静岡県は海や山といった自然が豊かで、ドローンを飛ばすのに魅力的な環境が揃っています。しかし、静岡県や各自治体、施設の管理者などによる規制もあるため、誰もが自由にドローンを飛ばせるわけではありません。今回は、静岡県でドローンが規制されている場所や、禁止エリアの調べ方などを解説します。
静岡県でドローンが規制されている場所とは?
富士山、下田、南伊豆など、魅力的な自然が豊富な静岡県。そんな場所で、ドローンを飛ばして空撮したら、素敵な映像が撮れるのでは?と思う人も多いかもしれません。
しかし、魅力的な観光地はそこを訪れる人も多く、環境保全の意味も込めて、ドローン利用にも規制が敷かれていることが少なくありません。
静岡県の代表的なドローンの規制を紹介します。
静岡県営公園
静岡県が管理する、笠山総合運動公園、浜名湖ガーデンパーク、遠州灘海浜公園、小吉田公園、富士山こどもの国、草薙総合運動場、愛鷹広域公園の7箇所すべてで、ドローンの飛行を規制しています。
海水浴場
海水浴のシーズンに限定しているところがほとんどですが、白浜中央海水浴場、白浜大浜海水浴場、外浦海水浴場、九十浜海水浴場、鍋田浜海水浴場、多々戸浜海水浴場、入田浜海水浴場、吉佐美大浜海水浴場、田牛海水浴場の9施設でドローンの飛行を規制しています。
富士山
富士登山オフィシャルサイト「富士山でのドローン・パラグライダー等の使用について」では、ドローンを禁止するとまでは書かれていませんが、控えるように注意を促しています。
上記は一例ですが、このように静岡県では公園、海、山などの施設でドローンの飛行を禁止しています。
静岡県のドローン規制対象エリアの調べ方
2018年10月現在、航空法ではバッテリーを含めた機体重量が200gを超えるドローンについて、「空港等の周辺の上空の空域」「人口集中地区の上空」「地表や水面から150m以上の高さの空域」での飛行を規制しています。
安全性を確保した上で、事前に地方航空局長の許可を受けなければなりません。200g未満のドローンは規制対象外ですが、やはり危険なため、できれば控えた方が良いでしょう。
特に気をつけたいのが「人口集中地区の上空」です。明確な境界線がないため、うっかり禁止地区に進入してしまうことがあるかもしれません。
静岡県で、自分がドローンを飛ばそうと思っているエリアが規制対象かどうかを調べるには、国土地理院の「地理院地図」が便利です。
なお、人口集中地区とは、総務省統計局が5年ごとに実施している「国勢調査」の結果を受けて設定されています。次回調査後に境界線が変わる可能性があるため、最新情報を常にチェックしておくことが大切です。
また、静岡県には空港や自衛隊基地といった施設も多くあります。
規制されていない場合でも、そうした施設の周辺は重大な事故につながる恐れもあるため、飛ばすときは事前に施設の管理者、静岡県、警察、管轄する自治体などに確認しておくことをおすすめします。
静岡県で規制を気にせずドローンを飛ばすなら
ドローンに対する規制が多い印象がある静岡県ですが、もちろん安心して飛ばせる練習場もあります。一推しは、「あさぎりフードパーク富士山スカイグラウンド」です。
富士山の名がつくことからも想像できるように、富士山を間近に見ながら、およそ15,000坪もの広大な敷地の中でドローンを飛ばすことができます。
トイレ、レストラン、売店など施設も充実しており、半日2,000円、1日利用しても3,000円という安さもあって、人気のドローン練習場となっています。スクールも開講しているので、興味がある人は申し込んでみてはいかがでしょうか?
静岡県で規制を気にせずドローンを飛ばしたい人はぜひ、こうした施設もチェックしてみてください。
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