ドローン操縦士としてのスキルや知識を身につけられる学校は、多数存在します。この記事では、ドローン操縦士学校に通うことのメリットやデメリットと併せて、どんなドローン学校がおすすめかを紹介していきます。ドローン操縦士学校選びの参考にしてください。
ドローン操縦士学校に通うことのメリット、デメリット
ドローン操縦士学校というと、自動車学校のように資格や免許を取得できる学校をイメージする人もいるかもしれません。
しかし、2018年7月現在、ドローンを操縦するために必要な資格や免許はありません(ただし、今後、創設される可能性は否定できません)。
ではいったい、ドローン操縦士学校は何のために存在し、通うことでどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?まずはそこから見ていきましょう。
ドローン操縦士学校の多くは、半日〜数日といった短期間でカリキュラムを組んでいます。中には合宿形式で技術や知識を習得するという仕組みの学校も少なくありません。
講師はすでにドローン操縦士としての実績が豊富だったり、多数の民間資格を取得してプロとして活躍している人だったりします。
学校に通うメリットとしては、短期間でドローン操縦士に必要な最低限の技術や知識を身につけられる点、実績ある講師から直接指導を受けることで、独学よりも効率よく学べる点です。
一方のデメリットとしては、費用が比較的高額になりがちな点です。体験といった講義を受講するなら、無料〜1万円程度ですが、本格的な講義を受講するには20万円程度の費用が必要になることが多いです。
また、中には一度に講義を受ける人数が多く、一人一人に十分時間を割いて教えてくれるのか不安に感じる学校もあります。
このように、カリキュラムや料金設定、講義内容などが学校ごとに大きく異なる点を、デメリットと感じる人はいるかもしれません。
ドローン操縦士学校を選ぶ際のポイント
ドローン操縦士学校を選ぶ際、まずは無料体験や無料見学会に参加することをおすすめします。それによって、その学校のさまざまな面が見えてくるからです。
学校や講師の雰囲気、人柄、学校の設備や立地条件(通いやすいか等)といったことを体感できるため、まずは無料体験や無料見学会への参加してみましょう。
そのうえで、カリキュラム内容、費用、カリキュラム修了後にどういったメリットがあるかといった点から、徐々に絞り込んでいくと良いでしょう。
ドローン操縦士学校選びに迷ったらどんな学校がおすすめ?
ドローン操縦士学校は、すでに日本全国に多数存在します。どんな学校を選べば良いのか迷ってしまったときは、次のような学校で絞り込んでみてはいかがでしょうか?
・JUIDA認定学校
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)が認定している学校です。カリキュラムを修了し、資格を申請すると、
「無人航空機操縦技能証明証」
「無人航空機安全運航管理者証明証」
を取得できます。
・DPA認定学校
DPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)が認定している学校です。カリキュラムを修了し、資格を申請すると、
「ドローン操縦士回転翼3級」
「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」
といった資格を取得できます。
もちろん、上記以外にも、個人や法人が運営しているドローン操縦士学校が日本全国に多数存在します。
しかし、上記2団体の認定学校では、ドローン業界でも比較的認知度の高い資格を取得できます。いずれかの資格を取得することで、一定以上の操縦技術や知識を持っていることが客観的に証明されるというわけです。
ドローン操縦士学校選びに迷ったときは、せっかくなら将来につながる資格が取得できる学校に通ってみてはいかがでしょうか?
この記事と一緒によく読まれている記事
-
ドローンショーの仕組みを解説!演出や操縦はどうやっている?
-
ドローンを使ったスマート農業を解説!農業用ドローンの主な用途とは?
-
ドローンの免許(国家資格)の取得には年齢制限がある?何歳から取得できる
-
水中ドローンの操縦に免許は必要?水中ドローンに関する資格を解説
-
ドローンの操縦に無線技士の資格は必要?必要なケースや資格の取得方法を解説!
-
ドローン測量管理士とは?新しく登場したドローン測量の資格を取得する方法を解説!
-
海でドローンを飛ばす際の規制や必要な許可申請は?海で飛ばす時のルールを解説
-
ドローン国家資格の取り方を解説!取るまでの手順や取得期間はどれぐらい?
-
ドローン国家資格の難易度は高い?試験の合格率や勉強時間はどれぐらい?
-
ドローンを使った橋梁点検とは?メリット・デメリットや橋梁点検で使用される新技術を解説!
-
ドローンの目視外飛行は飛行許可が必要?目視外飛行を行う条件や練習方法を解説!
-
100g未満のドローンを飛ばせる場所を解説!チェックすべき法律や飛行ルールは?