ドローンスクールで講習を受ける場合、多くは座学と実技に分かれています。座学では当然教科書(テキスト)を使用することになるのですが、どのような教科書が使われているのでしょうか。また、ドローンスクールに通う前に見ておいた方が良い教科書などはあるのでしょうか?
ドローンスクールで使う教科書はどんな内容?
各ドローンスクールでは、独自のカリキュラムだったり、講習内容だったりを組んでいるため、具体的に「こんな内容の教科書を使用します」という記載はほとんど見かけません。
受講料の欄に単に「教科書代込み」などと書かれているケースがほとんどです。そのため、どんな教科書を使っているかはドローンスクールに通わなければ分かりません。
ただ、その中でもJUIDAが認定しているドローンスクールで「操縦技能証明証」「安全運行管理者証明証」が取得できるコースは「JUIDA指定教科書を使用する」という旨の記載を見かけます。
つまり、JUIDA認定ドローンスクールでは「座学で使う教科書が共通している=どのドローンスクールでも同じことを学べる」ということになります。
おそらくDPA認定ドローンスクールで「ドローン操縦士回転翼3級」を取得できるコースも同じかと考えられますが、DPA認定ドローンスクールでは教科書に関連する特別な記載は確認できませんでした。
ベールに包まれているドローンスクールの教科書ですが、逆にドローンスクールに通う前にチェックしておきたい教科書などはあるのか?という視点から見てみましょう。
ドローンスクールに通う前にチェックしておきたい教科書
ドローンスクールの多くは、全くの初心者でも通えるコースを用意してくれています。教科書も使用しますので、ドローンに触ったことがない、持っていない、知識がないという方も一から学ぶことができます。
とはいえ、事前に教科書で基礎的な部分だけでも勉強しておけば、いざドローンスクールで講習を受けた時に入ってくる情報量や理解度は違ってくるでしょう。
そこで、ドローンスクールに通う前にチェックしておきたい教科書をご紹介します。
その名もずばり、ドローンの教科書(標準テキスト)で、ドローン検定を主催しているドローン検定協会株式会社が発行する教科書です。
ドローン検定3級4級対応ということで、基本的には検定対策用の教科書になりますが、ドローン機体に関する基礎知識、気象と風、基礎力学、操縦者の心得、関連法規など、ドローンスクールに通う前の基礎勉強には十分すぎる内容です。
この教科書は上記公式サイトのほかAmazon.co.jpでも販売しています(2018年2月現在、どちらで購入しても価格は同じく税込2,376円です)。
ドローン検定協会がこれまで発売してきた公式テキストをもとにまとめた教科書で、2015年の改正航空法の内容も含まれている現時点の完全版とも言われていますので、ドローンスクールに通うための予備知識としてぜひとも活用しましょう。
「教科書×ドローンスクールの講習」でライバルに差をつけよう
今回はドローンスクールと教科書についてのお話でした。
ドローンスクールで実際に使用している教科書は、通わなければ内容が分かりませんが、ドローン検定協会が販売しているドローンの教科書のように、一般販売されているものも少なくありません。
ドローンスクールに通う前に教科書で自習しておくことで、基礎的な知識が身につき、より効率的にドローンスクールでの講習をうけることができます。
これからドローンスクールに通う予定がある方はぜひ、教科書を購入して基礎知識を身につけておきましょう。
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