ドローン測量士になりたい人必見!求人の探し方と有利になる資格とは

更新日: 2021.11.23 公開日: 2020.01.04
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ドローンの普及に伴って注目されている仕事が「ドローン測量士」です。
測量分野ではドローンを使って上空からの測量が増えており、測量業務に加えてドローンの操縦ができるドローン測量士が求められています。

このドローン測量士になるにはどのような知識や技術が必要なのでしょうか。ドローン測量士の求人で求められるポイントをまとめてみました。

目次

ドローン測量士の求人で持っていると有利になる資格や免許

ドローン測量士の求人で必須もしくは優遇される資格や免許には、下記のようなものがあります。

・普通自動車免許

・測量士資格

・第3級陸上特殊無線技士

ほとんどの求人で必要な免許されているのが普通自動車免許です。測量にも、ドローン操縦にも関係ないように思えますが、必須の応募条件としてあげられることもあります。その理由として、測量は山間部で行われることが多いため、車での移動ができることが必須になるためです。

ドローン測量士というとドローン操縦の方にイメージがいきがちですが、「測量」の部分の知識がとても重要です。ドローン操縦ができなくても測量の知識がある人を優遇という求人もあります。測量の資格を持っているとかなり有利に働くでしょう。

第3級陸上特殊無線技士を始めとしたドローンに関連する資格を持っているのも求人を探すのに有利に働きます。とはいえ、ドローンの操縦に関する資格を必須条件にしている求人は少なく、応募条件では「ドローンの操縦経験」となっていることが多いです。

ほとんどのドローン測量士の求人では、測量に関する知識かドローンの操縦経験のどちらかが応募条件になっています。ドローン測量士の求人を探しているなら、どちらかを身につけておくといいでしょう。

他にもドローン測量は撮影した映像の編集や解析を行うため映像編集ソフトの知識があると求人でのアピール材料になります。

 

ドローン測量士の求人で求められる測量士、測量士補とは?

 

ドローン測量とはいえ、業務は「測量」です。測量に関する資格を持っていると有利に働くため、取得しておいて損はないでしょう。

測量の資格は2種類あり、「測量士」と「測量士補」です。どちらも国家資格で、毎年5月、全国14箇所で国家試験が行われます。受験資格は特になく、年齢、学歴、実務経験に関係なく誰でも受験できます。

試験内容は筆記試験のみで、測量士としての専門知識と応用能力を問われます。測量士、測量士補の国家試験は難易度が高く、測量士は約10%、測量士補は約20%の合格率という狭き門です。

しかし測量士補、測量士ともに試験を受けなくても、一定の条件をこなせば取得することができます。

測量士補の場合、大学、短大、専門学校のいずれかで測量の科目を履修して卒業するか、国土交通省に登録されている専門養成施設で1年以上測量士補に必要な知識と技能を修得することで、資格取得が可能です。

測量士は、大学、短大、専門学校のいずれかで測量の科目を履修して卒業したのち一定期間の実務経験を経て取得できます。大学卒の場合は1年以上、短大、専門学校卒は3年以上の実務経験が必要です。

測量士補の資格をすでに持っている場合は、国土交通省に登録されている専門養成施設で知識、技能を学んで測量士の資格を取得する方法もあります。

測量士の資格を得るには、国家試験、もしくは学校で学んで実務経験を積まなければいけないので、資格取得は簡単ではありません。

しかし求人によっては測量士の資格まで持っていなくても、測量や建築土木に関する基礎知識や勤務経験があれば良いとしていることもあるため、測量士、測量士補の資格がなくてもドローン測量士の業務をすることは可能です。

少しでも測量の知識がある人は、それを強みとしてドローン測量士の仕事を探せるでしょう。

 

ドローン測量士の求人で求められるドローンの操縦技術

 

測量の資格、知識、勤務経験がない場合、条件として求められるのが「ドローンの操縦技術」です。測量士の知識がなく、資格取得がほど遠いようなら、ドローンの操縦技術を磨いて求人を探すために備えましょう。

日本全国には様々なドローンスクールがあり、操縦技術やドローンの民間資格取得ができます。ドローン測量をするための操縦技術や測量データ解析の方法を学ぶ測量コースを設けているドローンスクールもあり、より実用的な技術を学べるでしょう。

代表的なドローン操縦の資格にはこのようなものがあります。

・JUIDA操縦技能証明

・DJIスペシャリスト

・DPAドローン操縦士回転翼3級

ドローン操縦には国家資格はなく、すべて民間資格です。ドローン操縦に必須なものではありませんが、持っていると操縦技術を証明するものになります。ドローンの操縦経験をアピールする際に、ただ操縦経験があると言うだけより、目に見える資格認定書があるのは強みです。

 

ドローン測量士求人の探し方

ドローン測量士になるために必要な資格や技術を整えたら、次はドローン測量士の求人探しです。

ドローン測量士を含め、ドローン操縦士は比較的新しい分野のため、どこにでも求人があふれているわけではありません。しかしドローンによる測量は広まってきているため、ドローン測量士の求人を目にすることも増えています。

ドローンの操縦技術を持っているなら、ドローン操縦士のクラウドソーシングサービスの求人サイトも活用できるでしょう。自分の持っているドローンの技術や資格を登録して、ドローン測量士としての仕事依頼を募集できます。

また求人サイトで探すなら、「建築・土木」や「測量」に絞って探すと、ドローン測量士の求人が見つけられます。ドローンに関連した仕事に特化した求人サイトもあるので、活用してみましょう。

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