ドローンオペレーターになる方法と、求人の状況は?

更新日: 2021.11.22 公開日: 2018.01.09
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空撮や輸送などでの活躍が進むドローン。その操縦士、ドローンオペレーターになってみたいという方もいるのではないでしょうか。今回は、実際にドローンオペレーターになる方法や、必要な資格、そして実際にドローンオペレーターになるための求人の状況などについて解説していきます。

目次

ドローンオペレーターになるために必要な物とは

ドローンオペレーターというと、なにか特別な免許や資格が必要ではないかと思われがちです。しかし、実際にはドローンオペレーターになるために、資格や免許などは必要ありません。つまり、ドローンを操縦する技術と、撮影などの目的に沿った機体さえあれば、誰でもドローンパイロットになることができるのです。

ただ、資格が必須ではないにせよ、スキルや知識が不十分なままが始められるという訳ではありません。

例えば、日本では、ドローンを飛行させることのできる空域はかなり限定されています。そのため、それ以外の空域で飛行させる際には、国土交通省へ申請し、特別な許可をもらうことが必要です。しかし、その審査を通過するためには高い操縦技術や、専門知識、そして長時間の飛行の経験が必要です。

具体的には、GPSを使用せずとも安定した飛行をさせること、10時間以上の飛行訓練を実施すること、などといったある程度の難易度の条件が課せられます。

 

認定資格を取得して技術をアピール

前項で、ドローンオペレーターになるために特別な免許や資格は必要ないとお話しました。しかし、免許や資格が必要ないとはいえ、技術や知識、経験が必須となる職業です。ドローンオペレーターの事業を始めると、個人の技能が仕事の受注数や、ドローンオペレーターとしての求人合格に大きく関わってきます。

そのため、新規でドローン事業を始めたり、ドローンオペレーターの求人に応募したりする際には、その技術や知識の証明として、ドローン関連団体の発行する認定資格を取得することをオススメします。

代表的な例を挙げると、DJI JAPAN株式会社、一般社団法人ドローン操縦士協会、一般社団法人日本UAS産業振興協議会などの発行する技術認定資格などです。

資格を取得する際に、それなりの費用がかかってしまいますが、これらの資格を保有することは、自分の技術をアピールする上での武器になります。

 

ドローンオペレーターの実際の求人は?仕事はある?


現在、個人事業でのドローンオペレーターの求人は、イベントや景観の空撮、測量、建設現場のサポートが主になっています。

実際、ドローン技術は近年急速に発展してきたばかりで、高まっている期待の割にまだドローンオペレーターに関する求人は多いとは言えません。現在見られる求人も、土木、測量技術や撮影技術など、操縦技術以外の技術も求められる場合がほとんどです。

しかし、ドローンオペレーターとしての求人は、それだけではありません。急速に発展の進むドローン技術に伴い、全国でドローンスクールなどが設置され、その運営の補助やインストラクター補佐としての求人も増えてきています。

 

まとめ

ドローンオペレーターは、特別な資格や免許が必要なく、操縦技術と必要な機体さえあれば誰でも始めることができます。しかし、ドローンの実用化は始まったばかりで、実際の収入面の充実はまだ追いついておらず、ドローンオペレーターの求人の量も多いとは言えません。

また、ドローンの技術だけではなく、土木施行や測量、撮影など様々なプラスαの技術が求められているのも現状です。

しかしながら、ドローンは撮影、輸送など様々な分野での利用が研究されており、これらの現場ではますますドローンの活用の機会が増えていくと思われます。これからドローン市場が拡大していくことにより、ドローンオペレーターの求人も増えていくのではないでしょうか。

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