ドローンは大型化、小型化の両方が存在しており、産業用は大型化されたものが、ホビー用は小型化されたものが次々と登場しています。この記事では、その中で「最小」と言われるカメラを搭載したドローンを紹介していきます。
カメラ付きの最小ドローンとは?機能やスペックを紹介!
2018年9月現在、カメラを搭載したドローンの中で世界最小のドローンと言われているのは、TRNDlabsの「SKEYE Nano 2」です。
通常のカメラを搭載しているバージョンと、FPV(First Person View=一人称視点)に対応しているバージョンがあり、参考価格は、それぞれ次のようになります。
「SKEYE Nano 2 Drone with Camera」(カメラを搭載しているタイプ)
「SKEYE Nano 2 FPV Drone with Camera」(FPVに対応しているタイプ)
寸法はおおよそ4.0cm×4.0cm×2.2cm、重さもわずか17gほどという、指先に乗せることもできるほど超極小のドローンです。
ホビードローンであり、まるでおもちゃのように思う人も多いかもしれませんが、そのスペックを見てみると意外と充実していることが分かります。
カメラ付き世界最小ドローンの特徴
「SKEYE Nano 2」は、超極小ながらかなり充実した機能を搭載しています。
まずは、安定した飛行を実現させる6軸ジャイロが搭載されています。特に風に流されやすい軽量・小型ドローンにおいて、6軸ジャイロの搭載はほぼ標準的になってきていますが、「SKEYE Nano 2」もしっかり対応しています。
なお、周波数は2.4GHzのため、日本でも電波法に抵触せず、安心して使うことができます。飛行時間は最大5分、充電時間は約30分ですので、少し遊んで少し充電して、といったように繰り返し飛ばすことが可能です。
肝心のカメラですが、「SKEYE Nano 2」では2メガピクセル(1280×720)のカメラが搭載されています。
小型カメラというと撮影できる映像のクオリティが心配になる人もいるかもしれませんが、一般的なホビードローンと同じような、しっかりした映像を残すことができるでしょう。
超極小ならではのポイントとしては、プロポ(コントローラー)の左右のレバーの間に、「SKEYE Nano 2」本体を収納できてしまう点です。
プロポ自体が小さいため、シャツの内側の胸ポケットに入れたり、ズボンのポケットに入れたりして持ち運ぶことができます。
そんな「SKEYE Nano 2」の中でも、特に今注目を浴びているのは、FPVに対応しているタイプです。
Wi-Fiが搭載されているため、Android、iPhone、iPadといった端末でアプリを通して操作することができます。ドローンに搭載されているカメラとペアリングすることで、FPVが手軽に楽しめます。
ほかにも、自動離着陸機能が搭載されていたり、初級、中級、上級まで3段階のモードを選択したりすることも可能です。
上級モードでヘッドレスモードに切り替えれば、操縦者から見た前後左右でドローンを動かすことができますので、容易に操縦することができます。
このように、超極小・超軽量にも関わらず充実した機能が満載のドローン、それが「SKEYE Nano 2」です。
カメラ付き世界最小ドローンなら誰でも気軽に楽しめる
TRNDlabsの公式サイトでは、「SKEYE Nano 2 FPV」が通常129.00ドル(1ドル110円換算で14,190円)のところ、69.00ドル(同7,590円)で販売されています。
※2018年9月時点での価格です。価格は変更になる場合がありますので、最新情報はTRNDlabs公式サイトにてご確認ください。
ドローンが初めてという人でも、自動離着陸機能やヘッドレスモードなどを使うことで簡単に操作できます。
まずはドローンがどんなものか試してみたい、アウトドアで楽しめるドローンを購入したい、という人はチェックしてみてはいかがでしょうか?
ただし、風に飛ばされやすいため、屋外で飛ばすときは天候や周辺環境には十分注意しましょう。
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