダーさせる前にエルロンを入れることで、うまく旋回させられます。8の字に飛行させられるようになって、ようやく障害物を避けられるようになります。実際にカラーコーンなどの障害物を設置して、練習するといいでしょう。
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