ドローン測量に必要なカメラの基礎知識を解説!測量におすすめのカメラも紹介!

更新日: 2021.11.24 公開日: 2019.01.07
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ドローン測量(写真測量)に欠かせないのがカメラです。ドローン本体に付属しているカメラにも種類があり、後からドローン本体に取り付ける汎用カメラなどもあります。今回は、カメラの種類やドローン測量に必要なカメラの基礎知識、おすすめの測量向けカメラをご紹介します。

目次

ドローンに搭載されているカメラは測量に使える?

ドローンには、もともとカメラが付属しており、取り外しできないもの、取り外し可能で後付けできるものがあります。カメラの種類も、いわゆる使い捨てカメラタイプや、一眼レフなど、いくつかの種類があります。

それぞれ特徴があり、どんな測量をするかによって向き不向きが異なりますが、基本的にはドローンに搭載されているカメラで測量することは可能です。

ただし、後付けのカメラを搭載する場合に注意しなければならないのが、ペイロードを超えないようにするという点です。ペイロードとは、簡単に言えば最大積載量です。

ペイロードを超えたカメラを搭載してしまうと、ドローンがその重量に耐えられないため、測量どころではなくなってしまいます。ドローン測量のために後付けのカメラを搭載する場合は、そのドローンのペイロードに注意して購入しましょう。

 

ドローン測量に必要なカメラの基礎知識とは?

ドローン測量の際、高度、天候、シャッタースピード、しぼり、ISO感度(明るさ)などは知っておきたい基礎知識です。

たとえば、前出の使い捨てタイプのカメラなどは、被写体全体にきれいにピントが合った画像を撮影できますが、高度が高くなると、その精度が落ちてしまいます。逆に光学カメラの一眼レフカメラであれば、高度に関わらず精度の高い静止画を撮影できます。こうしたことから、ドローン測量をするのであれば、一眼レフカメラが有用です。

撮影時の天候を把握することも大切です。同じ地点を同じカメラで測量しても、晴れと曇りとでは撮影できる画像の質に差が出てくるためです。晴れていても日が差し込むことでホワイトアウトを起こしてしまう恐れもあるため、注意が必要となります。

カメラには、光が入り込む量を調節するための穴があります。しぼりなどと言いますが、晴れた日にしぼりを開いたまま撮影すると、光が入りすぎてホワイトアウトしてしまったり、逆に曇りの日にしぼりすぎて画像解析時に欲しいデータが得られなかったりします。

撮影した画像の明るさは、ISO感度という指標で表します。ISO感度を上げて撮影すると、曇りでも明るく撮れますが、画像が粗くなることもあります。

カメラのこうした機能や専門用語などの基礎知識は、ドローン測量に応用できるため、ぜひ身につけておきたいところです。

 

ドローン測量におすすめのカメラ3選!

最後に、ドローン測量におすすめのカメラとドローンを3選、ご紹介します。

「ZENMUSE X4S」

参考価格81,055円

2,000万画素の高画素数、そして最大感度ISO12,800という高性能のカメラです。空撮用ドローンとして開発されたInspire2が持つ、高度な画像処理システムとの組み合わせで、パワフルかつ精度の高い画像処理も可能です。

「ZENMUSE X4S」

参考価格248,000円

Inspire2の画像処理システムとの組み合わせで、2,080万画素のDNG画像を20fpsで撮影することも可能なハイクラスのカメラです。ハリウッド映画レベルのクリアかつダイナミックな映像を撮影できます。

「ZENMUSE X4S」

参考価格593,800円

プロフェッショナルな空撮向けに開発されたドローンがDJIのM600 Proです。ほとんどのZENMUSEカメラおよびジンバルとの互換性があるため、汎用性も高く、最大ペイロードも6kgと幅広いカメラに対応することが可能です。

上記は一例ですが、このようにドローン測量や空撮に適したカメラやドローンは、数多く開発され販売されています。

ドローン本体を含めると数十万円といった費用が必要になりますが、いずれも精度の高い測量が可能となるため、ドローンを使った測量の仕事に就きたい人は、ぜひチェックしておきましょう。

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