今話題のドローンをもっと知ろう!その構造とは?

更新日: 2021.11.22 公開日: 2017.12.16
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誰もが一度は聞いたことあるドローン、昨今はテレビ等でも頻繁に取り上げられています。

以前は専門家や愛好家が使う印象がありましたが、現在は様々な種類が販売され、一般の私達にも手が届く身近な存在になってきました。また、映像が撮れるようになってからは、私達人間では撮れないような迫力のある映像がメディアで紹介されるようにもなりました。買ってみようかな?と思っている方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、ドローンとはいったい何なのか、そしてドローンの構造を紹介していきます。

目次

そもそもドローンとは何?

ドローンとはずばり、無人飛行可能な航空機です。英語ではUAV(Unmanned aerial vehicle) と表記し、無人航空機とも呼ばれています。

なお、最近では水中潜水可能ドローンも出てきているので、すでに航空機の枠にとらわれなくなってきています。

ここで、重要になってくるのが無人飛行可能です。現在では完全にドローンのみでの自律飛行するものは非常に少なく、手に入れられたとしても高価です。そのため、一般人が手にするのはかなり難しい現状であると言えます。

また、ラジコンと一緒ではないの?と思っている方もいるのではないでしょうか。

ラジコン、ドローンどちらもコントローラーを用いて操縦します。しかし、ドローンの場合、内蔵されているセンサーやプログラムによってある程度、ドローン自体の自律操作が可能なのです。

ラジコンは飛行するにあたって人の操縦に100%依存しているので、複雑で高度な操縦テクニックが必要になります。ここに、ドローンとラジコンの大きな構造の違いがあると言えます。

 

ドローンの羽の構造について

ドローンと言えば、羽が4つか6つほどで飛行している物体を想像されると思いますが、ドローンにも様々な構造があるのです。

私達がよく見る複数の羽で飛行するのは回転翼機マルチコプターと言います。しかも、羽の数によって呼び名が違います。

・4枚羽のタイプはクアッドコプター

・6枚羽はヘキサコプター

・8枚羽はオクタコプター

回転翼機とは、複数ある羽を回すことによって生じる風によって飛行するタイプです。その為、その場で上昇したり空中にとどまったりする事が可能です。しかし、動力を自力で発生させているため、エネルギー消費が多く飛行時間は短くなります。

一方、旅客機のタイプは固定翼機と呼ばれます。上昇後は自然の風を利用して飛行するため、飛行時間も長く速度も速いです。しかしながら、空中でその場にとどまることはできません。

最近では、この回転翼と固定翼両方を持ち合わせたものも存在しますが、構造が複雑になるのでドローンとしては高価なものが多いです。

ドローンの羽の構造については、大きく分けて上記の2種類の存在を覚えておくと良いでしょう。

 

ドローンの構造

タイプによって違いはありますが、今回は私達にとって比較的身近な、マルチコプタータイプのドローンの構造を紹介します。

基本的に、ドローンの構造は以下のようにできています。

・送信機

・受信機

・プロペラ

・モーター(ブラシレスモーター)

・バッテリー

・センサー

・フライトコントローラー

フライトコントローラーがドローンの制御を行う脳の部分です。

送信機(コントローラー)を用いて、操縦者が基本的な上昇下降等の操作を行います。その指示は受信機を経てフライトコントローラーに送られ、センサーからの情報と共に処理し、プロペラの回転数を命令します。

センサーが搭載されているので、飛行角度や速度、GPSの情報を検知し、フライトコントローラーにて処理を行い、安定した自律飛行を実現することができます。

 

 

以上、ドローンの構造について詳しく見てきましたが、いかがだったでしょうか。

ドローンによって空撮で撮られた映像は、今まで見たことが無い感動的なものです。最近では、ドローン初心者でも友人やご家族で一緒に写真や映像を撮って楽しむことができるようになりつつあります。

また、ドローンはスポーツとしても浸透してきており、数々の大会が行われています。

それだけでなく、災害時や、測量、また農業での活用なども検討されており、これからも更なる進化が期待できます。

私達の生活と切ってもきれない存在となりつつあるドローン、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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