ドローンは基本的に安全な製品ではありますが、操作によっては墜落などのリスクがあります。また、安価なドローンでは衝突などの可能性もあり、あまりに安すぎるドローンは安全性に疑問が残ります。
安全にドローンを飛ばすには、そこそこの値段のものを
ドローンが衝突してしまうと、飛行中はかなりのスピードが出ていますので、ドローン同士で衝突したり、木や建物などにぶつかったりすると大変なダメージを受けることになります。そうなると、壊れることは必須です。ドローンは衝突して壊してしまったらもうどうしようもなく、次の新しいドローンを買うほかありません。
そこでおすすめなのが、ある程度の値段がする安全性に配慮されたドローンを買うことです。1万5,000円ぐらいの製品が良いでしょう。入門機であっても、数千円のものは止めたほうがよく、そうした格安ドローン、激安ドローンは衝突して壊れるか、操作不能になって行方不明になってしまう可能性もあります。
ある程度の値段のドローンであれば、衝突してもフレームが衝撃を吸収してくれます。ドローンのカメラやプロペラがむき出しになっているタイプだと難しいのですが、箱型や骨組みが外に出ているタイプのドローンであれば衝撃を吸収するので、衝突してもカメラが無事です。
そうしたタイプのドローンは、カメラとボディを守ってくれるので、大切な映像が壊れなくて済みます。衝突して映像がなくなっては一大事なので、安全に飛ばすためには、なんといっても頑丈なタイプのドローンを選ぶことが肝心です。
ドローンにはもともと安全設計がなされたものもある
高級ドローンになると、もともと安全設計がなされているものもあります。しかし、お値段が10万円台と高く、かなりの出費となります。一方でドローンの安全設計としては、衝突回避の機能がついているものがあります。たとえば、飛行中の建物などを数百メートルに渡って検出し、避けながら飛ぶことができるのです。
こうした優れたセンサーがついているタイプのドローンは、どうしても高くなります。しかしドローンを安全に飛ばしたい、そして映像を確実に残したいと思うのであれば、惜しみなく出費するべきでしょう。高級ドローンは映像もきれいですし、迫力が違います。
また、GPSなどから自動で場所を分析し、撮影が終わったらそのままホームに帰還してくれる機能もあります。高級ドローンを買っておけば、安全性だけでなくさまざまな面でメリットがあります。
安全性に完璧はないが、できる限り操縦可能なタイプを選ぶ
国土交通省は、ドローンの安全性に関する調査を行っており、その中で制御不能になり墜落したというケースも多数報告されています。特に民家などに墜落するケースが多く、非常に危険です。ドローンは小さいといっても鉄の塊なので、高所から落ちると危ないことこの上ない存在です。
そんなドローンの安全な飛行を心がけるには、まず衝突のときと同じように、ある程度の価格帯のドローンを買う必要があります。安価なドローンは制御不能になりがちで、すぐにおかしな方向へ飛んでいってしまう可能性もあります。ただなくすだけなら良いのですが、民家に墜落などしては大惨事になりかねず、非常に危険です。
特に今は安価なドローンが発売されており、3,980円程度出せば、初心者向けのドローンを購入することができます。しかし形は小さく、コントロールしづらいのが現状です。そのため、制御不能で危ないところまで飛んでいくケースが多いのです。
ドローンを安全に飛ばすためには、まずあまり民家がないところで飛ばすことが大切です。国土交通省では、混み合った住宅街での飛行を禁じていますので、そうしたルールも守る必要があるでしょう。しっかりとルールを守って、法律に違反しないようにしなくてはなりません。
ドローンの安全性は、ドローンの価格と比例するところがあります。もちろん、操縦する人の腕もあるのですが、基本性能があまりに劣っているドローンは、安全性の面からは選ぶべきではありません。性能が高いドローンを選んで、安全に飛ばしましょう。
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