ドローンとは無人航空機のことですが、個人での使用では、手軽な空撮用機器として使用されることが多くなってきています。そんなドローンには現在、スマホを使って簡単に操作することができるものもあるのです。この記事では、空撮用ドローンについて詳しくご紹介します。
空撮ドローンのコントロール方法は2種類
空撮用のドローンをコントロールする方法は大きく分けて遠隔操作とプログラミングによる自動飛行の2種類があります。さらに、遠隔操作の中にも2種類あり、プロポと呼ばれるコントローラーを使用して従来のラジコンのように操作する方法と、WifiやBluetoothを用いてスマホやタブレットと接続する方法があります。
空撮ドローンとスマホをつなげる手順とは?
ドローンはスマホを使えば直感的な操作が可能です。使い慣れた自分のスマホでドローンを操作できるのも便利ですね。しかし、最初はスマホとドローンの接続方法がわからずに困ってしまうケースもあるかもしれません。ドローンとスマホの接続方法には、Wifiを使う方法とBluetoothを使う方法がありますが、実はどちらの接続方法もとても簡単です。
Wifi、Bluetoothのいずれを使う場合も、まずは専用アプリをダウンロードします。次にドローンの電源を入れます。Wifiの場合は、スマホの設定からWifi設定を選び、ドローンのWifiを選択します。Bluetoothの場合は、スマホのBluetooth設定からドローンを選びます。これでドローンとスマホが接続されます。あとは最初にダウンロードした専用アプリを起動して、ドローンを操作するだけです。
ドローンでの空撮をスマホで行いたいなら!おすすめのドローンはコレ
ここでは、スマホ操作可能な空撮ドローンの中でも、おすすめのドローンを4つご紹介します。
Tello(テロー)
Telloはドローン大手のDJI社のミニドローンで、インテル社とのコラボによって開発された製品です。手のひらサイズで重量は80グラムと軽く、大容量バッテリーを搭載しており、最大13分間の長時間飛行が可能なドローンです。
DOBBY(ドビー)
DOBBYはZerotech社の自撮りに特化したミニドローンで、こちらも手のひらサイズ、重量は199グラムです。9分間の飛行が可能です。このドローンは4Kカメラ搭載のため、驚くような美しい写真、動画が撮影可能であることが特徴です。
SPARK(スパーク)
SPARKもDJI社のミニドローンです。サイズは手のひらサイズよりも少し大きく、重量は300グラムと少々重めで、最大飛行時間も16分と長いです。さらに、手や腕の動きを認識するので、ジェスチャーによる操作ができることが特徴となっています。きれいな写真、動画が簡単に撮影でき、カラーバリエーションが豊富なのも人気の理由の一つです。
Air Selfie(エアーセルフィー)
自撮り特化型の超小型ドローンです。手のひらサイズよりも小さく、重量はなんと61グラムと超軽量です。飛行時間は3分間と短いですが、スマホケースにもなる充電器内蔵ケースが付属しているため、スマホと一緒に持ち運び、自撮り棒のようにいつでもどこでも自撮り空撮できるのが特徴です。
プロポでも、スマホでも、ドローン飛行による空撮の注意点は同じ!
実際にドローンを飛ばすにあたって、どのようなことに注意したら良いのでしょうか。ドローンを飛ばす際の注意点は、プロポ(コントローラー)でもスマホでも同じです。
国土交通省は200グラム以上のドローンに対して、航空法によって規制対象区域としている空港などの周辺、人口集中地区、150メートル以上の高さの空域での飛行を原則禁止しています。
また、その他にも、飛行場所にかかわらず、ドローンの飛行ルールとして以下のようなことがあげられています。
・日中に飛行させること
・目視範囲内で飛行させること
・人や物との間に30メートル以上の距離を保つこと
・多数の人が集まるイベントの上空で飛行させないこと
・爆発物など危険物を輸送しないこと
・ドローンから物を投下しないこと
上記の規制対象区域で飛行させる場合や、飛行ルールによらずにドローンを飛行させる場合には、あらかじめ地方航空局長の許可が必要となり、違反した場合は50万円以下の罰金が課せられる場合があるので注意しましょう。
航空法の他にも小型無人機等飛行禁止法、道路交通法、民法、電波法など、ドローンに関わる法律があります。実際にドローンを飛ばす前に、しっかりとそれらも確認しておきましょう。
ドローンを飛行させたり、空撮によってきれいな写真や動画をとったりすることは非常に楽しいものです。しかし、ドローンを飛ばすにあたってのルールや法律もたくさんあります。しっかりとルールを確認しておき、安全に楽しくドローンを使うようにしてください。
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