ドローン検定とは、ドローンの技能と知識を客観的に評価する資格です。民間資格ですが、ドローンに関する知識を有していることの証明となるため、年々受験者が増えています。そんなドローン検定の申し込みから結果照会、また万が一墜落させてしまったときの対策まで、詳しく見てみましょう。
ドローン検定の受験から結果発表までの流れとは?
ドローン検定は1級から4級に分かれており、2級から4級は年6回、1級は年3回開催されます。開催月の前月の月末を締め切りとして、ドローン検定協会のホームページから申込むことができます。
日本全国の会場で行われるので、最寄りの会場が選べます。なお、各級と会場ごとの申し込みとなっているため、申し込みボタンへ進むときに間違えないようにしましょう。各会場の定員を超えてしまうと締め切り日前に受付が終了することもあります。ドローン検定の受験を決めているなら早めに申し込みましょう。
申し込み後は、受験料を入金します。入金後は申し込みの取り消しや受験会場、日程の変更は一切できません。入金確認後、1週間前後で受験票が郵送されます。受験票の再発行はできず、紛失するとドローン検定を受けられなくなるので、失くさないようにしましょう。
ドローン検定は4択の中から1つを選ぶマークシートのテストです。1問2点、80点以上で合格です。全部で50問なので、40問以上正解しなければいけません。実技試験などはなく、筆記試験のみ行われます。試験当日は鉛筆と消しゴム、受験票を忘れずに持参しましょう。欠席した場合でも、返金や日付振替はできません。
なお、結果発表はホームページで行われ、ドローン検定後10日くらいで合否確認の通知が郵送されます。なお、通知にある受験番号と確認番号を元に、ホームページで結果を調べられます。
結果が合格だった場合のみ、1ヶ月くらいで合格証が発行されます。1級と2級には、合格証の他に合格者ピンバッチが贈られます。
ドローン検定の試験結果を照会してくれるサービスがある!
ドローン検定はマークシートなので、結果は機械で判定されます。合否の結果のみ出力するため、結果発表では個々の採点結果は提示されません。そのため、自己採点でしか何点採ったのかわからない点は留意しておきましょう。
正確な採点結果を知りたい場合は「採点結果照会サービス」を利用しましょう。これは1,500円税別の手数料で採点結果を郵送してくれるサービスです。
ホームページから申込むと手数料の支払いに関してメールが届きます。手数料を支払い受付完了メールが届いた後、2週間以内に採点が行われ、採点結果が郵送されます。
ドローン検定のスタッフが個別に採点をするので、採点結果だけでなく、それぞれの設問の正誤もわかるため、採点結果を知るだけでなく、どの分野が苦手なのか分析する材料にもなります。
ただし、ドローン検定実施より6ヶ月を超えてしまうと、このサービスは申込めないので注意しましょう。
ドローン検定の結果が不合格でもめげない!再受験のポイント
残念ながら結果が不合格だった場合でも、めげずに次のドローン検定に備えましょう。ドローン検定は何回でも再受験ができます。
再受験の良いところは、自分の苦手な分野が判明していることです。まずは、自己採点や採点結果照会サービスを利用して、間違えた設問をピックアップします。単なるケアレスミスだったのか、それとも理解が足りていなかったのかを分析しましょう。
知識不足の分野は、ドローン関連の本を読むことで補うことができます。ケアレスミスが多い場合はドローン検定のテキストを用いて、とにかく問題に慣れるようにします。
練習問題を繰り返し解くことで、ドローン検定の問題形式を把握できます。足りなかった知識を補い、ドローン検定の練習問題を繰り返すことで、次は良い結果が期待できるでしょう。
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