ドローンを選ぶときに気になることの1つに、バッテリーの持続時間があります。空撮映像を撮影する上で、バッテリーの持続時間が長ければ、より長時間の撮影が可能となります。さらに、ドローンの価格とバッテリーは、比例する関係にあるのです。今回はドローンのバッテリー持続時間についてまとめていきます。
ドローンのバッテリーの特徴とは?
ドローンに使われているバッテリーは「リチウムポリマーバッテリー」というものです。このバッテリーは、携帯電話などにも使われている「リチウムイオンバッテリー」の仲間のようなもので、構造としては同じです。
「リチウムポリマーバッテリー」の特徴としては、①軽量、小型なのに大容量②自己放電が少ない③メモリー効果がない④電圧が高い(高出力)、といったものがあります。バッテリーとしては、高スペックのものといえるでしょう。
しかし、ドローンに使われているバッテリーに関しては、衝撃に弱く、充電の管理がシビアというデメリットもあるので、使用する上では注意しなければいけません。具体的には、過充電をしないことや、満充電や使い切った状態で保管をしないという点を意識しなければなりません。
1万円以下で買えるトイドローンのバッテリー持続時間について
ドローンは安いものでは、1万円以下で購入することができます。簡易的な空撮を楽しむこともできるのですが、この価格帯のドローンのバッテリー持続時間はどれくらいでしょうか?
ここでは、1万円以下で購入できるトイドローンのバッテリー持続時間を見ていきます。
1.GoolRC RC ラジコン クアッドコプター
5,000円程度で購入できるこちらのトイドローンでは、60分間の充電時間で、5分から9分の飛行が可能です。バッテリーとしては「3.7V 780mAh 20Cリポ」が使われています。
2.HolyStone ミニドローン
安価なトイドローンが人気の「Holy Stone」のこちらの商品は6,000円程度で購入できるのですが、約5分の飛行が可能となっています。
3.アリス 室内室外ミニドローン
5,000円程度で購入できるこちらのミニドローンは、約4.5分の飛行が可能です。バッテリーには、「3.7V 200mAh 25C Li-Po バッテリー」が使われています。
5万円以上の本格派ドローンのバッテリー持続時間はどれくらい?
次は、5万円以上の本格的なドローンのバッテリー持続時間を見ていきましょう。安価なトイドローンと比較してどうなっているのか注目です。
1.PHANTOM 4 PRO V2.0
プロも愛用するハイエンドドローンでもある「ファントム4プロ」ですが、バッテリーには、「6000mAh 2S LiPo」が使われており、飛行時間な約28分とされています。カメラの画質や性能を考えると、この飛行時間は非常に優秀です。
2.MAVIC PRO
ミドルグレードのドローンでもあるDJIの「マビックプロ」ですが、「2,970mAh」のバッテリーが使われており、約30分の飛行が可能となっています。
3.ANAFI
フランスのドローンメーカーParrotの「ANAFI」では、最大25分間の飛行が可能になっています。
4.Hubsan H501S X4
練習用にちょうどいいトイドローンとして人気の「Hubsan H501S X4」ですが、「7.4V 2700mAhリポバッテリー」を使っており、15分ほどの飛行が可能です。また、こちらのドローンは自動帰還機能もある便利な商品です。
ドローンのバッテリーを長持ちさせるコツは?
ドローンのバッテリーは、管理および使用方法によって寿命が異なってきます。ここでは、バッテリーを長持ちさせるコツをまとめていきます。
ドローンのバッテリーは基本的に使用によって劣化していきますが、それ以外の要因でも消耗することがあります。例えば、使う予定がないのに満充電にしていると、過充電によってバッテリーを痛めてしまうことがあります。
その他にも、温度管理や保管方法などでも長持ちさせることができます。ドローンを使わないときには、バッテリー残量50%~60%を目安の状態にしておくことをおすすめします。
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